「いいな」を届けるWebメディア

コラム

2016年08月17日 更新

着用した人によって色が変化するコンドーム、発明した中学生の発想が素晴らしい。

 盛り上がりをみせる「リオ五輪」。選手村にまつわるエピソードの一つとして、コンドームが配布されることは有名な話です。

※潜入中の猫ひろしさんが証拠を押さえる

 先月、英ガーディアン紙が伝えた記事によると、IOC(国際オリンピック委員会)がリオ五輪のために用意したコンドームはなんと「35万個」。さらに10万個の女性用コンドームも。

 計45万個のコンドームが1万500人の選手に割り当てられるため、選手一人あたり42個が用意されていることになります。(大会期間は17日なので1日あたり約2.5個の使用ペース)

ガーディアン紙

出典:Rio 2016’s record-breaking haul: 42 condoms per athlete

 「国を代表して何しにいってるのか?」「本番への影響は?」など色々と言いたくなってしまいますが、そんな私達の心配をよそに、配布されるコンドームの数は大会を重ねるごとに右肩上がりなのだそう。

 Forbes JAPANによると、リオ五輪の配布数は前回ロンドン五輪(15万個)の倍以上。(シドニー五輪では7万個のコンドームが1週間で消費されて2万個が追加発注)

 つまり、リオの夜はロンドンの夜よりも熱かったのです。

アスリート

出典:iStock

 インターネット上では「避妊しなければ、DNA的にも素晴らしい遺伝子が残るのではないか」との文脈で語られますが、あくまでもIOCは性病・エイズ対策の位置づけで提供しています。

 望まない妊娠を避けるために、コンドームをつけましょう……というのは、日本でも常識として定着していますが、コンドームのもう一つの目的である「性感染症の予防」については、普段の生活でどれだけの人が意識しているでしょうか?

 特に、クラミジア、淋病、HIVの感染に対しては大きな予防効果を持っています。

コンドーム

出典:iStock

着用しただけで性病を検査できるスマートコンドーム

 そして、今回ご紹介したいコンドームは、さらにもう一歩踏み込んだ用途。

 なんとコンドームを着用するだけで、性病に感染しているか否かがわかるのだそう。その名も「スマートコンドーム」

 現在も想像以上のペースで増えている性感染症から身を守るために、この「スマートコンドーム」(S.T.EYE)を開発したのは、イギリスの中学生アリ君、ナワズ君、シャー君の3人。

 スマートコンドームはゼリーに含まれた抗体が性感染症のウイルスに反応。

 梅毒の場合はブルー、クラミジアはグリーン、性器ヘルペスはイエロー、尖圭コンジローマならパープルのように色を変えながら警告してくれます。

 この発明はイギリスの「TeenTech Awards」を受賞。彼らには1,000ポンド(約13万円)が授与され、アンドルー王子によってバッキンガム宮殿に招待されました。

 性感染症は、感染していても自覚症状がない場合がありますが、スマートコンドームを使えばこのケースを未然に防ぐことができるのです。自覚症状がないため検査を受けない人に気づきを与え、それが結果としてパートナーを守ることになります。

 コスト面の問題をはじめ実用化までに時間がかかるようですが、前途有望な研究なのは間違いありません。

猫ひろしさんがツイートする選手村の裏側がおもしろい【15選】

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

FEELYの最新情報をお届けします

この記事に関連するキーワード

こちらもおすすめです