洗顔ブラシに期待できる効果
洗顔ブラシは、手指の代わりに手動や電動のブラシを使って肌をマッサージしながら汚れを落とす洗顔アイテムです。
ブラシを使用することによって、顔の隅々や肌の奥の汚れをくまなく落とすことができます。では、手指で洗う洗顔に比べてどんなメリットがあるのかについて説明しましょう。
ムラなく洗うことができる
一般的な洗顔では手のひらに洗顔料を泡立てて、顔全体を両手で包み込むようにしながら洗浄します。指を細かく動かすというよりも手のひらを使って洗顔するため、顔の中央はしっかり洗えても隅々まで指が届かないこともあります。
洗顔ブラシは数多くの毛を移動させながら洗顔することができるので、顔全体をムラなく洗うことができます。
肌への負担を減らせる
手指だけを使って洗顔する際には、両手の平いっぱいに洗顔料を泡立てて顔を滑らせながら洗顔することになります。肌と肌をゴシゴシとこすり合わせることになるため摩擦によって肌にダメージを与えることもあります。洗顔ブラシを使えば、その負担も小さくなるでしょう。
また、手指を使って洗うよりも洗顔料も少なくて済むので、洗い過ぎやすすぎ残しなどの心配も少ないです。
毛穴までしっかり洗える
手指を使った洗顔ではどうしても肌の表面のみを洗い流すことになりますが、ブラシは毛の先端が肌の奥まで届くため、毛穴の奥に詰まっている皮脂汚れや古い角質なども洗い流すことができます。
ニキビケアに使える
ニキビの原因となる毛穴の詰まりを解消するためには、古い角質をためないことが大切です。角質ケア洗顔料や美容液を使っていても体質や肌質的に角栓ができやすい人にとっては、物理的に角質をオフできる洗顔ブラシは嬉しいアイテムです。
マッサージできる
手指を使った洗顔では肌の摩擦が生じることから、それほど長く肌をこすることはありません。洗顔ブラシは、密集したたくさんの柔らかい毛の先端によって、肌に適度な刺激を与えながらマッサージできます。
電動の洗顔ブラシのなかには音波振動などを使ってマッサージできるものもあり、血行促進や老廃物の排出も期待できるでしょう。
化粧水などの浸透が良くなる
古い角質や皮脂汚れが残っていると、どんなに高価な化粧水や乳液、美容液などを使っても肌の奥まで浸透させることはできません。
洗顔ブラシを使うことによって毛穴の奥に詰まった古い角質などを除去することができるため、化粧水などが肌の奥まで浸透するようになります。
洗顔ブラシの正しい使い方
洗顔ブラシによって肌が傷つくのではないかと使用を躊躇する方もいるのではないでしょうか。そこで、肌を傷つけずに、すっきりツルツルの肌になるための洗顔ブラシの正しい使い方について説明します。
必ずメイクを落としてから使う
洗顔前にはクレンジングでメイクをしっかり落としておくことが大切です。
メイクしたまま洗顔ブラシを使用すると、洗顔料とメイクが混じって毛穴に残り、肌に刺激を与えるとともに、洗顔ブラシが汚れて持ちも悪くなります。
使う前にブラシと顔をしっかり濡らす
乾いたままで肌と肌をこすり合わせると摩擦によって肌に大きなダメージを与えることになります。洗顔ブラシを使用する際は、事前に顔をしっかりと濡らしておくことが必要となります。
また、顔だけでなく洗顔ブラシの方も濡らして摩擦によるダメージが起こらないようにすることも大切です。
洗顔料はしっかりと泡立てる
洗顔ブラシを使用する際は、しっかりと泡立たせた洗顔料を滑らせるようにして、泡の力で優しく洗うことを意識するのが大切です。
手指を使用するときよりも洗顔料の量は少なくていいので、洗顔料の付けすぎにも注意が必要です。
ブラシは肌に対して垂直に当てる
洗顔ブラシは、斜めに倒すと毛先が肌に触れる面が鋭くなることにより肌に与える刺激が強くなります。洗顔ブラシを寝せることなく、肌に垂直にあたるように使用することが大切です。
洗顔ブラシを移動するだけで毛先が肌をマッサージしながら汚れを落とすことができるため、必要以上に力を入れないようにしましょう。
優しくマッサージするように洗う
洗顔する際は、汚れや皮脂などをしっかりと落とそうとつい力を入れてゴシゴシこすってしまうことがあります。柔らかい毛でできた洗顔ブラシは、肌にそっと添えて滑らせるだけで毛穴の奥に詰まった汚れもかきだしてくれます。
力を入れて押し付けてマッサージするとどんなに柔らかな毛であっても肌に負担をかけることになるので、注意が必要です。
長時間洗い続けるのは良くない
洗顔ブラシの適度な刺激はマッサージ効果が期待でき、心地いいのでついつい長く使用してしまいがちです。しかし、柔らかい毛先でも長時間にわたって肌を刺激するとやはりダメージを与えることになります。
メーカーによって使用頻度や使用時間は異なるので説明書をしっかり読んで確認してみましょう。また、一回の使用時間はだいたい30秒から60秒程度です。
ぬるま湯でしっかりと洗い流す
洗顔の後、肌がつっぱったり、赤みや炎症が起きたりする原因のひとつには、すすぎが足りず洗顔料の成分が残ってしまうこともあげられます。
洗顔ブラシは手指よりも肌の奥に洗顔料を届けることができるため、すすぎはたっぷりのぬるま湯を使って十分に行うことが大切です。
肌が弱い人は毎日使わない
一般的なスキンケアでも、洗浄力の高い洗顔料を使ったり、長時間洗ったりすることで肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。
