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感動

2015年11月19日 更新

建設作業員が闘病中の女の子に送った、音のないメッセージが温かい。

 小児ガンのうちの40%を占めるといわれ、日本でも年間700〜800人が罹患するという白血病。ここで紹介する2歳半のビビアンちゃんも、例外ではありませんでした。

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来る日も来る日も、病院という箱の中で過ごす日々。感染予防のため、ビビアンちゃんは部屋を出ることも出来ませんし、部屋に来る人達は皆、マスクにエプロン、手袋をはめています。 

 そんな中、ビビアンちゃんに唯一外の世界を感じさせてくれたのは、病室の窓からみる景色。そこには、建設中のビルがあり、いつからか建設現場のおじさん達に手を振ることが、彼女の日課となりました。 

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 ビビアンちゃんのお母さんは笑いながらこう言います。

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毎朝起きると、窓の外に向って手を振るの。誰かが手を振り返してくれるまで、ずっと手を振ってたわ。

そして、ある日。建設現場のおじさん達が、手を振る代わりに指差した先にあった物とは・・・?

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建設中の鉄骨に書かれた

Get well soon.(早く良くなりますように。)

の文字。 近くて遠い友達が、親身に記したビビアンちゃんへのメッセージ。

レポーターに、どんなことを思ってメッセージを書いたの?と聞かれた建設作業員のグレッグさんは、最後に少し声を詰まらせながらこう答えます。

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自分の子供達のこととか、命がどんなに大事かとか・・・全部だよ。うまく言葉に出来ないけど。

そして、隔離から開放されたビビアンちゃんは、ついに窓の外のお友達、建設現場のおじさん達と対面を果たすことができたのです。恥ずかしくて、何も言うことの出来なかったビビアンちゃんですが、いつも窓の外の世界にいた彼女のヒーロー達に出会えた瞬間は、彼女にとってきっと大きな意味のあったことでしょう。

グレッグさんが言うように、彼らの示したのは、短いメッセージを書くいう、ごくシンプルなジェスチャーです。しかしそれは、この現場にいた作業員さん達が、病院から窓の外を眺める見ず知らずの女の子に、自らの想いを馳せた結果初めて生まれたもの。そしてそれは、病院という閉ざされた世界の中で、不安を抱きながら生活を送る2歳半の女の子とその家族にとって、大きな意味を成すものだったに違いありません。

私たち個人は、世界を変えるような大それたことは出来ません。しかし、こうして少し立ち止まって誰かの気持ちに寄り添うことで、自分の目の前に広がる世界の、ほんの一部くらいは、少しだけ温かいものに出来るのかもしれませんね。見ず知らずの人の気持ちにも寄り添うことの出来る心の余裕、忙しい現代社会の中で忘れがちな事、大切にしていきたいものです。

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