まっすぐな髪の毛!直毛の特徴
直毛の髪質
髪の毛は1本1本が硬くて太く、まとまって真っすぐに生え際から伸びています。つまり直毛とは、真っすぐになった状態で、髪の毛が硬くなって固まってしまっているという状態のことを言います。
毛質が硬くて太く、1本1本がゴワゴワしているので、ストレートの状態ではあっても、何か硬い印象を与えます。
ちなみに、日本人の女性と男性の半分以上が直毛だとも言われています。一見、髪の毛がストレートなので、気付いていないという方も多いです。
直毛の方の悩み
直毛は、髪の毛が真っ直ぐになっている状態が癖なので、パーマがかかりにくいということがあります。パーマがかかりにくかったり、パーマをかけた数日後に落ちてしまった、ということになりがちです。
パーマに限らず、スタイリングがしずらいので色々なヘアスタイルを楽しむことが、できないというのも悩みのひとつです。
また、全体的に重たい印象になりがちです。ショートヘアは、髪の毛がハリネズミみたいに毛先が立ち上がり、ミディアムヘアになると、きのこ頭のようになってしまいます。
ロングヘアだと、前髪とサイドはすっぽり覆われている感じで、後ろ髪は前に下がってくるのでウィッグをかぶっているようになってしまいます。
以下ではそんな直毛さんに似合う髪型やヘアアレンジを紹介していきます。
直毛の女性に似合う髪型5選
ショートボブ
顔の周りに縦のラインを作ることで顔の輪郭を際立たせてくれるので、直毛の女性の方がショートボブにすると垢抜けた雰囲気がつくれます。
無理にトップにボリュームを作らなくても、レングスを短めにすることで、しっくり馴染むのがポイント。トップに少しレイヤーを入れて動きをつくるのがオススメです。
セットのポイント
ショートボブは直毛の女性にとって、もっと似合う髪型の1つです。直毛のつるんとした美しい髪の毛の魅力を、フルに活かせるスタイルだからです。
そのままでも十分に楽しめる髪型ですが、サイドに遊びを出したい時はピンを使って左右どちらか一方の髪を耳の後ろに流すのもおすすめ!
その際、直毛の女性はピンが滑りやすいため、耳の後ろに流す方の髪の毛をヘアアイロンでちょっと巻いておくと、セットしやすくなります。
毛先カール
直毛の方でも、毛先を少しカールさせるだけで格段に柔らかく見えます。
毛先は少し軽めにボリューム調節しておけば、アイロンで巻いたりドライヤーで癖づけするのもやりやすくなりますよ。
パーマでもアレンジでもできちゃう髪型です。
セットのポイント
アイロンで毛先をカールさせる際は「1.5回転」を意識しましょう。2回転、2.5回転と巻く回数を増やしていくと、毛先がカールではなくウェーブのようになり、柔らかな印象とは異なるヘアスタイルに仕上がります。
ヘアアイロンだけではカールは数時間しか持たないので要注意!仕上げにはスプレーワックスを使用し、シュッと髪の毛を固めましょう。
くせ毛風ボブパーマ
直毛を柔らかい印象にするにはパーマがおすすめです。大きくゆるくかける場合はパーマがとれやすいので、事前にしっかりすいてもらうことが必要です。
パーマをかけることによって、うねりやひっかかりができるのでセットしやすくなるのも嬉しいポイントです。
セットのポイント
直毛だとセットをしてもすぐに崩れたり、ふわりとした印象が作りづらいという弱点が。そこでおすすめなのが、ワックスとクリームを混ぜたものを髪に最初にもみこむこと。
ワックスとクリームを2:1の割合で混ぜ、髪にもみこみ、トップにボリュームを作るようにしながらセット。トップや後頭部の髪の束を指でつまみながら、セットしていくと綺麗にセットできますよ。
パーマとスタイリング剤の併用で、思い通りの髪型を実現できます!
ソバージュ
80年代に女性の中で流行ったソバージュスタイルですが、エアリー感をプラスしたネオソバージュがオシャレと好評。
しっかりとボリューム調節をしたり、部分レイヤーを入れれば、大き目のカールが全体的にふんわりとした印象の髪型に仕上げてくれます。
セットのポイント
ソバージュはウェーブをふんわりさせることと、根元までウェーブさせないことが重要です。スタイリング剤はツヤが出るものとの相性が良いため、濡れたような質感が作れるヘアワックスを使うと良いでしょう。
また髪の毛のお手入れはタオルドライが基本。タオルドライの後に洗い流さないトリートメントをもみこみ、最後にツヤ系のワックスで仕上げるとソバージュの質感が引き立ちます。
ダブルカラー
一度ブリーチをした後にカラーリングする、ダブルカラ―。ヘアカラーの濃淡で奥行きを出すことができます。
暗い色は奥に、明るい色は前に出て見えるので、カラーの組み合わせで髪の毛を軽い印象に変えられます。
セットのポイント
ブリーチをした後の髪の毛は強く傷んでいるため、理想のヘアスタイルをキープするには日頃のダメージケアが必要です。
洗い流さないタイプのトリートメントで髪の毛の油分を保ちつつ、髪用の化粧水で髪と頭皮を優しくマッサージするのもおすすめです。
またブリーチ後の髪は退色も早いため、ヘアマニキュアやカラートリートメントを使い、ヘアカラーの鮮やかさを保つことも心がけましょう。
逆に直毛女性に似合わない髪型とは?
