自然に痩せたい!無理のないマッサージの頻度は?

マッサージはダイエットの準備段階であるとも言われています。効果的なマッサージによって体質を改善し、痩せやすい体に仕上げることでダイエットが成功しやすくなります。ここでは、体にとって負担のないマッサージの方法と適切な頻度、逆効果になってしまうNGなマッサージについて御紹介いたします。

マッサージはやりすぎに注意

もみ返しになる

マッサージの後で筋肉が強張ったり鈍い痛みが走ったりするのは、いわゆる「もみ返し」のサインです。もみ返しが起こるということはそのマッサージ方法では体にとって負担がかかりすぎているという証拠であり、マッサージ本来のリラックス効果が充分に得られていないということでもあります。かつてのスポーツ教育やリハビリ理論などでは、もみ返しが起こるほど筋肉に負荷をかけることでマッサージ効果が高まると考えられてきましたが、現代のスポーツ医学ではまったく反対で、もみ返しが起こらない程度の強さでとどめておいたほうがより効果的で持続性が高いとされています。

筋肉がよけいに固まる

もみ返しまではいかないまでも、マッサージ後にその部分の筋肉がむしろ緊張してしまうことはよくあります。その場合、マッサージの前段階で筋肉の緊張を充分にほぐしていないことが原因であり、本格的なマッサージに入る前に筋肉を弛緩させておくことが大切です。筋肉は基本的に放っておくと固まっていく性質をもち、自然に伸びていくことはほとんどありません。いわゆるロコモ(廃用性症候群)は、加齢や運動不足が原因で使われなくなった筋肉が萎縮し、筋肉としての機能を失っていく病気です。マッサージが痛いからと動かさないでいるとますます筋肉が硬直し、可動域がどんどん狭まってしまいますので、高齢であるほど筋肉のケアをまめに行い、昨日を保つようにしましょう。

マッサージ依存症になる


ストイックな性格の人ほど、「マッサージは毎日やらなければならない」と思い込み、どんなに忙しくても、またどんなに体調が悪い日でもきめられたマッサージのノルマだけは律義にこなそうとします。確かに、理由もなくマッサージを休んで筋肉を放置するよりは効果があがりますが、それは一種のマッサージ依存症であり、マッサージをつづけることそのものが目的化してしまっています。本当に大切なのはマッサージの意義と目的を理論的に把握することであり、そのマッサージでどのような効果が得られるのかを具体的にイメージすることです。忙しかったり、気分が乗らない時にはマッサージを休むぐらいのゆとりをもっていたほうが筋肉を無理に傷めることもなく、結果的にマッサージ効果を高めることになります。

マッサージがストレスになる

マッサージは本来痛みがなく心地良いものですが、やり方によってはマッサージ後に痛みや違和感が残ったり、もみ返しが起こってしまったりします。また、「毎日1時間はきっちりフルセットでマッサージを行う」などの無理な目標を最初から立ててしまうと、その目標を守ることそのものが目的となってしまい、目標がどうしても守れなかった時に大きなストレスを感じてしまいます。いったんストレスを感じてしまうとマッサージをつづけることが億劫になってしまいますので、楽しみながらつづけるためにも、最初は「できるときだけつづける」ぐらいの気持ちで気楽に取りかかってみるのがちょうど良いのではないでしょうか。

疲れやすくなる

強すぎるマッサージをつづけると筋肉がよけいに緊張してしまい、老廃物がかえって組織内に停滞してしまいます。その状態ではいわゆる疲労物質も細胞内に閉じ込めることになり、疲れがとれにくい体質になってしまいます。本来ならリラックス効果が期待できるマッサージで余分な疲労を感じてしまうのでは本末転倒ですので、もみ返しや筋肉の硬直が起こるようなきついマッサージではなく、数日後まで心地良さが残るようなソフトなマッサージを行うことで疲れにくくリラックスしやすい体質になっていきます。

