資生堂公式サイトに掲載された、シニアヘア&メーキャップアーティスト
鈴木節子さんが手がけた、時代背景とともに美の変遷と未来の美についての解説が話題になっています。
なんと、モデルさんはすべて同一人物とのこと。メイク次第で、女性はこんなにも変わるんですね。
【1920年代/大正ロマンのモダンガール】
THE大正美女!という印象です。

【1930年代/銀幕女優への憧れ化粧】
「強い女性」を感じられるメイクです。
髪型が一瞬サザエさんのように見えました‥。
漫画サザエさんの連載開始は1946年だそうです。

【1950年代/アメリカンスタイルとヘップバーンがお手本】
オードリーヘップバーン等、往年の大女優を彷彿するメイクです。

【1960年代/欧米志向真っ盛り 西洋人形風】
60年代リバイバルで、2000年代以降もCMや雑誌など、ファッショナブルなテイストとして用いられるメイクですね。

【1970年代前期/フォークロア調アンニュイなヒッピースタイル】
2015年現在でも、一定の層に人気のスタイルですね。シンガーソングライターや個性的なアーティストの方に好まれるメイクです。

【1970年代後期/欧米志向を脱却 日本美を見直し】

【1980年代初期~中期/ジャパンアズナンバーワンのキャリアウーマン】
1980代初期〜中期にブレイクした方ではありませんが、宮沢りえさんを彷彿させるメイクですね。

【1980年代後期~1990年代初期/バブル期のワンレン・ボディ・コン にわかお嬢様】
W浅野として一世を風靡した女優、浅野温子さん&浅野ゆう子さんのメイクもこんな感じでした。

【1990年代後期~2000年代初期/ミレニアムのヒカル クールビューティー】
90年代の音楽シーンを牽引した小室ファミリー。
安室奈美恵さん、TRF、globeのボーカルKEIKOさんも当時こんなメイクでした。

【2000年代中期~後期/モテ気分の盛化粧】
人気モデル、エビちゃん(蛯原友里さん)のメイク。

【2011年3.11以降/癒し愛され・ゆるふわ化粧】

【2010年代中期/にわか好景気の バブルリバイバル】
最近街でよくこんなメイクの女子大生を見かけますよね。

。
2020年に流行するメイクの未来予想図!
そして資生堂が公開した、2020年に流行すると予想されたメイクはこちら。
東京オリンピックを意識したメイクとなっています。
【ジャパンカラー】


日本古来の化粧の三原色である「赤」「白」「黒」を基調としたメーキャップを提案します。透明感のある肌や目頭の輝きを表現する白、目のフレームを際立てる黒いアイラインと赤い口紅など、和装メークで施す目の縁にさす紅を、黒いアイラインの縁にもさします。和の化粧を現代風にアレンジし、日本女性の凛とした美しさを表現しました。
【スポーティーポップ】

近年アイラインのメークアレンジが多様に表現されるようになったことも受け、明るいカラー、ブルーを使用したダブルラインのポップなメークを提案します。肌はツヤのある健康的な肌に、口もとはオレンジリップで、軽快でスポーティーな印象に仕上げます。全体的に軽やかで颯爽とした美しさを表現しました。
資生堂の分析によると
過去の社会・景気動向と化粧の関係を見ると、景気が良くなると明るい色の口紅や太眉が主流となり、凛とした元気なメーキャップが流行する傾向があります。
とのことです。
流行を牽引し、憧れの対象になる女性有名人の像も、それぞれの時代背景を映す鏡かもしれません。
より詳しいメイクの解説や各時代背景について気になる方は資生堂公式サイトをチェックしてみてください。
全ての画像出典および一部文章引用:資生堂公式サイト