2015年10月18日 更新
崩壊してゆくピッチャーとなにも知らないバッター。時速10億キロの速さでボールを投げたらどうなる?
ピッチャーの投球時、光速の90%で野球ボールを投げるとどうなってしまうのか。
そんなありえないことを科学的な視点から解説している、とある一冊の本の画像が話題になっています。
その本のタイトルは『WHAT IF』
突拍子もない思いつきに物理と数学とマンガで読者の疑問を徹底解明、人気のマンガ科学解説サイトを書籍化した全米ベスト&ロングセラーです。
出典:http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000012737/
そして今回Twitter上で、話題になったのがこちらの内容。
光速の90%の速さで野球ボールを投げると? pic.twitter.com/rmP3ZGiHZH
— 理科子-4択化学 for iPhone- (@rikako_yontaku) 2015, 10月 16
『光速の90パーセントの速さで投げられた野球のボールを打とうとしたら、どんなことが起こりますか?』という疑問に対する解説です。
こちらのツイートは、化学を楽しく勉強する事ができるiPhoneアプリ『四択科学』も開発している@rikako_yontakuさんからお借りしました。
光のスピードで投げられたボールはどうなってしまうのか。そしてピッチャーとバッターの運命は・・・?
①まず光のスピードで投げられたボールは空気中の分子と核融合を起こします。
②球場内の空気は高温のプラズマと化し、ピッチャーはこの時点で崩壊しつつあります。
③そして球場やその周辺にあるものは全て消え去り、バッターは「死球」を受けたと判断され、見事1塁に進むことができるそうです。
ご覧の通り、光の速度で投げられた野球ボールは、ピッチャーだけでなく球場やその周辺一帯を消し去ってしまうものの、これを受けたバッターは塁に出ることができるみたいです。
どんなにバカげた疑問でも実際にそれを実現しようとすると、どうなるのかを考えてみることが、いかに面白いか分かる話題でした。
▶『WHAT IF』