マッサージがとくに必要な部位とマッサージ方法!

忙しく働くビジネスマンほど、仕事の合間を縫ってマッサージに通っているようです。また、若い頃からマッサージによって体をメンテナンスする習慣をつけておくことで年齢を重ねてからも筋肉の疲労が蓄積せず、ケガをしにくい体を手に入れることができます。マッサージの正しいメソッドとそろえるべきサポートアイテムについてまとめました。

マッサージがとくに必要な部位


首はつねに頭部の支えており、頸椎には脊髄が通っているためきわめて重要な部位であると言えます。マッサージによって首の柔軟性を保っておくことはたんにこりや痛みをふせぐだけでなく、むちうちや頚椎症など、日常動作に支障が出かねないフィジカルな障害のリスクを下げることにもつながります。また、首には主要なリンパが通っているため、毎日のマッサージによってリンパ腺を刺激することでリンパの流れを良くし、肩こりや頭痛をやわらげるという副次的な効果もあります。


人間が日常生活で最も使う頻度の多い部位といえば、やはり肩なのではないでしょうか。デスクワークでも、家事でも、軽いスポーツでも酷使することの多い肩の筋肉は若年層でもこっていることが多く、適切なマッサージを行わなければ慢性肩こりや偏頭痛の原因ともなります。肩こりによって頭痛や吐き気、めまいが起こるのは主要な血流が筋肉のこりによって滞り、脳が異常信号として感知して痛みに変換してしまうためです。原因のわからない頭痛やめまいが肩こりを解消することで完治した、というケースは決して稀ではありません。肩のマッサージは筋肉を時間をかけてほぐすことがメインとなりますが、それ以外に関節の可動域を広げることも大切であり、肩関節を意識的に動かすことで猫背やヘルニアの改善につながるケースもあります。


読んで字のごとく、腰は体の要であり、骨格の中心をささえる重要なパーツと言えます。それだけに日常生活においては過剰な負荷がかかることが多く、現代人のおよそ半数以上が腰痛を抱えているように、現代のライフスタイルは腰に余分な負担をかけつづける不自然なものととらえることもできます。といって、現代的なライフスタイルと完全に縁を着るわけにもいきませんので、せめて毎日のストレッチによって腰に蓄積したストレスをやわらげ、腰痛を起こしにくくすることが最善のアプローチであると言えます。

ふくらはぎ


俗に「第2の心臓」といわれるふくらはぎには主要な動脈と静脈が通っており、血液を末端まで送るポンプのような役割を担っています。つまり、ふくらはぎのマッサージを怠ればポンプのメンテナンスをおろそかにすることになり、血流の停滞を引き起こしやすくなります。ふくらはぎを軽く揉みほぐすだけでも筋肉が刺激され血流が活発化し、血栓ができにくくなり、エコノミークラス症候群の予防にもつながります。

足裏


東洋医学でも伝えられているように、足の裏は健康増進に効果のあるツボが密集しています。プロの整体師はひとつひとつのツボの意味を知り尽くしており、どのツボを押せばどの病気の改善に結びつくかを具体的にアドバイスしてくれます。足裏は自分ではなかなかマッサージすることができませんが、足ツボマットやマッサージを応用するだけでも効果的に刺激を与えることができ、筋肉のこりだけでなく内臓の不調にもアプローチすることができます。

より気持ちよくマッサージをするために

部屋を暗くする


マッサージには筋肉や関節のこりをほぐすのと同時に、脳を休ませる目的もあります。部屋が明るいままでは脳にとっては処理すべき視覚情報が多すぎて、リラクゼーション効果が半減してしまいます。完全に真っ暗にするのではなく、間接照明などを利用することによりほんのりと目にやさしい明るさを保ち、あえて非日常的な空気を演出することで心身ともにリラックスさせることができます。

ベッドはやわらかめに


マッサージの効果を高めるにあたってベッドの硬さは重要なチェックポイントです。硬すぎては痛みが生じてしまいますし、極端にやわらかすぎてもかえって筋肉が疲労してしまいます。横になったときに体が自然に包み込まれるような感覚になり、なおかつ体が沈み込みすぎない程度のやわらかさがマッサージにおいてはベストであるとされています。

BGMをかける

人間は無意識のうちに音楽の心理効果の影響を受けているものです。マッサージ中も邪魔にならない程度にうっすらとBGMをかけることによってリラックス効果を高めることができ、マッサージに集中することができます。ただし、極端にアップテンポなBGMだとかえって心身が興奮してしまいますので、マッサージの際にはなるべく落ち着いたトーンのBGMを流すほうが理にかなっているとされています。

マッサージのサポートアイテム

マッサージシート


効率の良いマッサージのためには質の良いマッサージシートが必需品です。ほとんどのマッサージシートに搭載されているもみ玉によって筋肉を揉みほぐすことにより、全身をリラックスさせることができます。心身のリラクゼーションはマッサージシートを使用する大きなメリットであり、筋肉を効率よく刺激できるマッサージシートを選ぶことは、ストレッチ効果を最大限に引き出す絶対条件であるとされています。ここ数年でマッサージシートの差別化が急速に進んでおり、低価格で充分なマッサージ効果を得ることができる商品が数多く登場しているので、事前に情報を収集し、コスパの良い商品を選んでみましょう。とくに血流が停滞しやすいのは肩や腰で、慢性的な冷えによって筋肉が収縮するため、さらに血流がさまたげられるという悪循環が起きてしまいます。言い換えれば、筋肉を効率的に緩和して血流を促進すると、関節の運動範囲が広がり、慢性的な冷えが解消されると代謝効率が高まり痩せやすい体質になります。体型にマッチするマッサージシートで筋肉を刺激することによって、血液が末梢血管にまで流れ、慢性の筋肉痛を和らげる効果があります。本格的なストレッチの前に使用すると、準備運動につながりますし、ストレッチ後にしようすれば、筋肉のストレスが少しずつ緩和されて血流の停滞を防ぎます。

アロマテラピー


香りによるリラクゼーション効果も無視できない要素です。エステサロンなどでアロマテラピーを導入しているのはたんなる雰囲気づくりではなく、「心地よい香りによって心身をリラックスさせ、マッサージ効果を高める」というねらいがあるためです。家庭でのマッサージでもアロマのかおりで部屋を満たすことによって非日常的な空間をつくりだすことができ、脳内もリラックスした状態で筋肉をほぐすことができます。アロマの香りのなかでもとくにローズ系の香りはリラックス効果が高いとされており、同じメニューであったとしても殺風景な部屋で行うよりも格段にマッサージ効果が高まるとされています。

まとめ


マッサージというと整体で行われるような医学的なものばかりをイメージするかもしれませんが、アロマテラピーなどを取り入れたよりリラクゼーション効果の高いマッサージも近年では人気を集めています。キーワードは「非日常的な空間」であり、心地よいBGMや間接照明、フレグランスなどを組み合わせることでワンランク上のリラクゼーションタイムを演出することができます。また、マッサージシートも年々改良が進められており、ただたんに筋肉を揉みほぐすだけでなくヒーター機能によって筋肉を温め、保温し、可動域を広げることでさらに持続性の高いマッサージを実現しています。マッサージにはいろいろなアプローチがありますが、大切なのは「自分の体質を見きわめる」ということであり、あくまでも無理のない範囲で長くつづけられるメソッドを模索することがマッサージの第一歩なのです。マッサージやシェイプアップの専門家としては、整体師、インストラクター、理学療法士などがいます。まずは体のスペシャリストにアドバイスを受けることにより自分の体について隅々まで把握し、無駄のないマッサージプランを組み立てることにもつながります。