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2015年08月19日 更新

【心の悲鳴を和らげる】発言中の被害者に寄りそう「裁判所犬」の存在

裁判での証言は、容疑者の刑期確定を非常に大きく左右するもの。被害者の証言ともなると、より大きな発言力を持っています。

ですが、被害者が常に大きな声で、本当のことを発言できるとは限りません。

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出典:courthousedogs.com

性的暴行、虐待……大事な人が目の前で犠牲になった事件…その恐怖が大きいほど、うまく発言できなかったり、本当のことを思い出すことさえ苦しい場合もあるでしょう。容疑者だけではなく、周囲の人の目や意見にも、恐れてしまう人だって存在します。

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出典:boredpanda.com

時には、幼い子供が発言しなければいけない。そんな場合もあるのです。

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過呼吸や激しい動悸、めまいに襲われて倒れてしまう人もいる。フラッシュバックに悩む人もいる…。そんな被害者の方々が、少しでも落ち着いて裁判で発言できるよう、心が乱されないようにと、今注目されているのが裁判所犬(Dogs in the Courthouse)。

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特別な訓練を受けたこの犬たちは、裁判の間中、被害者の足下にじっと寄り添い続けます。

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時には不安な表情を優しい瞳で見つめ、ときには頭をなでてもらい、抱きしめてもらうこともあります。

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そうすることで、被害者の心が少しでも落ち着くように。

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出典:courthousedogs.com

海外と日本とは裁判のルールが多少違う部分もありますが、他人の発言が裁判を大きく翻してしまう可能があるのはどこも同じ。他人のサポートが介入しづらい問題は、どの国でも同じでした。

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出典:courthousedogs.com

一人で立ち上がり、大きな声で発言しなければいけない被害者の方々。誰かの温もりを感じながらそれができれば、どれだけ心強いでしょうか。

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出典:boredpanda.com

裁判所犬は、そんな被害者の方の心のケア役として生まれました。

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出典:boredpanda.com

2004年頃から裁判所犬の訓練を始めたアメリカでは、現在28州、87匹の犬が裁判所犬として活躍中。そしてその存在意義も、少しずつ人々に認知されてきています。

courthousedogsというサイトではこの裁判所犬の寄付を募っており、アメリカでは多くの人がこの活動を支援しています。

裁判員制度が導入されるなど、近年、日本の裁判の在り方も少しずつ変化しています。このような活動がもし日本でも広まると、より良い方向へと変わるきっかけになるかもしれません。実際の導入には様々な課題もありますが、まずはあなたが、被害者の方はそれほど裁判で苦しい想いをしていること、そしてそれを緩和するひとつの方法として、裁判所犬がいることを、ぜひ知っておいてください。

出典:courthousedogs

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