記事の目次
一重から二重になる方法
生まれつきの一重さんが二重にするには、アイプチやメザイク、アイテープなどを使う方法が一般的。
アイプチ
アイプチとはのり状の液体を二重にしたいラインに塗って乾燥させ、専用のプッシャーを使って二重のヒダができるように整える方法です。簡単にいえば、まぶたの皮膚を専用ののりで貼り合わせるというもの。
価格は780~1200円程度でコスパは普通といったところでしょう。やり方は比較的に簡単で、初心者でも綺麗に仕上げることができます。
メザイク
メザイクとは収縮性と粘着力のある極細の繊維を、二重にしたい部分に貼り付ける方法です。極細の繊維が縮む力で二重のラインを作る仕組みなので、なんといっても見た目の自然さが魅力的。瞬きしたりまぶたを閉じても周囲に気づかれにくいはず。価格は1200円程度と、アイプチに近い価格です。
メザイクは仕上がりが自然で綺麗な半面、コツを掴むまでの難易度が高く、慣れるまでは思い通りの二重が作りにくいというデメリットがあります。
アイテープ
アイテープはその名の通り、まぶたにテープを貼って二重のラインを作る方法。アイプチのように乾かす時間が必要ないので、忙しい朝でも手軽にできて簡単に仕上がるのが特徴です。価格はおよそ1000円前後。見た目の自然さは、色や素材の選び方によって変わってきます。
絆創膏
絆創膏は、絆創膏を細長く切ってままぶたに貼る二重方法です。絆創膏をアイテープの代用として使えば、コスパと時短、さらに簡単さもニジュウマル!
絆創膏の価格はスタンダードサイズ25枚入りで300円程度とリーズナブル。また、一枚を細く切って使うので、さらにコスパが優秀というメリットがあります。
絆創膏二重の仕上がりは?
実際に絆創膏で二重を作るとどんなふうに仕上がるのでしょう。
このビフォー・アフターを見れば、絆創膏で作った時もぱっちり二重になっています。仕上がりがとても自然で、絆創膏で作ってるなんて想像もできないくらいです。目も大きくなっていますね。
アイプチに絆創膏を使うメリット
あらためてアイプチに絆創膏を使うメリットを確認してみましょう。
コスパが良い
アイプチに絆創膏を使う一番のメリットは、やはりコスパの高さでしょう。アイプチは毎日継続することで、生まれつきの一重さんでも二重に癖付けできる可能性があります。
毎日使うとなると気になるのが価格ですよね。冒頭の比較表を見てもわかるように、絆創膏はコスパと簡単さに特化しています。他のアイテムが1000円を超える価格に対して、絆創膏なら300円程度。しかも、一枚を細く切って使うので、一箱で長期間使えるんです。
乾かす時間がなくすぐできる
液状のアイプチだと乾燥させる時間が必要です。朝は何かとバタバタしがち。メイクだってパパっとすませたいですよね。絆創膏ならアイテープと同じ要領で使えるので、シールのようにただまぶたに貼り付けるだけ。乾くのをじっと待つ時間もいりません。
アイプチに絆創膏を使えば、コスパ、時短、簡単さの3つのメリットを手に入れることができるんです。
アイプチに絆創膏を使うデメリット
アイプチに絆創膏を使うと、次のようなデメリットが生じることがあります。
まぶたを閉じるとばれることも
絆創膏は同じ肌色でも、メーカーや商品によって色や質感が違います。そのため、自分の肌色に合っていない絆創膏だと、画像のように目を閉じたときに目立ってしまうことがあります。
少しの違和感であればアイシャドウでうまくぼかすことができますが、例えば絶対に絆創膏がバレたくない日にはおすすめできません。
仕上がりに差が生まれやすい
市販のアイテープはもともとカットされた状態で販売されているものがほとんどです。一方、絆創膏だと自分で切るので、サイズが左右バラバラになるときもあるでしょう。
長さや幅が左右で違っていると、二重の形も違ってきます。カットの不具合で、仕上がりに差が出やすいのもデメリットといっていいでしょう。
アイプチ代わりに絆創膏で二重を作る方法
ここからは、絆創膏を使って二重を作る具体的な方法を解説します。
必要なもの
絆創膏
まず必要なのが絆創膏。最近では指先用のT型のものや大判サイズなど、いろいろな形・サイズのものが販売されています。
しかし、アイプチ代わりに使用する絆創膏は原型であるスタンダードサイズを選びましょう。
プッシャー
