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2017年01月07日 更新

「弱音を吐いたときがチャンス」“依存症の誤解”が共感呼ぶ「善意が恐ろしい」

依存症って誤解が解けない……

ギャンブル依存症から回復した経験をもつRICO(田中 紀子)さんによって投稿されたツイートが反響を呼びました。

依存症から立ち直りたいと願う当人と周囲の人間には、認識の差があります。

その誤解こそが回復の妨げになっていると指摘します。

依存症に悩む女性

出典:Marjan_Apostolovic / iStock. by Getty Images

「もうやらないよ!」の意志、実は弱い

依存症

イラスト提供:@kura_sara(twitter.com)

このツイートを投稿したRICOさんは、現在「ギャンブル依存症問題を考える会」の代表を務めています。

依存症に悩む人が「もう二度とやらないよ!」「心を入れ替え仕事に専念する!」と気持ちを表明しています。

一方で(依存症を経験した)回復者は「そんなに甘くないのに」と落胆をみせています。

「できない」と認識することが回復への第一歩

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イラスト提供:@kura_sara(twitter.com)

2枚目のイラストでは、依存症に悩む人が「自分ではやめられないよ」「やめる自信がないんだ」と弱音を吐いています。

一般の人は「甘えるな! 強く意志を持て!」と怒鳴り、回復者は「ついに認めてくれた!」「回復できる!」と喜んでいます。なんとも対照的な光景です。

この反応の差が、依存症への誤解そのものだとRICOさんは言います。

つまり、弱音を吐いているときこそ、回復に向かわせるためのチャンスだそうです。

善意が恐ろしい

このツイートには「なるほど~」など納得の言葉を集めるとともに「依存症だけに当てはまらないよね」と様々なシーンにも応用できると感想が寄せられました。

清原和博氏のテレビ出演をみて…

また、RICOさんは自身のブログにて、年末にテレビ出演した清原和博氏のコメントについても言及しています。

「現在は、覚せい剤をやめられている?」と取材陣からの質問に対して清原氏は、次のように回答していました。

「『自分は薬物依存者ではない』と思っていましたが、専門の先生から『あなたは薬物依存者です』と宣告されたときはショックでした」

「“やめられた”という表現は難しいんですけど、今日は使わなかった……。明日もがんばろう。一日一日の積み重ねですね、今は」

※RICOさんの見解※

これは一般の方がお聞きになると、
「はっきり二度と使わないと言わんかい!なんか頼りないなぁ~。」
と思われるかもしれません。

けれども、その強い決意表明こそが依存症の否認であり、
依存症治療の第一歩は「自分の意思だけではやめられなかった。」という、
現実を受け入れ認めることが最初の一歩なのです。


ですから私たちの大切なスローガンの1つに
「今日一日」という言葉があります。
これは、遠い未来について、強い決意を示すよりも、
今日一日、薬を使わない、お酒を飲まない、ギャンブルをやらない
という行動をとる方がずっと大事だよ!という、先人達の教えです。

この教えの大切さは、かつて依存症者だった私には良く分かります。
私も、ギャンブルや買い物を「やめなくては!」と強い意思を持ち、
何度も決意表明していました。
けれどもその決意は毎日「今日を最後に、明日からは生まれ変わろう!」
となってしまっていたのです。

だから「決意」よりも、実際の「行動」これが一番大切で、
清原さんが「一日一日・・・」とおっしゃったのは、
まさに回復プログラムにのられたことを示していると思いました。

出典:清原氏の回復と、さすがの「世界の北野」です

【関連】:「清原和博を絶対に復帰させる」北野たけしのコメントが反響

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