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2016年05月30日 更新

「ただのパフォーマンスだ!」 報道されない原爆資料館“10分見学”の裏側

2016年5月27日、アメリカのオバマ大統領が原爆投下国の大統領としてはじめて、被爆地である広島を訪問。

オバマ氏は、広島平和記念公園に到着後すぐに公園内にある「原爆資料館」に入館しました。

その資料館の訪問時間「10分」を巡ってTwitter上では議論が起こっています。

しかし、一部テレビの報道やネット上ではこんな声が上がったのです。

「たかが10分で何がわかる?」
「見学ではなく通過」
「パフォーマンス」

オバマ大統領は、特別配置された被爆者の遺品やパネル展示を10分間見学したそう。

その様子を見守った原爆資料館・志賀館長によると、オバマ大統領は、平和公園の「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんが白血病からの回復を願って折った折り鶴に関心を持ったようです。

オバマ大統領の資料館訪問は、1分刻みのスケジュールの中でなんとか捻出できた10分だったのです。

被爆者の方の感想

広島の方も歓迎したと言われる今回の訪問、そこには限られた時間の中で、原爆の恐ろしさを伝えようとした準備がありました。

「8月6日の苦しみは消えるものでなない」

最後に、オバマ大統領が被爆者の方たちを前に述べた所感から数節を紹介します。

71年前の晴れた朝、空から死が降ってきて世界が一変しました。
(中略)
被爆者の方々から、証言を直接うかがうことは、いずれできなくなるでしょう。

しかし、1945年8月6日の記憶は、風化させてはなりません。

その記憶によって、私たちは現状に甘んじてしまうことに、あらがうことができます。

その記憶は道徳的な思索を後押ししてくれます。

そして、変わることも可能にするのです。

あの運命の日以来、私たちは希望を持つことのできる選択をしてきました。
(中略)
ここで、世界は永遠に変わってしまいましたが、きょう、この町の子どもたちは平和な日々を過ごすことができます。

それはなんと尊いことでしょうか。

それは、守り、すべての子どもたちに広げていくべきことです。

それは、私たちが選択しうる未来です。

広島と長崎を核戦争の始まりとして記憶するのではなく、私たち自身の道徳的な目覚めにしなければならないのです。

出典:NHK NEWS WEB

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