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2015年08月14日 更新

「クチバシが折れたワシを救ってあげたい!」考え出したその方法とは?

カナダのブリティッシュコロンビア州・トフィーノで起こった悲しい出来事です。

この付近一帯で暮らす住人達はある日、真昼間に銃声が響きわたるのを耳にしました。
何事かと音が聞こえた方へ駆けつけた人々は、一台のSUVが走り去るのを目撃します。
そしてそこに残されていたのは・・・。

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出典:finestdope.com

クチバシの折れたワシ

銃で撃たれたと見られるハクトウワシが発見されたのです。
写真のようにクチバシのつけねから大部分が無くなり、かろうじて細く残った部分でつながっているという、なんともひどい状態でした。
これでは野生で生きていくことは難しいでしょう。
見つけた人たちは、the North Island Wildlife Recovery Centreという野生動物を保護する非営利団体に助けを求めます。

しかし、ワシのあまりの悲惨な状態に、獣医は安楽死を勧めます。
ボランティア達は「なんとか生き延びてほしい」と必死に世話をし、回復への道を模索しました。

そんな中、「元通りの状態にしてあげたい」と一人の歯科医が名乗り出ます。

クチバシのギプスを作ってあげよう

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出典:finestdope.com

歯科医であるブライアン・アンドリューズさんは、クチバシを補強するギプスを作ることを思いつきます。
歯科技工士が用いるろう型でそれを作り、ワシにつけてあげたのです。
残った本来のクチバシの部分の色に近づけてあげるために、黄色に近い色にするという配慮までしています。

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出典:finestdope.com

これでワシも撃たれる前と同じように、魚などの獲物を捕ることもできるようになりました。
残念ながら、このワシはもう亡くなってしまったようですが、新しいクチバシをもらってから7年間生きたそうです。

動物に行われる虐待のニュースがとても多く、胸が痛みます。
しかし、窮地に陥った動物を助けている団体や善良な人たちがたくさん存在することも忘れずにいたいですね。

このワシのお話は何年も前のことですが、最近ジンバブエの人気のライオン・セシルがアメリカ人歯科医によって「トロフィーハンティング(スポーツ狩猟)」で殺害されたことを受け、再び話題にされているようです。
「動物を助ける歯科医師だって存在するのだ」というメッセージと共に、色々な国でシェアされているストーリーをご紹介しました。

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