プッシャーとは先端がY型になっている、細長いスティックのこと。二重の形を整えるための必須アイテムです。のり状のアイプチやアイテープ購入時にはついていますが、プッシャーのみの販売はされていないよう。
手元にプッシャーがないという人は、100均などでアイプチを購入して付属のプッシャーを使うといいでしょう。
眉用のハサミ
絆創膏をカットするのに最適なのが眉用のハサミです。文具用のハサミだと大きすぎてカット部分が見えづらいので、思うように切るのは難しいはず。
その点、眉用のハサミなら、小さくて小回りがきくので微調整がしやすいのです。
アイプチ代わりに絆創膏で二重を作る手順
それではさっそく、アイプチと絆創膏を使った二重の作り方を紹介しましょう。やり方(作り方)をチェックしてください。
絆創膏の片側を切り取る
絆創膏の片側を、ガーゼのギリギリ部分で切り取ります。
使うのは、このシールの部分のみです。
もう片方も切り取っておきましょう。切り落としたシールの部分は周りを切り取り、正方形の形にします。
切り取ったテープの部分を細く切る
切り取ったテープの部分を2~3mm幅程度に細く切りましょう。
まぶたの厚さなどで、綺麗に二重になる幅は人それぞれ違います。何回か試して、自分に合う幅を見つけるのが綺麗な二重になるコツです。
剥がしてテープの両端を持つ
シールを剥がします。上手に剥がさないとくっついてしまうので注意してください。剥がしたら両端を持ちましょう。
自分の二重幅がつきやすい位置に、テープを食い込ませる
シールをまぶたの二重ラインに沿って貼ります。二重幅がつきやすい位置にテープをしっかり貼り付けましょう。この時、視線は下を見下ろすように半目にするのがコツです。
余分な端の部分を小さいハサミで切り取る
テープの両端の余分な部分を、眉用などの小さいハサミでカットします。
端を少し引っ張るようにして、まぶたを傷つけないように慎重に行いましょう。
スティックで形を整える
テープの部分に沿ってスティックで軽く押し込むようにしながら、二重を整えます。テープをしっかり定着させましょう。
完了!
綺麗な二重になっていたら完成です。
よりキープ力を高くするにはアイリキッドをプラス!
よりキープ力を高めたい場合、アイリキッドを併用することでキープ力の高い二重を作ることができるようになります。特別な日や1日外出する時などはぜひこの方法を参考にしてみてください。
アイリキッドで二重を整える
アイリキッドを二重に沿って入れていきます。二重を定着させ、テープのラインが目立たなくなります。
スティックで形を整えながら何度か塗ることで、キープ力が高くなります。
今回使用した「オートマティックビューティー ダブルアイリキッド」
絆創膏でうまく二重にできない原因
上記の方法で試してみても、うまく二重にできないという場合は、次の原因が考えられます。
絆創膏を引っ張りすぎている
二重のラインを綺麗に出すには、ある程度絆創膏の両端を引っ張りながら貼り付ける必要があります。
しかし、あまり強く引っ張りすぎると、絆創膏の縮む力でまぶたにシワができてしまうのです。目を開けているときはあまり目立ちませんが、瞬きしたり目を閉じたりすると周囲にバレやすくなります。
何度か練習を重ねて、適度な力加減を学習しましょう。
油分や水分がまぶたに残っている
まぶたに油分や水分が残った状態で絆創膏を貼ると、絆創膏と皮膚の密着力が弱くなってしまいます。これが原因で絆創膏の両端が剥がれやすくなるのです。
これを防ぐためにも、油分や水分をしっかりと拭き取ってから貼り付けるようにしましょう。
切り取った絆創膏のサイズが大きい
絆創膏のサイズが大きいと、綺麗な二重が作れなかったり剥がれやすくなったりします。また、画像のように二重のラインからはみ出してしまい、見た目がよくありません。
絆創膏は自分のサイズに合った大きさに切り取るようにしましょう。
アイプチのように二重になるおすすめの絆創膏
絆創膏でアイプチのように簡単に二重を作るには、絆創膏選びが重要です。ここでは絆創膏を選ぶポイントやおすすめの絆創膏商品について紹介していきたいと思います。
おすすめの絆創膏を選ぶポイント
絆創膏でより自然に簡単に二重を作るなら、以下のポイントを念頭に入れて絆創膏を選びましょう。
①伸縮性のあるもの
