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コラム

2016年08月21日 更新

「無情な宣告」一緒に泣いてくれた看護師の存在が、救いになった話。

 アメリカ人のハンソンさんは妊娠が発覚してから、愛に包まれた幸せいっぱいの日々を送っていました。しかしながら、その瞬間は突然やってきたのです。

 ある日、ドクターから無残な事実を告げられ、辛くて長い夜を過ごすことに…。

 それでも、動揺と行き場のない悲しみでいっぱいだった彼女は、心に寄り添う2人の看護師によって救われ、何とか立ち直るきっかけを手にしました。

― 以下、ハンソンさんのブログより ― 

今夜、私の2人のナースについて話したいと思います。ゲリーロナについて。

私は、ある日の夜、家に連れて帰ることができない赤ちゃんを産みました。

『赤ちゃんの心臓は止まっています。非常に残念ですが、もう助からないと思ってください。ご主人やご家族を呼んでください』ドクターからそう告げられた夜に。

その翌朝、ゲリーは私の病室へ来ました。ゲリーは、例えるなら『冬の朝に飲む、温かいホットチョコレートのような人』。混乱状況に陥っている私にそっと寄り添ってくれました。

小さな赤ちゃんを産んだ時は、これから何が起こるのかすごく恐かった。でも娘のアイルランドを一目見た時、『私の赤ちゃんだ』って思えたんです。

ゲリーは、私の不安を拭い去るように、アイルランドの体を拭いて洋服を着せ、温かいニットのブランケットで包んでくれました。

私がお葬式の手続きなどでアイルランドを抱いてあげられない時は、ゲリーがアイルランドのそばにいてくれました。そして、数日後に執り行ったアイルランドのお葬式にも参列してくれました。

ゲリーは私の為に、アイルランドの為に、そして私たちの為に涙を流してくれたのです。

そして、もう一人の看護師、ロナ

ロナは私の担当看護師、毎月診てもらっていました。体重が増えていくのも、悪阻(つわり)がなくなっていく過程も彼女はすべて見てくれていました。

アイルランドが誕生した翌朝、ロナはレポートを見て事実を知り、私の担当医にもすぐに知らせてくれました。

ランチタイムに、ロナはアイルランドを抱きながら私と一緒に過ごしてくれました。家族以外でアイルランドを抱いてくれたのはロナだけ。

ロナが私の赤ちゃんを愛してくれたこと、そのことが愛おしくて嬉しかったのです。

この写真は私の現実であり、私の看護師です。

彼女たちがお葬式や病院のベッドで涙を流してくれたこと、私は絶対に忘れません。

あの痛みを分かち合った涙は本物でした。そして、あの涙が私たちの傷が癒えるスタートとなったのです。

5年の月日が経っても、感謝の気持ちでいっぱいです。

出典:When We Wept

看護師

出典:When We Wept

 ハンソンさんが過ごした一夜は、想像を絶するほどの暗闇だったことでしょう。決して癒えることのない辛い出来事。それでも一緒に泣いてくれた看護師が心の支えとなり、前を向くことができたのです。

 辛い感情を共に受け止めてくれる人の大切さを教えてくれた出来事でした。

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