W3Dカラーとは?どういう意味?
最初にご紹介していくのは、W3Dカラーの基本ともなる部分です。W3Dカラーとは、根元から毛先に行く連れてトーンが変わるカラーリングの技法です。
まず、ライトニングのカラー剤(明るくするだけの色味のない薬剤)でアルミホイルを使い、ハイライトを入れていきます。
一度流した後、再度色味をプラスすれば完成です。
魅力① 立体的な動きのある最新カラーになる!
W3Dカラーの魅力は、カラーや毛束の流れを立体的に見せてくれます。3Dカラーと名前についているように明るいカラーをベースのトーンの低めのカラーを駆使して表現されています。
これまでは、ハイライトとローライトを入れたカラーが多かったですが、グラデーションカラーが出てきてからは、自然に繋がる明度の動きを楽しめます♪
魅力② 絶妙な条件で変化するおもしろさ!
ワントーンカラーだと味わえない魅力がW3Dカラーにはあります。ハイライトの雰囲気や入れる位置によっても変わったり、ハイライトの入れる時間、太さによっても変化が起こります。
同じカラーを表現しようと思ってもなかなか難しくて、その人が持っている髪質によっても色味やトーンが変化します。そこがヘアカラーの難しい部分でもあり、面白さでもあります。
外国人風になれるW3Dカラーをチェック♪
外国人のカラーと言えば、透明感のあるきれいな色味と全体的に明るい印象を受けるイメージがあります。
最近は、外国人風のカラーをオーダーされる方も増えてきていますが、ラインナップもたくさんあります。いくつかご紹介してきますね♪
その① アッシュ系
アッシュ系とは、色味でいうと寒色系をベースにしたカラーです。寒色系の色味は定番で、人気となっています。
ブリーチなどを施した髪にアッシュを入れると、写真のモデルさんのような透明感のあるグレーが現れます。
その② ピンク系
ピンクベースのカラーも、美容院の中ではアッシュと並んで比較的人気なカラーです。アッシュとは正反対の暖色系で、髪自体にツヤを出してくれます。
ピンクと聞くと少し可愛いイメージがしますが、アッシュやブラウンを混ぜたりしてアレンジすることで色んな雰囲気が楽しめます。
その③ グレージュ系
グレージュとは、グレーとベージュを合わせた色味です。アッシュとはまた少し違ったスモーキー感を持っています。
クールなイメージにもなりますし、ベージュの濃さを多くすれば、深みのあるカラーリングが表現されます。今、密かに人気のあるカラーです。
ショート・ボブ
ここからは、長さ別にご紹介していきましょう。同じW3Dカラーをしたとしても、長さによってイメージが変わりますし、微妙な明度差や彩度差でたくさんの可能性を秘めているカラーになります。
ショートの長さの基準は、首の根元から上までの長さのことを言います。
ボブもショートボブとスタンダードなボブがあります。ショートに比べると、重さのある丸みを感じるスタイルになります。
軽快さ抜群のショートスタイル
毛先に動きを出して、躍動感のある雰囲気が表現出来るスタイルです。少年ぽさがありつつ、どこかセクシーな雰囲気も感じることができます。
ショートは、スタイリングの仕方などによって、スタイルが変わるところが魅力だと思います♪
ボブ独特の柔らかい印象を活かしたスタイル
先ほどのショートスタイルよりも長さがあり、重さを活かしたボブスタイルです。
ボブとショートの一番の違いは、トップの長さと丸みにあります。ショートでも丸みがあるスタイルは、ショートボブと言います。
ショートと聞くと「ボーイッシュ」なイメージを抱く方が多いかと思いますが、ボブは、重さと長さがあるので女性らしい印象に見せることも◎
ミディアム
長さの基準として、鎖骨より長さがあり、胸を越えない長さのことをミディアムと言います。長さがある分、女性らしく柔らかい印象に映ります。
W3Dカラーをしておくと、コテなどで巻いた時のカールが立体的になり、さらに軽く見えます。
ナチュラルW3Dミディアムスタイル
W3Dカラーを施したスタイルは、太陽の光を浴びた時もワントーンカラーと違った見え方をします。
W3Dカラーは、明るいトーンだけでなく、ハイライトの明度を調節すれば、自然なカラーリングの色味を演出することもできるのです♡
グラデーションカラースタイル
このミディアムスタイルのカラーは、毛先を明るめの色味を使用したグラデーションスタイルです。
アッシュ系の深みと、スモーキーさが一気に楽しめるカラーリングになっています。
ロング
ロングの基準の長さは、胸のあたりです。胸くらいか胸を越した長さがロングになります。
ショートやボブが上の方にボリューム感があったのに比べて、ミディアムは、耳下辺り、ロングに行くに連れてボリュームが出る位置も下へと下がって行きます。
グラデーションが生えるロングスタイル
トップからグラデーションの効果が毛先にまで自然に繋がっていて、とても自然なスタイルになっています。
ハイライトを入れて明度差をつけた部分は、次にカラーをする時も残るので、トーンや色味によってはいろいろなカラーを楽しむことができます。
カールを立体的にしてくれるロングW3Dカラー
ミディアムのところでも言いましたが、W3Dカラーをしたスタイルは、コテで巻いた時にもカール自体に立体感を出してくれるので、巻いたカールがさらに引き立ちます。
ワントーンカラーの時とは、少し違う躍動感を味わえますよ♫
さいごに
いかがでしたか?このW3Dカラー自体は、季節関係なく楽しめるカラーです。季節によって入れる色味の明度差を調節したり、深みをプラスしたりするだけで1年中楽しめます。
髪の状態や施術ペースなどによって出る色味も変わってきますし、細かく言うと薬剤によっても変わってきます。
カラーをする時は、担当の美容師さんに相談することをおすすめします♡