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コラム

2015年05月20日 更新

ゴールではなく、「日々をどう過ごすか」に焦点をあてるべき3つの理由

スタンフォード大学やGoogleなどで講演を行うジェームス·クリア氏が発信した「Forget About Setting Goals. Focus on This Instead.」(直訳:目標を設定することを忘れよ。その代わりにこれを中心に行いなさい)という記事が、多くの人に考えるきっかけを与えているようです。

1:目標を持つと、今の幸福度を減らすことになる。

目標に向かって何かを行うときは、「自分はまだ十分ではないけれど、目標を達成したとき、私は自分に満足できるようになる」と言っているようなものです。

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この考え方の問題点は、次の節目に達するまで、幸福でも、成功してもいないと自分で自分に言い聞かせていることです。「目標を達成できれば、幸せになれる。目標を達成できれば、成功したということなんだ」と。

解決策:「目標」ではなく「プロセス」に集中する。

目標を設定すると、あなたに大きな負担がかかります。例えば私が今年の目標を「2冊の本を書く」にしたとしたら、きっとストレスで疲れきっていたでしょう。

しかし私たちは、大抵こうした行為を繰り返しています。ダイエットのため、ビジネスで成功するため、またはベストセラー小説を書くために、あらゆる目標を課し、自分自身に不要なストレスを与えているのです。そうやって大きな目標に向かって悩むより、日々どう行動するかのプロセスに焦点をあて、その行動スケジュールを守り続けるほうが、よっぽど物事をシンプルに考えられますし、ストレスも軽減されます。

「目標を達成する」という先の成果を求めるより、行動することにフォーカスすれば、「今」という時間を楽しみながら、望んだ結果も得られます。

2:目標を持つことは、長期的な進展の邪魔をする。

目標を持てば長期的にやる気を維持できると思うかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
ハーフマラソンのトレーニングを例に考えてみましょう。
多くの人は、数ヶ月間は一生懸命運動を行いますが、レースが終わるとすぐに練習をしなくなります。彼らの目標は「ハーフマラソンを完走すること」であり、それを達成してしまえば、目標はもはや彼らにやる気を与えてくれません。

これまでの厳しい練習やトレーニングが、すべて特定の目標達成のためだとしたら、それを実現した今、やる気にさせるものは残っているでしょうか。

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多くの人は目標に向かって一定期間は突き進めますが、達成したらやめてしまい、また別の目標を設定してそこに目指して走り出す…いわゆる「ヨーヨー効果」が起きてしまっています。こんなことを繰り返していても、長期的に見れば大きな前進は望めません。

解決策:すぐに結果を出そうとすることをやめましょう。

私は先週、ジムでのトレーニングが残り1セットにさしかかる直前、バーベルを持ち上げると、刺すような痛みを足に感じました。とはいえ酷い痛みではなく、ケガもしていないようです。終わる直前だったので疲れたのだろうと思い、そのまま続行して終わらせる気でいました。しかし私は、これから先の人生を健康的に過ごすために今運動しているのだと思い直し、トレーニングを途中で切り上げました。

このような状況になったとき、目標を達成することをベースにしていると、無理に運動を最後までやって目標(この場合は、トレーニングメニューですね)を達成しようとするはずです。トレーニングをこなす、という目標が達成できなければ、失敗したように感じてしまうでしょう。

しかし、全体の構成(システムベース)を基準に考えていれば、トレーニングを中断しても凹まないはずです。システムベースで考えると、特定の数字にこだわったりはしません。プロセスや行動に着目し、これから先もトレーニングを続けるにはどうすべきかを第一に考えられます。

長期的に運動を続けていけば、いずれは大きなダンベルも持ち上げられることでしょう。システムベースが、目標よりも貴重である理由は、そこなのです。目標は、短期的な結果に関してのものであり、システムベース思考は、長期的なプロセスを重視しています。したがって、プロセスを重視した方が良いのです。

3:目標はあなたがコントロールできないことを、コントロールさせようとする。

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悲しいかな、未来は予測できません。しかしゴールを設定するたびに、私たちはどこへ向かっているのか、いつ達成できるかを予測しようとします。その道の途中で、どんな状況が待ちわびているのか分からないにも関わらずに。

解決策:定期的なフィードバックをもらいましょう。
毎週金曜日に、私はビジネスをする上で最も重要な指標をスプレッドシートへ15分かけて記入しています。(Webサイトの訪問者のうち、無料のニュースレターに登録してくれた方の割合を示すもの)普段はこの数字を気にしませんが、このように毎週、サイトの動きを確認することが定期的なフィードバックとなり、自分がうまくやれているかどうかの確認ができます。私の場合、この数字が下がれば、もっと質の良い情報を発信しなければいけないと知ることができます。

フィードバックをもらうことは、良い方法を構築する上でとても大切です。これがあれば、何が起きるか予測しなくても、様々な要素を追跡できます。そう、未来を予測しなくても、軌道修正が必要になったらすぐに把握できる方法を作り出してください。

出典:jamesclear

かなり長めの文章でしたが、「目標に向かって頑張る」ことが良いと思う方が大半の中、この考え方は非常に斬新だったのではないでしょうか。

ジェームス·クリア氏は「私は決して、目標が役立たずだと言うつもりはありません。目標は方向性を示してくれますし、短期的に見るとやる気の後押にまなります。」とも語っています。しかし、「目標がなくて困った」という悩みを持つ方には、この考え方、新しい発見がありそうですね。

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