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2015年06月02日 更新

【水不足をなくせるか?】空気から水を作りだす「Warka Water」が世界を救う

世界では、いまでもなお約7億6,800万もの人に「安全な飲み水」が行き届いていません。

そして5歳以下の子どもたちが毎日1,400人以上死亡しています。それも「水」が原因でかかる病気でです。

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水不足を解決する方法の1つとして「井戸」を掘ることを思いつくかもしれませんが、例えばエチオピアの岩盤台地に深さ500m近くの穴を開けるにはコストがかかりすぎます。

費用をかけて掘れたとしても、水を汲み上げるためにはポンプが必要で、安定的に電力を供給し続けなければなりません。

今までこの手法は現実的ではなかったのです。

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こうした状況を変えようとしたのが、デザイナーであるアルトゥロ・ヴィットリ氏。エチオピアの自生する樹木「ワカ(Warka)」の木からヒントを得てとある給水塔を思いつきます。

それは、空気から水を作り出す給水塔「WarkaWater(ワルカウォーター)」です。

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電力が必要ないこの給水塔は、高さ9メートル、重量は39kg、1日におよそ100リットルの飲用水をつくりだします。1日に1台で100リットルもです。

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なぜこんなことが可能かというと、給水塔の内部にあるナイロンとポリプロピレンの繊維でできた網でまずは大気中の水分を取得します。その網についた露の水滴を繊維を伝わして給水塔の土台部分にある容器に水を集めるという仕組みです。

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このタワー自体もいぐさや竹でできており、大人が4人いれば簡単に持ち上げられメンテナンスや移動も簡単にできるのが特徴です。

WarkaWaterの場合、給水塔の製作費用は1基あたりおよそ550ドルで、4人で作業すれば1週間以内で完成させることができるそうです。

Warka Water(英語)

水に変わる瞬間(9秒)

現在、エチオピアの農村で実現できるようこのプロジェクトは進行中です。

世界から水不足がなくなれば、水を巡る戦争がなくなり、明るい未来が待っているかもしれません。

Proyecto WARKA: Torres de Bambú que recogen Agua Potable desde el Aire
A Giant Basket That Uses Condensation to Gather Drinking Water

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