重ためヘア
重ための髪型は、のっぺりとした印象になってしまいます。直毛の方は髪と髪の間に空気をいれることができないので、全ての髪がぺったりボリュームダウンしてしまうからです。
ロングだとウィッグをかぶっているように、ショートだとおかっぱのようになってしまう場合があります。カットの際に美容師さんに相談して、ボリュームが出すぎないようにしましょう。
直毛の女性に似合う髪型ポイント
しっかりとすいてもらおう
重たい印象になりがちな髪質なので、軽く見せるために、美容院でカットをする時に、しっかりとすいてもらいましょう。
特に、前髪やサイドのボリューム調節が大切!前髪とサイドは太くて硬い髪が詰まっているように見えてしまうので、分量調節をするのがおすすめです。
パーマで上手にボリューム調節
直毛の方は、髪の分量がかなりあるのに、髪質が硬くて太いので見た目の印象がペッタンコになりがちです。これを解消するには、直毛にパーマをかけてボリュームを出すのがおすすめです。
直毛だからパーマがかかりにくい、と思っている方も多いと思いますが、そんなことはありません!パーマの種類でかかり方は変化するんです。
直毛の方がパーマがかかりにくいのは、髪が丈夫すぎるのが原因です。キューティクルの働きが強いので髪内部にまでパーマ剤が浸透せず、パーマのかかりが悪くなることがあります。
コールドパーマよりもデジタルパーマやクリープパーマなどのホットパーマのほうが直毛の方にはおすすめです。
パーマをいかに持たせるかということも重要です。しばらくすると片方の毛先だけハネてしまう、という場合は、くしを使ってヘアケアするのを避け、ドライヤーで乾かす時に手で揉みほぐすようにしましょう。
直毛がまとまって上手くスタイリングできるようになりますよ。
前髪の重さは、前髪パーマで解消
顔の印象を大きく左右するのが、前髪の重さ。直毛の方は髪にボリュームがある分、前髪が重くなりがちで、ふんわりとしたやわらかな印象の前髪を作りづらい傾向があります。
接客業や営業、受付やインストラクターなど人と接する機会が多い仕事をしている方は、毎朝ヘアアイロンで前髪と格闘しているということも多いのではないでしょうか。
そんな前髪の重さは、前髪にパーマをかけることで解消できます。毎朝のセットが簡単になる上、ヘアアイロンのように夕方になると効果が薄れて髪が崩れるということもなくなります。
髪全体にパーマをかけるのは抵抗がある。だけど、前髪のセットには苦しんでいるという方は、前髪パーマを検討してみては?
直毛でも思い通りにスタイリングしたい!ヘアアレンジのポイント
直毛の方は髪質がとてもしっかりしていて、髪の毛が硬い分、スタイリングが大変ですよね。
思い通りのヘアスタイルを実現するには、前髪パーマなどの美容院での施術に加えて、日頃の工夫も必要です。お家でできるヘアアレンジのポイントを解説します。
エアリーな外人風の髪型は髪にハリを与えることで実現
直毛だと、なかなかセットしづらいエアリーな外人風の髪型。ふわっとしたナチュラルなくせ毛風スタイルのため「エアリーな髪型にしたい」と思っても、なかなか直毛の方とは相性が悪いのも事実。直毛だと髪と髪の間に、空気を入れづらく、全体がボリュームダウンしがちです。
髪の毛にボリュームを出すためには、髪にハリが必要です。ハリを出すためには「髪に油分を与えすぎない」「ハードスプレーの使用」が重要。
髪に油分を与えすぎると、直毛の方は髪の毛の印象が重くなりすぎ、エアリーな仕上がりからは遠ざかります。くせ毛風スタイルを作るなら、洗い流さないトリートメントなど髪に油分を与えるものの使用は控えましょう。トリートメントは洗い流すものがおすすめです。
ハードスプレーは髪の毛を持ち上げた状態で内側に噴射することで、髪の重さに負けずハリをキープし続けられます。
ヘアアレンジはヘアアイロンやカーラーで下地を作る
直毛だと髪をヘアゴムやピンで止めたり、バレッタをつけても、それらがするすると髪から逃げてしまうことも。ヘアアレンジのバリエーションが減ってしまうのは、とてももったいないですよね。
ヘアゴムが落ちたり、バレッタがつけられないのは「髪の毛があまりにしっかりとしている」からです。つるつるで髪の毛が美しい一方、ヘアアレンジの道具が引っかかるポイントがないのです。
なのでヘアゴムを使ったり、バレッタをつけたい時はヘアアイロンで毛先だけでも巻いておくことをおすすめします。カーラーで巻くのも良いでしょう。また前日にトリートメントをつけないのも効果的です。
さいごに
直毛だから…と諦めていたヘアスタイルがある方も、ご紹介した方法を参考に、好きなヘアスタイルに挑戦してみてくださいね
自分の髪にあったヘアスタイルを見つけて、オシャレを楽しみましょう!