綺麗な二重のラインを作るには、適度に絆創膏を引っ張ってまぶたに食い込ませる必要があります。伸縮性のないものを選んでしまうと、ただ貼り付けるだけになるため、くっきりとしたラインが作りにくくなるのです。
自然で綺麗な二重を作るためにも、テープ部分が伸縮性のある素材を選びましょう。
②縦の長さが大きすぎないもの
縦幅が大きすぎるとまぶたに貼り付けた際、食い込みが中途半端になって綺麗な二重が作れません。さらに、テープが二重のラインからはみ出してしまうので見た目も不自然に。綺麗に仕上げるためにも、縦の長さが大きすぎないものを選びましょう。
③自分の肌に近い色のものor透明を選ぶ
絆創膏選びで一番大事なポイントは、自分の肌に近い色を選ぶこと。自分の肌色と違っていても、ある程度はアイシャドウでカバーできますが、至近距離ではバレてしまう危険性大。自分の肌に近い色なら瞬きしたり目を閉じたりしても、目立たないのでバレにくいでしょう。
もしくは、透明の絆創膏もおすすめ。透明ならまぶたを閉じても自分の肌色そのままが透けて見えるので、見た目が自然で目立ちにくいのです。
こちらは肌色タイプと透明タイプの絆創膏を使った画像です。どちらも綺麗な仕上がりですが、透明タイプの方がより自然に見えるのではないでしょうか。
さらに、上の画像は自分の肌色に合っていない絆創膏を貼ったものと、これをアイシャドウでカバーしたもの、透明タイプの絆創膏を貼ったものの3つを比べたものです。透明タイプの絆創膏が一番自然で目立ちにくいのが理解できると思います。
こういったことからも、自分の肌色に近いもの、または透明タイプがおすすめなのです。
おすすめ絆創膏「ジョンソン&ジョンソン バンドエイド透明タイプ」
二重作りに絆創膏を使うなら、こちらの透明タイプがおすすめです。上記の画像もこの絆創膏を使っています。
ジョンソン&ジョンソン バンドエイド透明タイプは、水に強くて剥がれにくく、そのうえ通気性がいいので一日中貼っていてもかぶれにくくて、肌への負担が少ないのが特徴。
40枚入りで400円弱とコスパがいいのも魅力です。
絆創膏で作った二重のアイメイクのコツ
絆創膏で二重を作ったら、アイメイクで目立たせない工夫をしましょう。
絆創膏二重のアイメイクのポイント
自分の肌色に近い色や透明タイプの絆創膏で作った二重を、さらにメイクで自然に仕上げることができます。そのポイントはアイシャドウの色選びとアイラインの引き方。さらに詳しくみていきましょう。
ブラウンのアイシャドウで絆創膏をカモフラージュ
アイシャドウはブラウン系を選びましょう。ブラウンは肌と同系色なので、肌馴染みがよく目を大きく見せる効果も期待できます。ブラウンのアイシャドウを絆創膏の上に塗って絆創膏ごと色付けしてしまえば、至近距離で見られてもより気づかれにくくなります。
下の画像を見てもわかるように、目を閉じても絆創膏が目立ちません。
アイラインは目尻のみがお直しも簡単!
アイライン液が絆創膏に付着すると、綺麗なラインがひけず不自然な仕上がりになってしまいがち。そのため、アイラインは目尻だけにひくようにしましょう。化粧直しが必要になっても目尻だけなら、せっかく作った二重のラインを崩すことがないので簡単で安心です。
ビューラーでしっかりまつ毛をあげてデカ目に
ビューラーでまつ毛をしっかりと持ち上げることでも、目を大きく見せる効果や二重のラインを強調する効果が期待できます。しっかり活用して綺麗な目元を作りましょう。
絆創膏二重におすすめのアイシャドウ
ここからは、絆創膏を自然に隠すのにおすすめのアイシャドウを紹介します。
エクセル スキニーリッチシャドウ
エクセル スキニーリッチシャドウは、@コスメ人気ランキング1位、2018年ベストコスメアワードを受賞した評価の高いアイシャドウ。スルスルとのびがよく肌なじみがいいのが魅力的。上品な輝きをはなつ微細なパールの効果で、絆創膏の存在をカモフラージュしてくれます。
ザ アイシャドウ / 60 Trust Me (M)
こちらも@コスメ人気のアイシャドウで、2017年にベストコスメアワード・ベストアイシャドウ1位を獲得しています。60 Trust Me (M)はノンパールで、深みのあるスモーキーブラウン。マットアイシャドウで吸着するので絆創膏もバレにくいのが特徴です。
せっかく作ったのに…!絆創膏二重が剥がれてしまう時は?
