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コラム

2016年11月24日 更新

「厚化粧の女!」と罵られる女性たちの気持ちとは…

「厚化粧の女!」

先日の東京都知事選で、石原慎太郎元都知事が小池百合子氏を罵った言葉、覚えておられる方も多いのではないでしょうか。

当選した新知事は皮肉っぽく「これこそディス・イズ・ジャパンですね」と応じていましたが、その後に重要なことを語っていました。

彼女が少々厚めにメイクをしているのは、顔にあざがあるから。

彼女のように顔にあざや傷、皮膚の障害がある人が他人からの目を気にせずに日常生活を送るためのメイクアップを「カバーメイク」といいます。

化粧品ブランド「Dermablend(ダーマブレンド)」が行ったキャンペーンとは

アメリカの化粧品ブランドDermablend(ダーマブレンド)“Camo Confession”というキャンペーンを行っています。

キャンペーンムービーには、しっとりした褐色の肌が美しい女性Cheriさんが登場しますが……。

Camo Confession

Cheriさんが顔を拭うと、広範囲に白く変色した肌が現れます。

Camo Confession2

これは尋常性白斑症(白なまず)という病気。まだらに、白く抜けたような肌の色になってしまうのが特徴です。この白い肌を化粧品の力で覆い隠しているのです。

しかし彼女は「完ぺきな人なんて誰も居ない。私がこうやってすべてをさらけ出した。みんなも勇気を出して欲しい」と語ります。

Cassandra's Camo Confession

Cassandraさんの悩みはニキビ。メイクを拭うと、顔全体に赤く腫れた大小のニキビが現れます。しかし彼女にとって、カバーメイクはニキビを隠すためではなく、彼女が自分らしくあるためだと話します。

私たちは「人を見た目で判断するな」と軽率に「常識」を語りますが、本当の意味でそれを実践できているのでしょうか?

彼女たちが「自分らしくありたい」と願うのは「見た目で判断されて、奇妙なものを見るような視線に晒され続けてきた」からです。

このキャンペーンには、以前話題になった「全身タトゥー男」のRickさんも賛同。
※関連記事:「全身タトゥーの男に、全身ファンデーションをすると・・」

「見た目で判断する」ことの愚かさをあざわらうイケメンぶりを再び見せてくれています。

化粧には「社会から押しつけられる義務、女性の人格を侵害している」という意見や「自分の顔に自信がない女が塗りたくってごまかそうとしているんだ。欺瞞だ」という意見もあるでしょう。

しかし、メイクアップをすることで外見に偏見を持たれることから自由になり、自分らしい姿を見てもらうことができる、と考える人たちもいるのです。

「厚化粧」と判断する前に、人には事情や過去があることを忘れてはいけません。

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