カレーで痩せられるの?ビーフカレーダイエットのやり方を伝授!

テレビでカレーダイエットが紹介されたことがありますが、おいしいカレーでダイエットできれば、こんなにうれしいことはないですよね。ただ、「カレーダイエットって、実際どうなの?」と、疑問に感じている人もいるはず。そこで今回は、管理栄養士であり20kgの減量に成功した経験を持つ*satomi* さんに、カレーダイエットについて詳しくお聞きしました。カレーダイエットに興味がある方は、さっそくチェックしていきましょう。

カレーダイエットが効果的なメカニズム

テレビでも話題になったことのあるカレーダイエット。「本当に痩せられるの?」と半信半疑の人も少なくないのでは?そこで、なぜカレーでダイエットができるのか、その理由をチェックしてみましょう。

香辛料が発汗促進&代謝アップ

カレーには多くの香辛料が含まれています。それらの香辛料は、体を温めて代謝をアップする働きや、発汗作用などがあるといわれているため、摂取することで不純物を排出する効果が期待できます。

発汗作用があったり、代謝をアップしたりするのに効果的な、具体的な香辛料としてはカルダモン・ガーリック・ブラックペッパー・ショウガ・カイエンペッパー(トウガラシ)などがあります。また、カイエンペッパーの辛み成分でもあるカプサイシンには脂肪燃焼効果も期待できるため、さまざまな相乗効果が望めるでしょう。

ダイエットに役立つ具材を入れられる

カレーは、具材によってさまざまなアレンジができ、複数の野菜を入れて食べられます。そこで、ダイエットに役立つ具材を組み合わせることで、さまざまな効果を引き出すことに期待が持てるのです。カレーに入れる具材の例と期待できる効果を見てみましょう。

  • 牛肉:脂肪を燃焼するといわれるカルニチンが多く含まれているので、ダイエットに効果的
  • ホウレンソウ:鉄分が含まれているため、鉄不足による基礎代謝の低下を防ぐのに効果的
  • 玉ネギ:酵素の働きにより、たんぱく質を分解して消化しやすくするといわれているほか、血液をサラサラにする効果も期待できる

意外に思われるかもしれませんが、鉄分が不足すると全身に酸素が行き渡らなくなり、内臓の働きなどが低下してしまいます。結果、基礎代謝が落ちて、痩せづらくなってしまうのです。

鉄分といえば、ホウレンソウが思い浮かぶかもしれませんが、赤身の肉にも多く含まれています。そのため、牛肉のモモ肉やロースなどを使用したホウレンソウ入りのビーフカレーは、多くの鉄分を摂取でき、鉄不足を解消して代謝の低下を防ぐ効果が期待できるでしょう。

カレーのカロリーを抑える方法

いくらカレーがダイエットに効果的といっても、効果をあげるためにはカロリーを抑える必要があります。そこで、カレーのカロリーを減らすためにはどうすればよいのか解説します。

具材を多くする

カレーに入れる具材を多くして、ルウを少なくすることで、カレーのカロリーを抑えられます。というのも、カレーのルウには小麦粉の炭水化物や、油の脂質などが多く含まれているためです。そのため、ダイエット目的にカレーを食べるなら、ルウをなるべく摂らないようにする必要があるのです。

たとえば、ホウレンソウやトマト、玉ネギ、ナス、シメジなどを入れて具だくさんにすることで、自然にルウを少なくできます。また、野菜類には、体の調子を整えるビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、ダイエットの効率を上げることにもつながり、一石二鳥といえるでしょう。

カロリーオフのルウを使用する

カレーのルウの量を減らす方法もよいですが、今はカロリーを抑えた「カロリーオフ」のカレールウも市販されています。カロリーを半分に抑えたルウを使用すれば、より簡単に摂取カロリーを抑えられて便利です。

カレーダイエットの正しいやり方

ダイエットをするためには、正しい方法を理解して実践することで、より効果が期待できます。そこで、カレーダイエットの正しいやり方を、具体的に見ていきましょう。

野菜をたっぷり入れる

ダイエット目的でカレーを作る場合、炭水化物や脂質が多く含まれるカレールウを減らすために、具材を多く入れることがポイントです。たとえば下記のように、さまざまな効果が期待できる野菜を入れてみてはいかがでしょう。

  • トマト(リコピン):強い抗酸化作用による、活性酸素の除去が期待できる
  • シメジ(食物繊維):食後の血糖値が急激に上がらないよう抑えるのに効果的
  • ナス(アントシアニン):コレステロールを下げる効果が望める