効果的なマッサージの頻度

目安は1日おき

マッサージは毎日つづければ効果が高まるというものではありません。「筋肉は休ませるほど強くなる」とスポーツ医学でも言われているように、マッサージも適度な間隔をあけて長いスパンでつづけたほうが効果を維持できます。目安としては1日おきぐらいのペースが望ましいとされており、1回のマッサージにおよそ30分程度かけることで強張った筋肉がほぐされ、疲労物質も自然と排出されていきます。

決まった時間に行う

マッサージを長くつづけるコツは、暮らしのルーティンとして組み込んでしまうことです。そのためには毎日決まった時間に行うのが望ましく、また、マッサージ効果そのものも時間帯によって変わってきます。早朝のマッサージには脳を目覚めさせ、体内スイッチを入れる効果があり、血圧の安定化やホルモンバランスの正常化につながります。就寝前のマッサージは副交感神経にはたらきかけ、体に蓄積した1日の疲れをやわらげ、体内リズムをリセットする効果があります。季節によってもマッサージのパターンが変化しますので、自分の体質を把握したうえで無理なくつづけられる時間帯を見つけましょう。

強さより広さが大切

マッサージで大切なのは、より広い範囲の筋肉を揉みほぐすことです。特定の筋肉のみを集中的にほぐすというメソッドもありますが、それはあくまでも上級者向けであり、基本的にはまんべんなく筋肉を揉みほぐしたほうが安定したマッサージ効果が得られます。あまり力を込めすぎず、なめらかに指がすべって感覚で皮膚を刺激したほうが痛みもなく、リラックス効果を期待できます。ただし、たとえば「肩がものすごく凝っている」などのようにはっきりとした違和感がある場合は該当の部位にポイントをしぼって揉みほぐしたほうが効果が高まります。

痛みを感じたらやめる

ひと昔前のスポーツ医学では、ある程度痛いくらいのマッサージのほうが効果的であると考えられてきましたが、現代ではその常識は通用せず、痛みを感じないくらいの軽めのマッサージを長いスパンでつづけたほうが効果が持続するとされています。マッサージは決して、苦行ではありません。痛みやストレスを感じてまでつづける必要はありませんし、そのようなマッサージはむしろ逆効果です。体をストイックに追い詰めるアスリートでないかぎり、心地良さを感じるレベルのマッサージでとどめておいたほうが挫折せずにつづけることができます。

自己流に頼りすぎない

折からの健康ブームの影響により、一般の人が自己流マッサージを編み出し、暮らしのルーティンとして取り入れるケースが増えてきています。マッサージの重要性がより広く認知されるのは良いことですが、一方で、自己流マッサージに頼りすぎることはいくつかの弊害をもたらします。大きな問題は、医学的な裏付けがないことです。専門家のメソッドを下敷きにしているとしても、そこに自己流のアレンジが入っている以上、そのマッサージは医学的に必ずしも正しいものとはいえません。体質にマッチしたメソッドなら効果があがるかもしれませんが、そうでない場合は体のどこかにゆがみをきたしてしまう可能性も否定できません。自己流マッサージで筋肉の痛みがひどくなるようならただちに専門医に相談し、正しいマッサージのメソッドを教えてもらいましょう。

部位別マッサージメソッド

首はやさしくもむ


首のまわりにはリンパ腺が集中しています。リンパの流れに沿うように首の筋肉を揉みほぐすことでリンパの流れが良くなり、代謝促進にもつながります。

肩はまわす


肩は体のなかでもっとも動きが複雑なパーツです。両肩を意識的に大きくまわすことで硬直しがちな肩甲骨の筋肉が効率よくほぐれ、肩こりだけでなく頭痛やめまいなどの予防にもつながります。

まとめ

マッサージは毎日つづけるほど効果があがるわけではありません。むしろ、目安としては1日おき、週に3回程度の頻度でコンスタントにつづけたほうが肉体的にも精神的にも負担がかからず、無理なく効果を高めることができます。