手指で洗うよりも効果的に汚れを落とすことができる洗顔ブラシですが、やはり使い過ぎは禁物です。特に肌が弱い人は毎日の使用は控えるようにしましょう。
使用後はよく洗って乾かす
使用後のブラシには古い角質や皮脂汚れなどが付着しているため、きれいに洗って風通しのいい場所でよく乾かすようにしましょう。
洗顔ブラシを濡れたまま放置すると雑菌が繁殖して肌トラブルを引き起こすことがあります。
洗顔ブラシは効果なし?使い方の失敗例
洗顔ブラシを使ってみたものの思うような効果がでなかったという人もいるかもしれません。もしかしたらそれは、洗顔ブラシの効果が十分に出ない使い方による失敗かもしれません。ここではそんな失敗例を紹介します。
ブラシが肌に直接当たっている
洗顔ブラシを使うとお肌がひりひりする、赤くなってしまったという場合は洗顔ブラシをお肌に直接当ててしまっていることが多いです。それではお肌への刺激が強すぎて肌荒れの原因となってしまいます。
洗顔の基本は泡洗顔なので、ブラシを肌にあてないで泡で振動を与えるようにしてやさしく洗顔してみてください。
お肌のコンディションを考えていない
吹き出物やニキビ、乾燥などでお肌が荒れている状態で使っている場合は、肌バリアが壊れているとき。洗顔そのものが刺激になってしまいます。
そのようなときは一旦使用を中止して、お肌の状態を良い状態に戻してあげる必要があります。普段からナチュラルメイクを心がけ、肌の様子を見ながら徐々に洗顔ブラシを使うようにするとよいでしょう。
お肌に合っていないブラシを使っている
自分のお肌に合っていない洗顔ブラシを選んでしまっているという場合です。間違ったブラシを選択してしまっていると、使い方でカバーするのが難しくなってしまいます。
口コミがよいからといって自分の肌に合うとは限りません。洗顔ブラシの性能もよく調べて、自分のお肌に合ったものを購入するようにしましょう。
洗顔ブラシのタイプ別メリット
洗顔ブラシには、100均で手に入れられるものから職人技でつくられた高級品、電動のものなどさまざまな種類があります。洗顔の効果をアップするための洗顔ブラシの正しい選び方について説明します。
筆タイプのメリット:軽い、持ち運びやすい、コンパクト
筆タイプのメリットは、なんといっても軽い、持ち運びやすい、コンパクトというとことろでしょう。使用感においても筆タイプの方がソフトでしょう。特に高品質の筆タイプは、肌当たりがなめらかで泡立ちも抜群。もっちり濃密な泡に包まれて洗顔できます。
化学繊維や動物の毛など、素材にはさまざまな種類があり、場合によっては肌に合わないこともあるため注意が必要となります。
電動タイプのメリット :超高速の振動を発生させて汚れを取る
電動タイプの洗顔ブラシの大きなメリットは、音波振動などを使って手動ではできない超高速の振動を発生させて汚れを取ることができることです。
汚れを落とすだけではなく血行をよくするマッサージ効果を期待することもでき、ブラシやシリコンなどの素材やヘッドの形状の違いによってさまざまなタイプの中から自分に合ったものを選ぶことができます。
小鼻専用のコンパクトタイプ:小鼻周りの汚れをすっきりと落とす
鼻は頬やおでこなどのようにフラットではなく傾斜があり、皮脂が溜まりやすい部位です。
小鼻専用のコンパクトタイプの洗顔ブラシがあれば、気になる小鼻周りの汚れをすっきりと落とすことができ、鼻にブツブツができたりテカったりすることも防ぐことができるでしょう。
洗顔ブラシの正しい選び方
毛が柔らかいものを選ぶ
洗顔ブラシを選ぶ際に最もこだわりたいのが毛の柔らかさではないでしょうか。化学繊維のみならず、動物の毛を使用していても剛毛であったら肌を傷つける可能性があります。
ファンデーション用の筆として国内だけでなく世界的に有名な熊野筆のようなものがおすすめです。
なるべく毛が細く密集しているものが良い
洗顔ブラシは片手で持ってマッサージしながら洗うことができるコンパクトなサイズがおすすめです。また、ブラシ面の毛が太くばらついていると肌に摩擦を与えてダメージを与えることもあるので注意が必要です。
毛が柔らかいだけでなく細くて密集しているタイプの物であれば、肌を傷つけないだけでなく短時間で効果的に洗顔することができるでしょう。
コストパフォーマンスも重要
洗顔ブラシによっては、購入後数カ月に一度くらいブラシの交換が必要となってきます。交換用のブラシが高いと、せっかく初期費用を抑えてブラシを購入したとしても使うごとに出費が増えてしまいます。
購入前に、交換用ブラシの金額もしっかり調べておきましょう。
ダイソーの洗顔ブラシが価格・効果の両面で人気♡
ダイソーで販売されている洗顔ブラシがSNSで大好評となっています。使い始めてから毛穴が目立たなくなったという声も。
お値段は300円ながらも高いクオリティでケアに使う人が続出しています。ダイソーのブラシの特徴は、毛並みがとっても柔らかいこと。汚れを落としつつ傷つけにくい極細ブラシになっています。
顔や体に使える大きいものと小鼻専用の細いブラシの2種類で展開されています。
まとめ
洗顔ブラシは、毛穴に詰まった汚れをきれいに除去するだけでなく、隅々までまんべんなく汚れを剥ぎ取ることができる便利なアイテムです。
手動、電動の2つのタイプがありますが、なるべく毛が細くて柔らかく密集したものを選ぶようにするといいでしょう。肌へのダメージは少ないものですが、正しい洗顔の仕方を理解しておくことが大切です。