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アウトバストリートメントとは?
一般的なトリートメントしか知らない人には、少しイメージしにくい名称かもしれません。いったい、どのようなトリートメントの仕方なのでしょうか。まずは基本的な部分から、知っていきましょう。
お風呂から出た後に使うトリートメント
アウトバストリートメントとは、お風呂の外でおこなうトリートメント、つまりお風呂上りに使用するタイプです。
お風呂の中でシャンプーやトリートメントをおこない、さらにお風呂上りにも使用すれば、さらなるトリートメント効果に期待できるでしょう。
お風呂で使用するトリートメントとは違い洗い流さない
普通のトリートメントとアウトバストリートメントには、大きな違いがあります。それは、後者は洗い流さないという点です。つまり、髪に馴染ませたらそのままの状態で就寝するのです。
適量を手に取って、体温を加えて溶かしたのち、髪の毛先を中心に馴染ませていきます。ベタついたままだと寝具が汚れそうに思えるかもしれませんが、安心してください。最後にドライヤーで乾かすので、ベタつきは残りません。
洗い流さなくても頭皮へのダメージが少ない
普通のシャンプーやコンディショナーは、しっかり洗い流さないとトラブルの原因となってしまいます。毛穴を詰まらせて、頭皮の炎症や抜け毛が起こりやすくなるためです。
ですがアウトバストリートメントは、そもそも洗い流さない使い方のために作られています。刺激成分であるカチオン界面活性剤がほとんど入っておらず、頭皮環境へのストレスについて心配する必要はありません。
アウトバストリートメントの効果
アウトバストリートメントをすることで、実際どのような効果に繋がるのでしょう。使い方が特徴的なので、やはり期待できる効果も通常のものとはひと味違います。
パーマやカラーなどで傷んだ髪の毛の補修
アウトバストリートメントは洗い流さないため、補修成分を長時間に渡り髪に密着させられます。これにより、パーマやカラーなどで傷んだ状態の髪を、効果的に補修することが可能となります。
通常のシャンプーやトリートメントにも、補修タイプの製品は少なくありません。ですが、お風呂で使うものはほとんど洗い流してしまいます。洗い流すか定着させるか、補修をする上で、この違いは大きいです。
ドライヤーや紫外線など外部からのダメージを防いでくれる
アウトバストリートメントには、プロテクト効果が備わっているものも多いです。プロテクト成分を髪にまとわせた状態で維持できるため、直後に使用するドライヤーの熱、さらには日中に屋外で受ける紫外線までも防ぐ効果に期待できます。
これらは髪を傷める大きな要素なので、美髪を目指す上で魅力的な特徴に感じられます。
髪の指通りを良くしっとりさせてくれる
通常のトリートメントとの違いは、使った直後から実感できるでしょう。なぜならアウトバストリートメントを使うと、すぐに髪がしっとりまとまり、指通りの良さを体感できるためです。
トリートメント成分を定着させた状態になっているため、早速の効果が感じられるのです。使うたびにしっとりさらさらの髪が感じられるというのは、女性が美意識を維持する上で大きなモチベーションとなるでしょう。
アウトバストリートメントの種類と特徴
一口にアウトバストリートメントといっても、種類はひとつでありません。実は、以下のように複数に分かれています。それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを選びましょう。
クリームタイプ:髪が広がりやすい方におすすめ
クリームタイプは、濃厚な仕上がりになっています。そのため、髪の広がりを抑えてしっとりまとめたい人に適しています。
成分定着量も多くなるので、特に傷みが激しい人にもおすすめでしょう。
オイルタイプ:表面をしっかりとコーティングしてくれる
オイルタイプは、オイルの特性によって髪一本一本をコーティングする効果に期待できます。油分なわけですから、水分の蒸発を防いでうるおいある髪を保てます。
こちらもクリームタイプ同様、まとまりを作りたい人におすすめです。
ミルクタイプ:サラサラしたテクスチャー
オイルタイプは髪をしっとりさせる一方、少しべたつきを感じる場合もあります。その質感が気になる人に、ミルクタイプは適しているでしょう。
テクスチャーがサラサラしているため、つけてすぐのタイミングでもべたつきません。
ジェルタイプ:髪馴染みが良くベタ付きにくい
髪馴染みの良さを魅力としているのが、ジェルタイプです。濃厚なクリームともなれば、髪全体にいきわたらせるのに時間も手間もかかってしまいます。
すっと馴染むジェルタイプなら、手軽にトリートメントできます。
ミストタイプ:均等につけることができる
霧状のアウトバストリートメント成分を、全体に吹きかけて使用するタイプです。一度に広範囲へ付着させられるので、均等に馴染ませられます。
目の届かない後頭部にも、しっかりケアできます。
クリームタイプのおすすめアウトバストリートメント
アウトバストリートメントの中でも特に高いトリートメント効果が期待できる、クリームタイプのおすすめ商品です。
スムーズな傷みの補修に繋げられるため、髪質改善を目指しているなら積極的に役立てると良いでしょう。
レラ・パルガ アウトバストリートメント クリーム・リテイナ
