本物のスーパースターであることを感じさせるエピソードが、ツイッターで再び話題になっています。
出典:aszlo Szirtesi / iStock. by Getty Images
クリスティアーノ・ロナウド選手に賛辞が相次いだのは、2014年7月に行われた名古屋に本社を置く美容機器メーカー「MTG」社のPRイベント。
憧れのスーパースターに夢を明かしたサッカー少年、クリスティアーノ・ロナウド選手は素晴らしい心遣いをみせました。
少年がポルトガル語で「夢を叶えるためにはどうしたらいいですか?」と質問。
質問者に選ばれた少年が、準備してきたと思われるポルトガル語で「ロナウド選手とプレーするのが夢です」「夢を叶えるためにはどうしたらいいですか?」とクリスティアーノ・ロナウド選手に質問。
クリスティアーノ・ロナウド選手に思いを伝えるため、一生懸命用意したメモを読み上げます。
するとなぜか、ポルトガル語を話す少年に対して、会場から2回にわたって笑いが起きました。
「OK」、そうつぶやいたクリスティアーノ・ロナウド選手は、毅然とした表情で次のように切り出します。
「なぜ笑うんだい? 彼のポルトガル語は上手だよ」
C.ロナウドにポルトガル語で質問する日本の少年。カタカナで書いてきたであろうメモをたどたどしく読み上げる姿に、会場は大人たちの笑いで包まれる。その中、彼だけが笑わず人々に「何故笑うんだい?」と問いかける。"神対応"という言葉では表現しきれない、夢を与えられる人間の崇高さを感じた。 pic.twitter.com/ALQKTXD4Ay
— 台湾人 (@Taiwanjin) 2016年12月3日
スーパースターを目の前にし、緊張感とともにポルトガル語で話かけた少年。
そして、少年の心情を推測し、傷つけないように対応したクリスティアーノ・ロナウド選手。
この一言によって、会場は拍手へと変わりました。
これぞ紳士と呼べる振る舞い。
@Taiwanjin 見た目だけでなく心までイケメンとは..非の打ち所がないですね
— M O E (@tamanofu_moe) 2016年12月4日
@Taiwanjin 同じ人間としてこう立ち振舞いたいと思いますね。
私はロナウドのファンではありませんでしたが、この対応に一瞬でファンになりました。— 白木 和徳(東海地方で活動中) (@RrayGo) 2016年12月4日
クリスティアーノ・ロナウド選手は、少年の質問に対して最後にエールを贈りました。
「常にプロになりたいと意識し、そのために努力をしてください。
プロになるのは簡単なんじゃないかと思う人もいるかもしれません。
ですが、本当に自分で強い信念を持たないといけません。
一生懸命トレーニングをしてチャンスがあればものにしなければいけません。
日々の生活の中にあるチャンスを生かし、自分の才能を発揮させなければいけません。
僕は11歳でキャリアをスタートさせて、ずっとプロになりたいと夢を持っていました。
16歳でプロになりました。
もちろん、周りのサポートもありました。
でも僕が一番伝えたいことは、自分の力を信じること、そして100%努力すること。
そうすれば夢は必ず叶います」
@Taiwanjin
ぎこちないポルトガル語でも、相手に敬意を表し相手の母国語で質問する。
それに対してロナウドは真摯(紳士)な態度で聞く。
どこにも笑う所は無いと思うのですけどね……— モグラ@UO周りに配れないP (@koubemogura) 2016年12月3日
画像出典:
・@cristiano(instagram.com)