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2015年11月13日 更新

高校生が書いた文章が「新手の飯テロ」大切なのは小手先の技術よりも情熱だと分かる

突然ですが、あなたは「飯テロ」という言葉をご存知でしょうか。

「飯テロ」とは?

実際には食べることができない人に美味しそうな食べ物やその写真などを見せ、見る者の食欲を刺激する行為を意味する俗語。具体的には、SNSやインターネット上の掲示板に料理の写真を投稿したり、ダイエット中の人の前で食事をしたりすることなどが「飯テロ」に含まれるとされる。特に、深夜帯に食欲をそそるような写真をウェブ上に投稿し、見る者の空腹感を刺激することを「夜食テロ」と言うこともある。

出典:weblio辞書

美味しそうなご飯の匂いや画像を用いて、人間の五感を刺激して空腹を促すことを「飯テロ」というそうです。

従来の飯テロとは異なる「新手の飯テロ」誕生

これまでの「飯テロ」が視覚や嗅覚に訴えるようなものであったのに対して、今回話題になっている「新手の飯テロ」は、私達の想像力を刺激してくるものです。

それがこちらの、大阪府立の高等学校に通う一人の学生さんが、とある新聞で金賞を受賞した際に書いた文章です。

 

今、僕はてんぷらが食べたい、アツアツのあげたてのてんぷらがたべたい。

そのてんぷらを、黄金色の出汁に、ころもがビチャビチャにならないていどにあさく、くぐらせて、かぶりつきたい。

そして出汁にはアクセントに、もみじおろしをとかしていただきたい。

僕のこだわりで魚のてんぷらは、塩でいただきたいのだ。

ここは、あえて邪道とおもえるような、カレー塩でいただきたい。

さつまいものてんぷらは、そのままほおばりたい。甘さが口の中であばれだすからだ。

てんぷらをあげる音が聴きたい。「ジュクジュクジュク」なんとおなかをすかせてくる音なのだろうか。

今、教室で作文をかいているが、そんなことほっといて、学校の校門をとびこえ、にげだし、てんぷらのお店にかけこみたい。

そしてたらふくと、てんぷらがたべたい。口の中が油っぽくなったら、一回緑茶で口をリフレッシュさせたら。

また、てんぷらをたべだしたい、むがむちゅうにてんぷらがたべたい。

てんぷらは、すごい食べものだ。こんなにも人のあたまの中をてんぷら一色にする魅力があるのだから。

そして最後に、今、これだけは言いたいことは、エビ天がべたい!!

自分の欲望をまっすぐに、そして、誠実に表現しているこの文章からは、てんぷらを食べる情景が明確に伝わってきて、想像力が掻き立てられます。この学生の方は、自分自身のことを書いているだけなのかもしれませんが、その表現力の豊かさに驚かされます。

「牡蠣フライ理論。またはいい文章とは何か?」このてんぷらの文章、とても好きです。いい文章の極意が詰まっている気がします。いい文章、という定義はいろいろあると思います。技法があるだとか、難しい言葉をうまく使えることだとか、リズム感が…

Posted by コピーライターの目のつけどころ on 2015年11月12日

そして、この飯テロの結果・・・

多くの人々がてんぷらを食べたくなったようです。流れるようなテンポの良さと、内心を的確に表現する文章力、そしてなによりもてんぷらへの情熱、これが新手の飯テロの正体でした。

今日明日あたりは、てんぷらを揚げて食べる人が増えそうですね。

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