絆創膏でせっかく二重を作ったのに剥がれてしまうときは、以下の原因が考えられます。
絆創膏二重が剥がれてしまう原因
絆創膏が剥がれてしまう原因は、まばたきや汗、目を擦るといったことが挙げられます。
まばたき
まばたきはまぶたの筋肉を収縮させて、眼球の表面に涙の膜を作る役割をしています。その回数は1分間に20回ともいわれています。このまぶたの収縮運動が原因で絆創膏が剥がれてしまうのです。
汗
人の体は体温を一定に保つため、発汗して調整しています。汗の成分のほとんどは水分ですが、中には皮脂なども混ざっています。この水分や皮脂が原因で絆創膏の粘着力が弱まり、剥がれてしまうのです。
目を擦る
人によっては目を擦るクセがある人もいるでしょう。擦ってしまっては剥がれるのは当たり前。こういったクセを持っている人は絆創膏が剥がれやすいでしょう。
絆創膏二重が剥がれてしまうときの対処法
では、絆創膏が剥がれないようにするにはどうしたらいいのでしょう。対処法をみていきましょう。
絆創膏をつける前にしっかり洗顔をする
肉眼では見えませんが、肌表面には皮脂や汚れが付着しています。これらがついたまま絆創膏を貼ると、まぶたと絆創膏の密着力が弱いので、ちょっとした刺激でも剥がれやすくなってしまいます。
絆創膏をまぶたに密着させるには、しっかりと洗顔をして皮脂や汚れを洗い流しましょう。
水分をしっかり拭き取る
洗顔後に水分が残っている状態でも、絆創膏が剥がれやすくなってしまいます。しっかりと水分を拭き取ってから貼るように気をつけましょう。
つけ直せるよう予備のテープを常備する
出先で剥がれてしまった場合を想定して、予備のテープを常備しておくと安心です。すぐに貼りかえられるよう、いつもの形に切り揃えたものを2~3セット持っているといいでしょう。
絆創膏の剥がし方
まぶたは皮膚が薄くデリケートな部分です。絆創膏を剥がすときに乱暴に剥がしてしまうと肌荒れの原因になりかねません。以下の要領で、肌への刺激をできるだけやわらげましょう。
準備するもの
準備するものは次の3つです。
- 化粧水または水
- 乳液
- コットン
水や化粧水を含ませたコットンでまぶたを濡らす
まず、コットンを2つ折りにして、水または化粧水を染み込ませます。液がたれない程度で、やや多めに染み込ませるといいでしょう。
次に化粧水を染み込ませたコットンを、まぶたに優しく押し当てます。
このとき、化粧水液が目に入らないよう注意しましょう。
水分で絆創膏の粘着が取れて浮いたところを剥がす
コットンに含まれた水分が絆創膏に浸透して、絆創膏の粘着力が弱まってきます。次第に、絆創膏が浮いてくるので、このタイミングで剥がしましょう。
しっかり保湿をする
剥がした後は肌がダメージを受けている状態です。化粧水・乳液を使ってしっかりと保湿をしましょう。
アイプチに絆創膏を使うときの注意点
アイプチ代わりに絆創膏を使うときに注意すべき点を理解しておきましょう。
まぶたが腫れたり荒れることがある
絆創膏は医療用に使うものなので、比較的に肌への刺激が少ないと考えられます。しかし、まぶたは皮膚が薄い部分なので、毎日繰り返し貼っていると、人によってはまぶたが腫れたり肌荒れがおこることもあります。
荒れたり腫れてしまうときの対処法
荒れたり腫れてしまったときは、保冷剤などで患部を冷やしましょう。そうすることで、痛みや痒みがおさまってきます。炎症がおさまっても無闇に手で触れるのはよくありません。手にはさまざまな雑菌が付着しています。
外的刺激から患部を守るためにも、きれいに洗った手で保湿クリームなどを優しくのせるようにつけましょう。
荒れてる間にも二重にしたいときは?
絆創膏で二重を作るときの疑問を美容部員が解消!
絆創膏で二重を作る際の疑問について、専門家に聞いてみました。
絆創膏をつけたまま寝ると癖づくのはホント?
絆創膏を何度もするとまぶたが伸びるのはホント?
まとめ
アイプチ代わりに絆創膏を使う方法を紹介しました。絆創膏はコスパ抜群で、乾かす手間がないので時短にもつながる優秀アイテム。使わないのは勿体無い!
今回の記事を参考にして、絆創膏二重作りに挑戦してみてくださいね。