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紫シャンプーとは?
紫シャンプーとは、カラーリングした髪の発色のキープに欠かせないアイテムの1つ。
毎日のシャンプーを「一般的なシャンプー」でするか「紫シャンプー」でするかによって、色もちが大きく変わります。色もちがよくなると、ヘアカラーの回数を減らすことも可能です。髪のダメージ軽減にも、お財布事情の面にも嬉しいですよね。
早速紫シャンプーとは、そもそもどういうシャンプーなのかを詳しく見ていきましょう。
紫シャンプーの用途と効果
ポイント
- 紫シャンプーの用途・効果は「ヘアカラーのサポート」
- ブリーチ後の髪の退色の防止や、アッシュ系ヘアカラーの維持に最適
- 紫シャンプーがおすすめの人は「髪の色持ちが悪い人」「髪の黄ばみが気になる人」
- 洗浄力も高く、普通のシャンプーとしても利用可能
紫シャンプーは、HC染料が配合されたヘアカラーに重点を置いたシャンプー。カラーリングした髪の毛の色持ちがよくなるよう、補色してくれるものです。

アッシュやブリーチ系のカラーをした時に一緒に紫シャンプーを使う事で、イメージする髪色をキレイにキープすることができるようになります。
カラーリングすると日にちが経つにつれて日本人によくみられる黄ばみがかった髪色になりますが、紫シャンプーで色を中和してくれるのです。
市販のおすすめのブリーチ剤については、こちらの記事をチェック
紫シャンプーはどのようにしてカラーを保つの?
紫シャンプーは色落ちして黄ばんだ髪の毛に、黄色の補色の「紫」を入れることで黄ばみを軽減。カラーをキープしています。
ヘアカラー剤と違って、特別な道具を用意することなく、毎日のシャンプーで色を保つことができ、髪を清浄に保つことができるという一石二鳥の製品なのです。
普通のシャンプーとの違いはなに?
普通のシャンプーと、紫シャンプーの違いは以下の通りです。
- 普通のシャンプーは「汚れを落とすだけ」
- 紫シャンプーはHC染料を配合し、髪を染めることができる
紫シャンプーも、通常のシャンプーの一種です。そのため普通に髪を洗えば、高い洗浄力を感じることができるでしょう。
ただし、シャンプーに染料が配合されている点には注意してください。紫シャンプーの液体が浴槽や床に付着すると、その箇所が紫色に汚れる可能性があります。お風呂が汚れてしまった際には、すぐに洗剤を使って洗い流すようにしましょう。
紫シャンプーがおすすめな人
紫シャンプーがおすすめな人は、以下の人です。
- ブリーチやヘアカラーを楽しんでいる人
- アッシュ系ヘアカラーの色味を長持ちさせたい人
- 髪の色がすぐに抜けてしまう人
- 髪の黄ばみが気になる人
ブリーチで作る綺麗なヘアカラーは、退色が早いのが特徴です。退色の目安は、長くても1ヶ月。おおよそ3週間で髪の毛の黄ばみが目立ち出します。
髪の黄ばみをカバーするのが、紫シャンプー。

髪の色がすぐに抜けてしまう人にもおすすめです。個人差こそありますが「ヘアカラーがすごく綺麗に入る代わりに、色の抜けも人一倍早い」という人も中にはいます。そうした方は紫シャンプーを使うことで、退色のスピードを緩めることができます。
紫シャンプーがおすすめではない人
紫シャンプーがおすすめではない人は、以下の通りです。
- 黒髪の人
- ヘアカラーよりダメージケア重視の人
- 清潔感を重視する人
紫シャンプーは、ヘアカラーの色落ち防止を目的としたシャンプーです。そのため、そもそもブリーチやカラーリングをしていない「黒髪の人」の使用には向いていません。
また紫シャンプーには、トリートメント成分が配合されていないことも多いです。そのため、ダメージヘアや切れ毛にお悩みの方など「ヘアケア重視」でシャンプーを選びたい方にも向いていないです。「ヘアカラーの維持」と「ダメージケア」を両立したい方は、紫シャンプーとトリートメントを併用してください。
前述の通り、染料を配合していることにも注意しましょう。お風呂場が汚れるのが生理的にいやだという方は、使用を避けるのがおすすめです。
紫シャンプーの使い方
①汚れを落とす
シャンプーする前にブラッシングをし、お湯で十分に洗い流して髪に付着した汚れをしっかり落としておきましょう。
②優しく揉み込むように洗う
そして後頭部からしっかりと指の腹を使って優しく洗っていきます。毛先を揉み込むように洗うのもポイントです。
③時間をおく
ここまでは普通のシャンプーと変わりませんが、紫シャンプーで洗い終わった後はすぐに流さずに、5~10分間そのまま放置しましょう。
放置時間は使用する紫シャンプーの説明を見て、時間を調節しましょう。放置することで髪の毛の内部に紫のカラーが浸透するので、ここが重要なポイントとなります。
④洗い流す
時間になったら、また普通のシャンプーと同様にすすぎ残しがないようにしっかりと流しましょう。
実際に紫シャンプーを使ってみた体験談は以下をチェック
紫シャンプーの成分について
紫シャンプーには界面活性剤など洗浄力に優れた成分と、髪を染めるための成分が両方配合されています。
「ムラサキシャンプーの成分をすべて詳しく知りたい!」という方に向けては、代表的な紫シャンプー「ロイド カラーシャンプー ムラサキ」の成分一覧を記事の末尾に掲載します。
ぜひそちらも参考にしてください。
おすすめの紫シャンプー4選
ここからは、おすすめの紫シャンプーを紹介していきます。
ロイド カラーシャンプー ムラサキ
頭皮の汚れをしっかり落としながら、ブリーチ後に気になりがちな髪の毛の黄ばみを、補色によってケアします。
マンゴーやシトラス系のフルーティーな香りも人気です。300mlなので小さめなボトルサイズも可愛い!
ムラサキシャンプーだけでなく、シルバー、ピンク、ブラウン、ブラックと種類も豊富です。

