食べてないのに痩せない理由①筋肉量が減ってる
基礎代謝の量は高ければ高いほど痩せやすいと言われています。一日に消費されるエネルギーのうち、基礎代謝は全体の70%も占めています。
基礎代謝を上げるためにエクササイズに励んだり、スポーツをしたり入浴をするのが奨励されていますよね。食べないダイエットは反対に、基礎代謝を低下させることに繋がります。
食べないと脂肪はもちろん筋肉も落としてしまうので、結果的に痩せにくい体になります。
食べてないのに痩せない理由②たんぱく質不足
それなら運動をしつつ食べなければ筋肉をキープしながら痩せられる!と思うかもしれませんが、それも間違え。
筋肉は運動とたんぱく質で作られています。肉や魚、大豆製品、乳製品からたんぱく質は摂取できますが、たんぱく質が不足してしまうと、筋肉は作られないだけではなく、不足分を補うために体の中で分解されてしまいます。
赤身肉は代謝UPの効果あり
ダイエット中の人が避けたがる食べ物にお肉があります。でも赤身肉には代謝アップと脂肪燃焼に役立つ成分が含まれています。たんぱく質は野菜からは補えない栄養素です。赤身肉はダイエット中の人の味方だったのですね。
食べてないのに痩せない理由③消費量が少ない
人間の体にはホメオスタシスという現状をキープしようという機能があります。つまり食べないダイエットを続けて栄養不足や空腹状態になると、脳は体が飢餓状態になった!と認識するようになります。
ホメオスタシスの機能が働くと、消費エネルギーを減らし始めます。するときちんと食べていた頃より脂肪が分解されにくくなるので、食べていないのに痩せない現象が起こるのです。
人間は脂肪を蓄えようとする生き物
更に体が飢餓状態にあると認識されると、少ししか食べていないのにそれを脂肪として溜め込もうと一生懸命になります。体の生命維持本能というのでしょうか。
その結果食べていないのに痩せないというより、食べていないのに太りやすいという悲しい体質になってしまいます。食べないダイエットが奨励されない理由はご理解いただけましたか?
炭水化物抜きもNG
筆者も実はやったことのある炭水化物抜きダイエット。でも体の炭水化物が不足するとたんぱく質と同じように、基礎代謝の低い体質になってしまいます。
また炭水化物を控えると、気分の落ち込みが激しいという変化が見られた研究結果もあります。せっかくダイエットで痩せたのに、性格が悪くなるのは嫌ですよね。
まとめ
他にも低カロリー食材、またはゼロカロリーの食品ばかり食べる生活を続けるのも危険です。カロリーの少ない食品ばかり食べていると、体は熱を生み出すことが出来ないので、冷え性や代謝が低下することになります。
それに食べたいのに食べないことは強いストレスを生みますし、少ない食品で脂肪を溜め込もうと体の機能が働くのでダイエットとは全くの逆効果になります。
食べないダイエットには落とし穴がいっぱいあるのですね。食べてないのに痩せないと思う人は、まずはバランスよく食べる生活に戻すことが、成功するダイエットへの第一歩ではないでしょうか。