「いいな」を届けるWebメディア

コラム 感動

2015年09月22日 更新

【73年間、愛し合ってきた夫婦のお話】2人が最後に選んだラブソング

93歳のローラさんは、「最後を迎えるときを安らかに過ごす」ことを目的としたホスピスという施設に入所しています。

01

「もう間もなく」

そう医師の判断が下されたとき、ローラさんのベッドには家族がみんな集まってきました。もちろん、70年以上一緒に連れ添った、夫のハワードさんも。

92歳になるハワードさんは、車椅子を引き、もう自力ではなかなか立ち上がれないはずの体をベッドへ近づけ、ローラさんのそばに寄り添います。

ilove

ずっと笑って話しかけるハワードさん。「愛しているわ」と、何度も語りかけるローラさん。

しかし実は、ハワードさんは耳がほとんど聞こえていない状態。一方ローラさんは黄斑変性症を患い、目がほとんど見えていません。そんな2人が最後の瞬間に選んだのは、音楽をかけて、「思い出の歌を歌う」こと。

「You’ll Never Know」

この歌は、ハワードさんが第二次世界大戦で戦地に向かっていた間ずっと、ローラさんの心のよりどころになっていた歌。1940年代に歌われていた、ラブソングです。

戦後も二人にとって思い入れの深い歌となり、2人でよく歌っていたそうです。結婚の50周年記念で2人でデュエットしたことも、家族みんなの大切な思い出。わずかに残った聴覚と視覚で、「歌」で懸命にお互いの想いを近づけています。

04

ずっと、ずっと愛し続けてきたことが、今日までこの2人のことを知らなかった私たちにも、十分に伝わってきませんか。悲しいシーンのはずなのに、どこか胸があつくなる、とても素晴らしい瞬間の映像です。

この映像を撮影したのは、孫のエリンさん。本当に自慢で憧れの、おじいさんとおばあさんだったのでしょうね。SNSにアップした映像は、瞬く間に人々の心を動かし、多くの人から「感動した」という声が届いています。

大切な人との最後の瞬間は、やっぱり寂しいものです。だからこそ、笑って、楽しい思い出でいっぱいに満たして、迎えたい。そんな風に考えて行動できる2人の夫婦。伝わってくる想いは涙が出そうだけれど、とても素晴らしいシーンですね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

FEELYの最新情報をお届けします

この記事に関連するキーワード

こちらもおすすめです