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2015年11月16日 更新

【驚きの研究結果】喫煙者と非喫煙者の胎児を比べた画像が衝撃的

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出典:http://noctiluca9.blog28.fc2.com

妊娠中の喫煙がお腹の赤ちゃんに悪い影響を与えるというのは広く知られている話です。また、厚生労働省が定めるたばこのパッケージ記載用の警告8種類の中には以下のような文が含まれています。

妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります。疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は、吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。(詳細については、厚生労働省のホーム・ページ www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html をご参照ください。)

それでも実際は完全に誰もが禁煙できているわけではなく、妊娠期間中に喫煙する方も時々見かけます。また周りの環境により受動喫煙を避けることができないこともあるかと思います。
喫煙する方もしない方も、自分の子供のためを考える新たなきっかけとなればと思い、ある研究結果をご紹介いたします。

喫煙する妊婦の胎児の映像

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今までは妊娠中の喫煙の危険性については統計として知られているだけで、実際に胎児の様子を調べたものはほとんどありませんでした。
しかし今年の3月にイギリスのダラム大学のニュースで衝撃的な研究結果が発表されました。上はそのニュースの一部です。(Durham University Newsより:英文)
この研究ではナジャ・ライスランド博士のもとダラム大学とランカスター大学の科学者が、妊婦20人から合わせて80枚の高解像度の超音波スキャン画像を撮影し、それをもとに妊娠24週~36週の胎児の口と手の動きを観察したそうです。その結果がこちら。

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出典:http://www.huffingtonpost.jp

妊娠中にたばこを吸っていた妊婦の胎児(上)と、たばこを吸わなかった妊婦の胎児(下)の画像です。
画像を見ると、上の方が明らかに赤ちゃんの動きが多いことが分かります。記事によると、以下のように説明されています。

研究に参加した妊婦20人中、16人はたばこを吸わない人で、後の4人は一日平均14本のたばこを吸う人である。この研究に参加したすべての胎児は臨床学的検査を経ており、健康的に産まれている。

この研究からたばこを吸う妊婦の胎児は、通常の妊娠期間に予想されるよりも口を動かす頻度が著しく多いことがわかった。
ほかの研究でも同様に、妊婦が強いストレスを感じている時や、うつ状態にあるときにも胎児の動きに重大な影響を与える。しかし、喫煙する妊婦の胎児はよりいっそう手や口の動きが多くなる傾向にある。

まだこのような違いが現れる具体的な理由については研究中のようですが、記事の中ではこの違いの理由について、「妊婦がたばこを吸うのと吸わないのでは、胎児の顔の動きを司る中枢神経系の発達速度や方法が違う」ためではないかと研究者たちは推測しています。

昔から言われてきてはいましたが、実際にも妊婦の喫煙が赤ちゃんに「何かしらの影響」を及ぼしていることは、今回の研究で間違いないものとなったと言えます。

記事を見た人たちの反応は・・・

twitter上では、

我が子に苦しい思いはさせたくない…。 煙草は籍入れたら絶対辞める。

喫煙者は知っておくべき。

などと広く衝撃を与えているようです。

しかし、それに反して医師の方々はこの研究の影響だけが広まってしまうことに警鐘を鳴らしています。
五本木クリニックの院長のブログでは、この研究がまだ途中であることやご自身の見解を述べた上で以下のようにしめています。

妊婦さんの喫煙があかちゃんの健康と発育に悪い、ということは揺るぎない事実ですが、なんらかの精神的・器質的・機能的障害をもって生まれたお子さんの原因が短絡的に母親の喫煙である、という極論が出てくることがちょっと怖いと感じた今回のハフィントンポストでした。
(五本木クリニックより)

このような様々な意見を踏まえたうえで思うことは、一番大事なことは「妊娠期間の喫煙がどのようにおなかの赤ちゃんに影響するかという問題」ではなく、「自分が普段当たり前のように続けていたことを、お腹の中の命のために辞めるような覚悟があるかどうか」ということなんだと思います。
それはやはりたばこだけではなくお酒や薬なども一緒で、自分の体に子供の命を預かっているということを深く認識する必要があるということではないでしょうか。

さいごに

イギリスの通信社プレス・アソシエーションが取材したライスランド博士の動画があります。(英語)

取材に対して博士は、
「喫煙することで胎児の動きが増えている映像を見てもらうことで、母親たちがもっと積極的に禁煙してくれることを期待しています」
と答えています。
彼女もいち研究者としてだけでなくいち女性として、「妊婦と赤ちゃんのためにより良い決断を」と促しているのだと思います。

出典:(Durham University Newsより:英文)

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