いろいろな野菜を入れることによって、ルウの量を減らせるだけでなく、同時に体に必要なものも補給できます

ご飯の量を抑える

カレーダイエットをする際は、ご飯の量を抑えることが重要です。ご飯は炭水化物なので、ご飯の量が多いといくらルウの量を減らしても、意味がありません。

とくにカレーの場合、ご飯の量が多くなりやすいので注意が必要です。目安としては、茶碗1杯分(150g)程度にするとよいでしょう。

夜ではなく朝に食べる

カレーといえば、お昼か夜に食べることが多いですが、ダイエットをするなら朝に食べるようにしましょう。具をたっぷりと入れてルウを減らし、ごはんの量を控えめにしても、やはりそれなりの炭水化物や脂質が含まれています。

そのため、とくに運動量の少ない人の場合、夜に食べるとそれほど効果を実感できない可能性があります。

カレーダイエットをする際に注意したいこと

カレーダイエットを実践する場合、通常のカレーを作る場合とは違い、注意したいことが3つあります。ダイエットを成功させるために、ぜひ押さえておきましょう。

イモ類や根菜類を入れない

カレーに入れる具材といえば、ジャガイモや人参を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、ダイエットにはジャガイモなどのイモ類や、人参などの根菜類は大敵です。イモ類や人参は糖質が多いため、ダイエットする際のカレーの具材にはおすすめできません。

具材を油で炒めない

一般的にカレーを作るときには、まずは具材を油で炒めてから水を入れて、ルウを入れることが多いでしょう。しかし、ダイエット目的の場合、ルウ自体に油が入っているため、具材を油で炒めてしまうと脂質が多くなってしまい、よくありません。

そのため、具材を炒めないようにするか、テフロンのフライパンで油を敷かずに炒めてから、鍋に入れて作るとよいでしょう。

牛肉は赤身の部分を使用する

ビーフカレーに入れる牛肉は、赤身のモモ肉やロース、ヒレを使うようにしましょう。牛肉は、筋肉を作るたんぱく質が多く、脂肪を燃焼するには効果的です。

これに対し、脂身の多いバラ肉などを使っては、カロリーが上がってしまい意味がありません。したがって、カレーダイエットをする場合は、脂質の少ない赤身の肉を使うことをおすすめします。

ダイエットにおすすめのカレーレシピをご紹介

カレーダイエットのやり方や注意点を押さえたところで、実際に作ってみたくなったのではないでしょうか。ここで、カレーダイエットにおすすめのレシピをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

具だくさんビーフカレー【材料・作り方】

野菜などの具がたっぷり入った具だくさんビーフカレーの作り方をお教えします。こちらのレシピは8人分なので、人数に応じて材料を調整してくださいね。

【材料】

  • 牛ロース肉 300g
  • トマト 1個
  • ピーマン 2個
  • ナス 2本
  • 玉ネギ 1個
  • シメジ 1袋
  • カレールウ 2分の1箱
  • 水 900cc
  • 雑穀米 1200g

作り方

  1. トマト、ピーマン、ナスは乱切り、玉ネギはくし切り、シメジは石づきをとって食べやすい大きさに裂く
  2. 1と牛ロース肉をテフロン加工のフライパンで、油を敷かずに炒める
    *テフロン加工のフライパンがない場合は、オーブンで焼くか鍋にそのまま入れてもOK
  3. 鍋に2と水を入れ15分~20分ほど煮込む
  4. 3に火が通ったら火を止めてルウを入れ、弱火でとろみをつかせる
  5. 皿に雑穀米をのせ、4をご飯にかけたらできあがり

具だくさんビーフカレー【ポイント】

野菜は上記以外にも、好きなものを使っても美味しいですよ。また、市販のルウを使用してOKなのですが、カレーダイエットのポイントはスパイスにあります。そのため、できるだけスパイスが豊富なルウを選び、さらにスパイスを加えてもよいでしょう。

今回ご紹介した雑穀米は、白米より食物繊維が多く急激に血糖値を上げないので、脂肪をつきにくくするのに効果的です。また、雑穀米は体に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、ダイエットの効率を上げるのに役立ちます。

まとめ

ダイエット法にもいろいろなものがありますが、カレーダイエットなら少し工夫するだけで、精神的な負担を感じずに実践できそうですね。ただし、実践者の中には、「3kg減量できた」という人もいれば、「かえって太ってしまった」という人もいます。

この結果の差は、正しく行ったかどうかだと考えることができますが、「スパイシーなカレーを食べるだけで痩せられる」ということではありません。痩せるためのポイントをしっかり把握して、週に3日程度朝カレーを取り入れてみてください。