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コラム

2016年12月31日 更新

「告白する言葉を教えて?」永六輔さんの小6女子への名回答が心に響く…

2016年7月7日、放送作家でタレントの永六輔さんが亡くなりました。83歳、突然の別れでした。

『上を向いて歩こう』『夢であいましょう』など数多くの名曲の作詞を手がけた永六輔さんの言葉は、人生訓だけでなく、恋愛に関する内容も多くありました。

永六輔

出典:ボス『昭和』篇 60秒 トミー・リー・ジョーンズ サントリー CM(youtube.com)

電話相談を行うラジオ番組『全国こども電話相談室』(TBSラジオで2008年まで放送)に寄せられた、小学校6年生の女の子の質問に対する、永六輔先生による有名な回答。

きっと大人の我々にとっても、気づきのある言葉だと思います。

恋愛

出典:myillo / iStock. by Getty Images

好きな人に告白する言葉を教えて

「好きな人に告白する言葉を教えて」(小6・女子)

永六輔先生の回答

言葉は一番大切です。

でも、好きな人に「あ、この子好きだな」とか「いい人だな」と思われるには、「おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う」、「夕やけを見て、両方が美しいなと思う」というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。

例えば、「いただきます」とか元気な声で言っていると、それだけで「あの子いただきますって言ってるな。きっといい子なんだろうな」と思うじゃないですか。「あなたがすき」ですとか、「キミを僕のものにしたい」とか、「世界のどこかで待ってる」とか、そういうのはあんまり効果がありません。

「きれいだな、おいしいな、うれしいな」ということが同時に感じあえる環境が一番大事。

だから、「好きです、嫌いです」という言葉ではなく、いい言葉を使っている子は好きになれる。

「あの人ならこの言葉は好きだろうな」と思った言葉を何気なく使っているときの方がドキンとします。「あなたが好きです」というのは最悪な言葉です。

だから、いっしょの環境にいるときに同じ感動をする場面に出来るだけいっしょにいる。

スポーツの応援でもいいです。そうすると、使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛なんです。

自分でいうのもおかしいけど、ひとりでご飯を食べてておいしいことないです。ひとりで野菜を食べているときは本当にさみしい。やっぱり家族、好きな人といっしょのほうがいい。

二人っきり、まずはふたりになること。きれいな言葉を使いあうこと、きれいなことに感動すること、ふたりで声をそろえて感動してください。

放送タレント 永六輔 先生

出典:全国こども電話相談室

共感が愛情を生む。

夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したエピソードを思い出します。

たった一言で誰かの人生を変えることがあります。言葉とはそれくらい大切なもの。

最後に永六輔さんの名言を一部ご紹介いたします。

「ひとりぽっちの孤独よりも大勢の中の孤独のほうが悲しい」

「人間は愛しているか、愛されているか、どっちかでないと辛いね」

「愛することの反対は、憎み合うことではありません。無関心になることです」

「人間、ヒマになると悪口を言うようになります。悪口を言わない程度の忙しさは大事です」

恋愛に悩んだり、誰かを大切にしたくなったときは、ぜひ永六輔さんの言葉を思い出してみてください。

心からの尊敬と感謝を捧げ、ご冥福をお祈りいたします。

上を向いて歩こう

出典:上を向いて歩こう 永六輔作品集(amazon.co.jp)

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