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2016年08月05日 更新

高齢者が勝った「大阪都構想」再現?英EU離脱にシルバーデモクラシーの声

2016年6月23日、イギリスで実施された国民投票はEU離脱派が52%、EU残留派が42%の結果となり、世界中に衝撃を与えました。

離脱派勝利のニュースを受けて、世界の為替・株式市場は大混乱。イギリスでは、離脱に投票した人ですら個人資産が目減りしたりと後悔の声が出始めました。

そして、今回の国民投票のスローガンでもあった「Brexit」(Bretain + exit 離脱)をもじって、「Bregret」(Britain + regret 後悔)なんて皮肉めいた言葉も拡がっているようです。

しかし、離脱派の勝利が世界的な混乱を引き起こすことはわかっていたこと。

それにもかかわらず、離脱派が勝利したのはなぜでしょうか?

高齢者のための政治「シルバーデモクラシー」

イギリス公共放送局「BBC」では、離脱派が勝った理由を8つ挙げていますが、その中には「大勢の高齢者が投票した」という考察があります。

1. 「経済打撃」の警告が裏目に
2. 「NHSに3億5000万ポンド」の公約が広く伝わった
3. ファラージ氏が移民問題を主要テーマにした
4. 国民が首相の言うことを聞かなくなった
5. 労働党は有権者との接点を見つけられなかった
6. 獰猛な大物2人――ボリス・ジョンソン氏とマイケル・ゴーブ氏
7. 大勢の高齢者が投票した
8. ヨーロッパはいつでも少し異質

出典:bbc.com

65歳以上の5人中3人が離脱を希望

記事内では「55歳以上の離脱支持率は他のどの年齢層よりも高かった。65歳以上になると、5人中3人が離脱を希望した。こうした要素が重なり、投票結果の下地が整ったわけだ」と解説。

イギリス EU国民投票 結果

出典:boiseweekly.comよりグラフ作成

グラフをみても、若者は完全に残留派、高齢者は離脱派と分かれています。

つまり、高齢層が短期的な国の利益を優先したと指摘されているのです。

その後、イギリスの大手新聞社「ガーディアン」がFacebookページに投稿したビデオも反響を呼びます。

ビデオではEU圏内を自由に移動できる未来を失われたイギリスの若者が嘆き、その悲壮感が漂っています。

「国の未来に恐怖を感じる」「16-17歳の声は聞いてすらもらえない」

また、ガーディアン紙の記事にも「将来、イギリスにいるイメージがない(移住や国籍を変える)」「私の未来、私の友人の未来が消えていった」といったコメントが見受けられます。

一方、この年齢層の違いをみた日本ではツイッターを中心に「大阪都構想を思い出した」という声があがりはじめました。

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