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2016年08月01日 更新

この2人が結婚します。毎年1,500万人の少女が受ける児童婚の虐待…

1年間で1,500万人の少女が18歳の誕生日を迎える前に結婚する児童婚の実態をユニセフが動画として公開しました。

1年間で1,500万人の少女が18歳の誕生日を迎える前に結婚する

以下は、各国の「女性が法律的に結婚を認められる年齢」です。

スペイン:14歳~16歳
日本・台湾・韓国:16歳
アメリカ:16~18歳(州による)
フィリピン・イラン:18歳
タイ:20歳

ここで取り上げなかった多くの国では18歳と定められています。

日本は比較的、年齢が低いグループに入っていることやスペインの年齢の低さが気になるところですね。

※実際に各国の女性たちが何歳くらいで結婚しているかは、こちらの「世界の結婚年齢」がわかる地図で確認できます。

1年間で1,500万人の少女が18歳の誕生日を迎える前に結婚する(児童婚)

さて、これはあくまでも法律上の規定の話。

幼い女性が結婚することには、多くのリスクがあると警告されています。若すぎる妊娠・出産による健康や成長への損害。十分な学校教育を受けられないリスク。そして暴力や虐待の対象になる可能性。さらに、児童婚は往々にして金銭取引の対象になります。つまり、少女は親によって「売られる」のです。

このように18歳未満での結婚、またはそれに相当する状態を児童婚と呼びます。

ユニセフは、このような児童婚の実態を伝えるべく、動画を公開しました。

あどけない少女。花嫁の介添ではなく、彼女自身が結婚するのです (あどけない少女。花嫁の介添ではなく、彼女自身が結婚する)

結婚する年齢が低いこと自体は、決して悪いことばかりではありません。しかし、今も児童婚の習慣がある国々では、先に触れたようなリスクを女性に強要し、女性の人権を侵害する行為となっています。

そもそも「自分の意志で結婚相手を選べない、親の借金のカタとして金持ちの妻にされる」なんて、まるで時代劇の中のできごとで、とても今の時代に起きていることとは思えませんよね。

まだお絵かきやぬり絵で遊んでいたい年頃の彼女が、「妻」となる (まだお絵かきやぬり絵で遊んでいたい年頃の彼女が、「妻」となる)

「女性は男性と同じ権利がある」いや、「人間は誰でも生まれながらにして同じ権利を持つ」の考え方は、残念ながら長い歴史の中では、新しい社会制度なのです。日本でも、女性が参加した最初の国政選挙から、わずか70年しか経過していません。バーレーンやカタールなど中東の国々で、女性参政権が認められたのは21世紀に入ってからのことでした。

まるで親子のような年齢差。「児童婚」では年かさの男性が伴侶となることも多い(まるで親子のような年齢差。「児童婚」では年嵩の男性が伴侶となることも多い)

1年間で1,500万人の少女が18歳の誕生日を迎える前に結婚した(1年間で1,500万人の少女が18歳の誕生日を迎える前に結婚した)

“愛し合う相手と結婚し、家庭を築く”、このあまりにも当然と思える権利さえ侵害し、女性の教育の機会も奪ってしまう児童婚。

このような古い習慣が、多くの女性に強いられていることをもっと多くの人々に知ってもらい、考えてもらいたいですね。

画像出典:
A storybook wedding – except for one thing | UNICEF
65 Year Old Man Marries 12 Year Old Girl! (Child Marriage Social Experiment)

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