クリームでありながら、乳液に近いさらっとした質感が特徴的なアウトバストリートメントです。まとまりやすい髪に、近づけられます。高純度天然成分が、ハリやコシのある健康的な髪を演出してくれます。
ロレッタ ナイトケアクリーム
寝る前につけておくことで、翌朝の髪をまとまりやすくできます。ナイトケア向けなので、寝ぐせがつきにくくする効果も期待できます。
一晩かけてダメージ部分にしっかり浸透させて、補修に繋げましょう。
オイルタイプのおすすめアウトバストリートメント
保湿効果が魅力のオイルタイプですが、一方で刺激の強さも気にしておかなくてはなりません。そのため、髪や頭皮のことを考えるなら上質なものを選ぶべきです。主なところでは、次の商品がおすすめです。
オルナ オーガニック 無添加 ヘアオイル
オーガニックにこだわった成分ラインナップが、髪をいたわる効果に期待を持たせてくれます。
アボカド油、ホホバ種子油、ツバキ種子油など25種もの天然植物オイルを採用しており、高い人気を誇っています。天然素材ならではの良い香りが、就寝前のリラックスを演出してくれそうです。
ミルボン ディーセス エルジューダMO
硬い髪質の人におすすめされている、ミルボンのアイテムです。オリーブスクワラン成分が髪にやわらかさを演出するため、しなやかな質感に繋げられます。
スマートで落ち着いたシルエットが、手に入れられるでしょう。
ミルクタイプのおすすめアウトバストリートメント
アウトバストリートメントのつけ心地次第で、眠りのレベルも左右されるでしょう。サラサラ質感のミルクタイプを選んで、心地の良い眠りを目指してみてはいかがでしょうか。
パンテーン 洗い流さないトリートメント インテンシブヴィタミルク
テレビCMなどでもお馴染みの、パンテーンから出されているアイテムです。知名度があるだけに、安心感を得られるでしょう。
瞬間浸透補修プロビタミン処方により、毛先まで傷んだ髪にも強力な補修効果を促します。
パンテーン 洗い流さないトリートメント ミラクルズ リプレニシング オーバーナイトミルク
同じくパンテーンのミルクタイプですが、こちらの方が高級路線となっています。集中ケアによって、カシミアのような手触りに近づけてくれます。
ぱさつき、うねりが気になる人も満足必至です。
ジェルタイプのおすすめアウトバストリートメント
手軽な使い心地が魅力のジェルタイプだけに、気兼ねなく使える商品がおすすめです。気軽にトリートメントを継続して、理想の髪に近づいてみてください。
アリミノ アクアモイスチュア(洗い流さないヘアトリートメント)
髪内部のうるおいに訴えかけて、ツヤのある髪を演出します。肌に使う化粧品成分としてもお馴染みのセラミドを配合することにより、理想のアクアバランスに近づけられます。気軽に使える、チューブボトルという点もポイントでしょう。
メロスコスメティックス ヘアファンデーション ジェルセレクト
ファンデーションの名の通り、コーティング作用が特長的なアウトバストリートメントです。透明マニキュア成分により、つややかでさらっとした髪に近づけられます。HPケラチンによる補修効果にも注目してください。
ミストタイプのおすすめアウトバストリートメント
成分はもちろん、ボトルの良し悪しも使い心地にかかわってきます。そのため、ある程度良いものを選ぶのがおすすめです。以下の商品は、魅力的なミストタイプの代表例といえるでしょう。
パンテーン 洗い流さないトリートメント トリートメントウォーター
本格的なスプレーグリップが、手にしっかりフィットします。後頭部に吹きかけるときも、手早くおこなえるでしょう。モイスチャーバランスプロビタミン処方で、パサつきをしっかり補修してくれます。
オルナ オーガニック ヘアウォーター
ミストが顔の周りに広がるため、香りの良さも使用感に繋がってきます。このオーガニックヘアウォーターは、天然アロマの香りを採用しているため、使うたび大きなリラックス感が味わえます。快眠をいざなうミストとしても魅力的でしょう。
アウトバストリートメントを使用する際に注意すべきポイント
風呂上りにつけるアウトバストリートメントですが、ただ馴染ませればそれで終わりというわけでもありません。手順や注意点を押さえて、正しく使いましょう。
しっかりとタオルドライをする
アウトバストリートメントを馴染ませる前に、タオルドライしてください。これにより、水気を除去することができます。水気が残っていると、アウトバストリートメントの馴染みが悪くなったり、流れ落ちるのを防止することができます。
頭皮にはつけず、毛先を中心にムラなくつけるようにする
アウトバストリートメントは、あくまで髪そのものの補修をするための成分です。そのため、頭皮にはつけないようにしてください。それこそ、毛穴詰まりなどを起こし頭皮トラブルに繋がってしまうかもしれません。
ドライヤーを近づけすぎないように注意して乾かす
ドライヤーで乾かして、アウトバストリートメントは完了です。ですが最後まで、気を抜いてはいけません。慌ててドライヤーを近づけすぎると、髪を熱で傷めてしまいます。適度な距離を、保ってください。
まとめ
近年は、多くの女性がヘアカラーやパーマを気軽に楽しんでいます。それだけに、髪のダメージに悩む人も多いでしょう。
アウトバストリートメントを使えば、通常以上の補修効果に期待できます。使いやすいものを見つけて、女性らしい美しい髪を作るため役立ててみてはいかがでしょうか。