
世界最高峰と呼ばれるバレエ団「アメリカン・バレエ・シアター」で、チームの首席ともいえるプリンシパルにミスティ・コープランドという女性が選ばれたことが、2015年の6月30日に分かりました。
アフリカン系アメリカ人である彼女は、黒人と白人のハーフ。しかしたくましい体型と健康的な肌の色は、「黒人女性」と呼ばれ、時には差別意識を込めて呼ばれることもあったそうです。
ちょうど昨年の今頃、「あなたは体型が筋肉質で、胸も大きく、年も取りすぎている。プリマに向いていない。」と言い放たれても懸命に努力を重ね、ステージの上に上がる…というCMが話題になっていました。
この動画で有名になり、世界でもっとも影響力のある100人にも選ばれた彼女は、また別の不安がよぎったといいます。「私はステージに上がることができた。けれど黒人女性がプリンシパルになるのは本当に至難の技ではないか。現代ではまだ、難しいのではないかと考えていまいた」もし、一番になれなければ、自分は「結局、夢がかなえられなかった女になってしまう」と。
でもその不安も、長い歴史上の事実も、彼女の努力がすべて塗り替えプリンシパルになることができたのです。
Misty Copelandさん(@mistyonpointe)が投稿した写真 –
小さい頃からプリンシパルに憧れ、バレエを続け、生まれ持った体型や環境、年齢に悩まされながらも、ずっと夢を諦めなかった彼女。その努力の結果は、本当に素晴らしいものですね。
Misty Copelandさん(@mistyonpointe)が投稿した写真 –
彼女の踊りは、誰ものが認める素晴らしいもの。逆境の中で頑張る人たちにとって、素晴らしい勇気を与えるのではないでしょうか。