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食べ物の糖質を細かく調べる必要はありません
実は「もつ鍋 糖質ダイエット」「ハイボール 糖質ダイエット」「麻婆豆腐 糖質」「ほうれん草 白あえ 糖質」のようなキーワードで検索をかける人が多いんです。糖質制限ダイエットを実践している方で、もしこういう検索を高い頻度で行っている人がいたら、糖質制限ダイエットの本質を見誤っているかもしれないので行動をちょっと見なおしてみましょう。
何で糖質の量を調べる必要がないの?
食事の糖質をチェックすることは一概に不要とは言えませんが、糖質制限ダイエットは「これは食べても大丈夫」「あれは食べてはいけない」と食べ物の糖質を確認しながら食事のメニューを取捨選択するものではないと言えるでしょう。
いちいち糖質を確認しながら食事を選んでいては大変で長続きしないでしょうし、糖質制限ダイエットは、食べ物を我慢しながら実践するような過酷なダイエット方法ではなく、もっと簡単・手軽に、仕組み的に取り組めるダイエット方法です。
糖質制限ダイエットの実践方法
糖質制限ダイエットは、簡単・手軽に仕組み的に行うものだと書きましたが、どういうことかと言うと、我々日本人の主食であるお米やパンを食べる量とタイミングを調節するだけで十分効果が得られるからです。
具体的には、以下のような取り組みだけでも体重は減り始めます。
・ダイエット強化期間中はお米はお茶碗半分〜3分の2程度にする
・夜はお米を食べる量を控えめにする、あるいは食べない
加えて、砂糖の多い飲料・アイスなどを控えるようにすれば、効果はより確実に得られるでしょう。
夜ご飯のお米摂取を控えるのがおすすめ
糖質制限ダイエットを始めたばかりの方は、まず夜ご飯でお米を食べるのを控えるようにするのが、比較的取り組みやすい上に効果が得られやすいのでおすすめです。
私達人間は、寝ている間もエネルギーを消費します。日々の睡眠時間を8時間だとすると、1日の基礎代謝が1,200キロカロリーの女性の場合、寝ている間に400キロカロリー消費することになります。
晩ごはんにお米を摂取すると、食後から入眠後しばらくまで、まず晩ごはんで食べたお米の糖から消費されていきます。ですが、お米を食べるのを控えた場合は早い段階から体内で糖新生(とうしんせい)が行われ、身体に蓄えられた脂肪が代謝に使われ始めます。
外食するときは「ご飯少なめで」「お茶碗半分で」を習慣にしましょう
痩せるために摂取カロリーを調整しようとすると、意外に手こずるのがお昼ご飯です。
一人でコンビニご飯やお弁当で済ませられる人はいいのですが、会社の同僚と一緒にランチに行くのが全体的なムードになっている会社って少なくないと思います。
ビジネス街の飲食店はイタリアンや中華、ラーメン、とんかつなど高カロリーなお店が多いため、平日のお昼はいつも外食になるという人はダイエットがしづらいですよね。
そこで習慣にしてほしいのが、メニューを注文するときに「ご飯少なめでお願いします。」「ご飯はお茶碗半分でお願いします。」とご飯の量を少なくしてもらうことです。
お茶碗1杯(140g)のカロリーが235kcal、どんぶり(240g)で403kcalですから、半分にしてもらうだけで、早足ウォーキング30分〜1時間相当のカロリーコントロールになりますし、糖質制限による糖新生も起きやすくなります。
無理のない糖質制限を
やる気をもってダイエットに臨むことはいいことですが、過度の糖質制限は身体への負担が大きいため注意しましょう。最初は、お米の量を減らすだけでどれくらい体重に変化が現れるのか確かめる程度でもいいかもしれません。