「いいな」を届けるWebメディア

CM 社会

2016年05月16日 更新

「運転しながらスマホを使おう!」カナダの高速道路に掲出された広告が恐ろしい

カナダ・トロントにある、高速道路ガーディナー・エクスプレスウェイに突如、「TEXT AND DRIVE」(運転しながらスマホを使おう)のメッセージが書かれた交通広告が掲出されました。

この恐ろしいメッセージ、誰がどのような目的で発信したのでしょうか。

スマホ 運転中

出典:YouTube 「Text and Drive」

実は、この広告、葬儀場「Wathan Funeral Home」の広告。

モントリオールの広告代理店「John St.」と屋外広告会社「Cieslok Media」が連携して制作し、この葬儀屋はウェブサイトのみ存在する架空の設定のよう。

WATHAN FUNERAL HOME

出典:「WATHAN FUNERAL HOME」

メッセージをみて気になったドライバーが、架空のウェブサイトを検索するようにデザインされたこの広告。
サイトに訪れると、架空の設定を説明する経緯とともに次のような統計データを突きつけています。

2013年、オンタリオ州の81人のドライバーが、前方不注意の事故によって命を亡くした。

2013年、不注意が原因の死亡者の数は、スピードが原因の死亡者よりも13%高かった。

このままこの傾向が続けば、前方不注意が原因の事故死は、来年には飲酒運転が原因の事故死を上回ります。

運転中にスマホを触っているドライバーは、事故に巻き込まれる確率が23倍上昇する。



ちなみに、こちらはフロリダ州の国道で実施された、高性能カメラでの実験。

:「電話しながら運転」
オレンジ:「携帯でメールをしながら運転」
:「食べながら運転」
水色:「よそみしながら運転」

カメラが対象とした自動車の数2,151台のうち、185人の“ながらドライバー”が検出されました。(8.6%)



今回、カナダで掲出された広告。
なぜ、このような挑発的なメッセージが制作されたのか?

「John St.」の社長はADWEEKのインタビューにて、交通事故の背景とともに説明しています。

人々は、毎日“運転中のながらスマホを止めよう(Don’t text and drive)”の言葉を聞いているはずです。


しかしながら、そのような行為をする人は増え続けている。


人々にこの危険な現実を突きつけるために、いつもとは違ったメッセージを発信することで興味を惹きつけようとしました。



ちょっとドキッとしてしまう恐怖訴求ですが、多くの人が“運転中にスマホを触ることは危険な行為である”と再認識したそう。

まず興味を持ってもらえる表現で人々を振り向かせる、その上で本当に訴えたいメッセージを提示する。

情報の出す順番を工夫した広告でした。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

FEELYの最新情報をお届けします

この記事に関連するキーワード

こちらもおすすめです