ムラサキシャンプーなのに泡がモコモコで髪もきしまず、とても髪が綺麗になりました!
FemtCluster カラーキープ シャンプー ヴァイオレットラベンダー
コラーゲン・ヒアルロン酸配合のムラサキシャンプーなので髪のきしみ解消に期待できます。それだけでなく、はちみつ・バオバブオイル・マカデミアオイルなど髪にも地肌にもいい成分がたっぷり!
FemtClusterは保湿成分が豊富に配合されているので、ヘアダメージの補修にも効果が期待できます。パッケージのデザインも可愛いのでインスタ映え抜群!

美容成分がたっぷり入っているからなのか、ムラサキシャンプーで一番気にしていたきしみが感じなかったです。
ANAP カラーシャンプー バイオレット
大人気のファッションブランドANAPのムラサキシャンプーです。金髪やホワイト系の色素の薄い明るいカラーに特にオススメ!
毛髪保護&保湿成分であるアボカドオイル、シルクプロテイン配合シャンプーなのでブリーチで傷んだ髪のケアにも使えます。

使ってみたらしっかりカラーも保つことができて、髪もパサつかない!きしまない!そしていい香り!リピート決定です。
Revlon 45Days トータルカラーケア 2in1 シャンプー&コンディショナー アイスブロンド
REVLONのムラサキシャンプーは、一本でシャンプー・コンディショナー・カラーケアができてしまう優れものです。
名前の45Daysとは45日間染めたてのカラーケアをキープできるという意味です。カラーのバリエーションも全6種類!
保湿効果も期待でき、髪のきしみやダメージをしっかり補修し、毛先までなめらかな髪質に!

シャンプーとコンディショナーとカラーキープがこの一本ででできるなんて最強です。
紫シャンプーの効果がUPするコツ
紫シャンプーの効果をUPさせるコツは以下の2つです。
- しっかり泡パック
- しっかりトリートメント
上記でもお伝えしたように、黄色味の強い日本人の髪色には紫色の補色が効果的です。なのでシャンプー時には時間をおいて、泡パックでしっかり紫を浸透・定着させることが重要です。
また、紫シャンプーは補色の効果が高い代わりに、ダメージ補修やトリートメント効果が若干弱め。ブリーチやカラーをした後は髪のダメージも気になるところ。
ダメージのある髪の毛はカラーが落ちやすくなる原因にもなるので、紫シャンプーをした後はトリートメントやヘアケアをしっかりしておきましょう!
紫シャンプーを使用する頻度は?
紫シャンプーは2、3日に1度を目安に使用しましょう。
毎日使っても問題はないようですが、普通のシャンプーよりも若干割高なので、継続して使っていける頻度で使用していきましょう。
1週間ほど空けてしまうと黄色味が強くなってしまうので、キレイな髪色を維持したい方は使い方に注意しておきましょう!
紫シャンプーでお気に入りのカラーに!
紫シャンプーは、ブリーチやミルクティ系の明るいヘアカラーの方にはぜひ使ってほしいアイテムです。
紫シャンプーを使うことでキレイな髪色をキープし、サロンでのカラーリングの回数も減っていきます。
その分、カラー剤を使う回数が軽減できるのも、紫シャンプーの嬉しい効果ではないでしょうか。
ぜひ自分の髪質に合った紫シャンプーを試してみましょう!
【参考】ロイド カラーシャンプー ムラサキの全成分
ロイド カラーシャンプー ムラサキは代表的な紫シャンプーの1つ。非常に愛用者が多く、人気のシャンプーです。
ロイド カラーシャンプー ムラサキの全成分は以下の通りです。界面活性剤の「ラウレス-6酢酸Na」など一般的なシャンプーの成分に加え、塩基性青99など染料が配合されているのがポイント。
またマカデミアナッツ油やヘーゼルナッツ油が配合されていることから、肌なじみの良さや保湿効果も期待できます。
HC染料とは、ヘアマニキュアやカラートリートメント、口紅に使われる染料の一種です。2001年4月の化粧品規制緩和によって使用可能となり幅広く化粧品に使用されています。