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2015年10月05日 更新

「本物のような立体感」世界から注目される金魚絵師・深堀隆介氏の作品が美しい

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出典:blogspot.jp

世界から注目される金魚絵師、深堀隆介(ふかほり りゅうすけ)氏をご紹介します。

見ている側からすれば、もはや絵というレベルを超えた3D作品が目の前に現れます。

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出典:goldfishing.at.webry.info

彼は2000年頃から独自の技法で金魚を描き続ける金魚絵師。当時、美術に関してスランプに陥っていた際に、飼っていた金魚の美しさや妖しさに魅了され、本人が「金魚救い」と呼ぶ転機を迎えます。

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出典:blogspot.jp

金魚救い

ある日、「ああ、もう美術なんてやめてしまおう。」と思った。

自室で、寝転がったとき、ベッドの横にあった小さな水槽が目にとまった。

そこには7年前に夏祭りですくってきた金魚が1匹いた。名前はキンピン(メス)。たいして可愛がりもせず、粗末に扱ってきたため、水も汚れてフンまみれ、しかし彼女は生き続け、20cm以上になっていた。

僕は、水槽のふたを開け、彼女を上から見てみた。そのとき、僕の背筋がゾクゾクっとした。
汚れた水の中で、赤く光る彼女の背中は、怪しく、そして最高に美しかった。

「この子がきっと僕を救ってくれる。」

そう信じて、赤い絵具を取り出し彼女をモデルに筆を走らせた。楽しい!楽しい!楽しい!そして、あっという間に金魚の大群が生まれた。〈これだ!〉 

僕の探していた答えが、ヨーロッパでもなく、アメリカでもなく、まさにこの部屋にあった。

僕は、この日の出来事を「金魚救い」と呼んで大切にしている。

金魚観 – 深堀隆介 オフィシャルサイト

彼が作品を制作する際に使う樹脂は「超難黄変エポキシ樹脂」と言われる、ほとんど黄変しない最高品質のもの。

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では、この立体的な金魚はどうやって描かれるのか。

まず器を用意し、その中に深さ1cm程度の透明樹脂を流し込み、硬まるまで2日間待ちます。樹脂が固まると、表面にアクリル絵具で金魚のヒレを描いていきます。

描き終えると、もう一度液体状の樹脂を流し込み、さらに2日間固まるのを待ちます。作品によっては7層から20層まで、このような作業を繰り返し立体的な金魚が完成します。

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「なんでもない金魚を美しく描きたい」

そういった彼の想いが作品から伝わる、本当に美しい金魚でした。

作品の購入に関して(深堀隆介ブログより

Q. 作品はどこで買えますか? また、ご注文はできますか?

A. 私の作品は、基本的にアートギャラリー(美術画廊)などでの個展やグループ展などの時に販売しております。どの画廊さんにも在庫は無い状態です。 そして、ご注文は受け付けておりません。現在私のサイトには世界中から作品の受注依頼が来ている状況ですが、それらもすべてお断りしています。

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