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痒い場所を申告する人、しない人の割合
かいてもらったことのある人が15.8%、ない人が84.2%と想像通りの結果となったのではないでしょうか。しかし、これはあくまで全国平均。
出典元:www.qjnavi.jp
全国の20代から30代の女性310人に聞いたアンケートによると、ほとんどの人が「大丈夫です。」と断るようです。
1. コミュニケーションの手段
「痒いところはありませんか?」と聞く理由はコミュニケーションの1つとして使われてもいるからだそうです。
言葉自体にあまり意味がなく、例えばカフェで聞かれる「ご注文はお決まりですか?」のような儀礼的なセリフのようです。
タオルを首回りに巻くときに「苦しくないですか?」とかシャンプー台に乗っているときの「体勢が苦しくないですか?」と聞かれるのと同じような感覚です。
つまりお客さんと円滑にコミュニケーションを取ろうとする、美容師さん達の気遣いだと考えて良いでしょう。
痒いところ=物足りない所はないか?
それにもし何の確認もされないでシャンプーが終わって「はい、終わりました。」と言われると何だか一方的に感じたり、時には納得していないのに終わった…と後味の悪い結果になってしまいます。
本来なら「どこか物足りないところはございませんか?」と聞くのが正しいのですが、接客業で「物足りない」という言葉は使わないのが通常なようです。
そのため物足りないところはありませんか?と聞く代わり「痒いところはありませんか?」になったそうです。
2. 頭髪に傷や湿疹等などは出来ていないかチェック
また頭皮に傷や湿疹などが出来ていないかチェックするために、「痒いところはありませんか?」というセリフが使われます。
頭皮は健康な髪の毛にとっては大事な存在。そんな頭皮をカットのときに傷つけてはいないかなどをチェックしているのです。
3. シャンプーが頭皮に合っているかの確認をしている
美容院で使っているシャンプーがお客さんの頭皮に合っているか確認するためにも使われます。
洗浄力が強すぎるシャンプーで洗い過ぎてしまうと乾燥と痒みを引き起こすこともあります。
アルカリ性のシャンプーを使った場合は弱酸性のリンスやトリートメントで頭皮のpHを中和するのが一般的です。
お客さんに合った製品が一番
自分に合うシャンプーやトリートメントを使うことは重要ですが、不特定多数のお客さんがいる美容院では、個人個人に合ったものを提供することは簡単ではありません。
そのため「痒いところはありませんか?」と聞いて頭皮とシャンプーが合っているかどうか、痒みなどを引き起こしていないかを確認し、もしお客さんの肌に合わないようなものなら即効でシャンプーを止めて洗い流せるように聞いているのです。
あえてオブラートに包んで聞いている
もし「痒いところはありませんか?」ではなく「このシャンプーはお客様に合っていますか?」と聞いてしまうと、場合によっては「何となく頭が痒い感じがする…これはきっとシャンプーが合っていないんだ!今すぐシャンプーを止めて下さい!」とちょっと大事になってしまいます。
そのため柔らかく、痒いところはないかどうかだけを聞いているのだそうです。
まとめ
今度美容院でシャンプーをしてもらう時に痒いところはありませんか?と聞かれたら余裕を持って「はい、大丈夫です!」と答えることが出来そうです。
ただ、もしシャンプーをしている最中に本当に痒みが出てきたら、すぐに伝えて洗い流してもらいましょうね。
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