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2015年10月15日 更新

”片目をつぶるだけ”で3D体験できる動画が愛くるしい!

3Dメガネなしで立体映像を体験ができる「片目3D」の動画を知っていますか?

「片目3D」という言葉どおり、片目をつぶって動画を見るだけでキャラクターが立体的に動き出すんです。

まずは、一つの動画をご覧ください。
※スマートフォンからご覧になる際は、“両手”でスマートフォンを握った状態で片目をつぶってください。

いかがでしたか?
画面内のキャラクターが立体的に見えたでしょうか?

この動画を制作されたのは、視聴覚委員会さんです。主にニコニコ動画に作品を投稿されています。

まるで、キャラクターが自分の両手と画面の間にいるような感覚に、私は衝撃を受けました。

片目3Dとは?

そもそも、「片目3D」とは何なのか。片目をつぶるだけで、どうして立体的に見えるのかを調べてみました。

人が立体を認識するのは、「両眼視差」によるとされている。
しかし、片目を閉じた方が奥行きを感じられる動画がある。
これは片目の時でも脳が立体的に見ようとしておきる錯覚によって起きる。
両目で見るより片目で見るほうが立体的に見える要因に、両目の場合は平面だと認識してしまうことが考えられる。
ニコニコ大百科

上記の引用文の中に「両眼視差」という言葉が出てきました。では、「両眼視差」とは一体何なのでしょうか。

両眼視差とは?

両眼

出典:http://news.mynavi.jp/column/graphics/098/

人間の左右の眼球間の距離は大人で60mm前後、子供では50mm前後だとされる。
左右の目は、人間の同一顔面上にはあっても、それぞれの位置は異なっているため、そこからの視界は微妙に異なることになる。
同じもの(同じ世界)を見ているのに、異なって見える、その”ズレ”を「両眼視差」という。
人間の視覚は、このズレ、両眼視差の出方を脳で処理して遠近を判別しているといわれている。
マイナビニュース

両目で物を見ている場合は、右目と左目からの情報を脳内で処理して、対象物との遠近を測っています。
しかし、片目をつぶると「両眼視差」が機能しなくなるので、片目から得た情報だけで目の前の物を立体的に見ようと錯覚を起こしてしまうんです。

色による錯覚

また、色彩によっても遠近の捉え方が変わってきます。

色彩遠近法は、色の持つ心理的な作用や視覚的な効果を利用した空間表現法です。色彩は主に暖色と寒色に分けられ、暖色系の赤や黄などは、前方に迫り出してくるような圧迫感を与えます。一方、寒色系の青などは、後方に向かって吸収されていくように感じます。こういった色彩が人間に与える視覚・心理的特質を利用し、それぞれの色彩を変化や対比させることで、遠い近いなどの空間を表現する方法です。
武蔵野美術大学

片目3D
「色彩遠近法」に基づいて見返してみると、キャラクターは暖色系で背景は寒色系になっています。色のコントラストが、画面上のものを立体的に見せているんですね。

最後にもう一度!

「両眼視差」と「色彩遠近法」によって、人の視覚が大きく変わることが分かりました。これらを踏まえた上で、もう一度動画をご覧ください。最初に見た時よりも、立体感の捉え方が少しだけ変わっているのではないかと思います。

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