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粘膜アイラインとは?
出典:LATTE
粘膜アイラインは、一般的なアイラインとは何が違うのでしょうか?まず始めに、粘膜にアイラインの効果や特長などをご紹介します。
まぶたのさらに内側まつげの生えている部分に引くラインのこと
粘膜アイラインとは、まぶたの内側の粘膜の部分に引くアイラインのことです。インサイドラインとも呼ばれます。
一般的なアイラインはまぶたや目尻の部分など肌に描きますが、粘膜アイラインは、まぶたの下に隠れている粘膜に直接ラインを描いていきます。
粘膜は皮膚よりも敏感なので、正しい方法でアイラインを引き、ケアすることが大切です。
目のキワに引くから自然な雰囲気に仕上がる
粘膜にアイラインを引くことで、ナチュラルに印象的な目元を作ることができます。目のキワ(=まつげの生え際)に線を引いていくため、まつげの色と同化して見えるためです。
そのため、ナチュラルメイクにしたいけど、印象的な目元を演出したい時におすすめ。また、アイラインを引くとメイクが濃い印象になってしまう顔立ちの方でも、自然に目を大きく見せることができます。
粘膜アイラインに合わせたい、おすすめメイクはこちら
まぶたの状態は問わず、誰でもチャレンジできる
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粘膜アイラインは、一重や二重、奥二重など、まぶたの形に関係なく使えるテクニックです。目の上のラインが二重まぶたに滲む、アイラインが奥二重によって隠れてしまう……といった心配もありません。
まつげの生え際にラインを引くので、どんなまぶたの方でも目を大きく見せることができます。
粘膜にアイラインは引いても大丈夫?
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肌よりもデリケートな粘膜。アイラインを引いても問題はないのでしょうか?
アイラインに限らず、マスカラやアイシャドウなどが目に入れば、粘膜や眼球が炎症を起こす可能性は0ではありません。不意に手がすべって、メイクで角膜を傷つけてしまう可能性も。そのため、粘膜にはアイラインを引かないのがベターです。
粘膜アイラインをするなら、頻繁にはせず細心の注意を払ってメイクをしましょう。
粘膜アイラインを引くときの注意点
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では、具体的にはどのように粘膜アイラインを引くべきなのでしょうか?
粘膜アイラインは、間違うと目の病気にもなりかねません。粘膜にメイクする時は、2つの注意点に気をつけて焦らず丁寧にラインを引きましょう。
ライナーが目の中に入らないように
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アイライナーは、目に入らないように気をつけましょう。
注意していても手がすべったり人がぶつかって来れば、不意に目の中に入ってしまう可能性もあります。安定した場所で、周囲を確認してから慎重に粘膜にラインを引きましょう。
また、メイク後にコンタクトをするとアイラインがコンタクトに付着してしまう場合があります。コンタクトをする場合は、必ず先にコンタクトを入れてからメイクを始めましょう。
「マイボーム腺」には線を引かないように
マイボーム腺とは、まつげの内側にある皮脂の分泌腺のこと。マイボーム腺が皮脂を分泌することで、目の乾燥を防いでいます。
しかし、このマイボーム腺をアイラインでふさぐと、目が乾いたり炎症を起こすことがあります。悪化するとドライアイやものもらいを引き起こす可能性もあるため、マイボーム腺には線を引かないように気をつけてください。
目元の細かい部分がよく見える鏡で、ゆっくり丁寧に引くことがポイントです。
粘膜アイラインの正しいやり方
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目の病気を防ぐためにも、粘膜アイラインを引く時は正しい方法でメイクをすることが大切です。うっかり手がすべらないよう安全な場所でメイクを始めましょう。
ここからは、正しい粘膜アイラインの引き方をご紹介します!
鏡を準備
まずは、鏡を準備します。マイボーム腺にラインをひいてはいけないため、正確に目元を確認できる鏡を使いましょう。おすすめは、目の細部がはっきり映る倍率の高い鏡。
普通の鏡よりも目が大きく映るため、マイボーム腺もバッチリ見ることができます。
この部分にラインを引いていきます
アイラインを描く場所をしっかり確認しましょう。粘膜アイラインは、マイボーム腺以外の目のキワ、まつげの生え際部分に引いていきます。
伏し目で鏡を見て、まぶたを上に持ち上げる
早速、粘膜にアイラインを描いていきます。
まずは、粘膜が見えやすいようにしっかりまぶたを持ち上げしょう。伏し目の状態で、まぶたを利き手と反対の手の指で上に持ち上げると粘膜が綺麗に見えます。
目頭から、少しずつ線を引いていく
アイラインは、目頭から引いていきます。一気に描こうとすると、ズレたり目に入りやすくなるため、少しずつ描いていきましょう。
粘膜は肌よりも綺麗にメイクしにくい場所なので、サッと描くのではなく「塗って」いくイメージでアイライナーを当てると良いでしょう。
目尻まで同じように引いていく
上と同じように、目尻まで少しずつ線を描いていきます。引き続き、マイボーム腺に気をつけながら焦らず丁寧に描きましょう。
線を置き終わったら、目を閉じて、目頭から目尻まで線を繋げる
目頭から目尻まで線を引いたら、目を閉じて線を繋げます。
綿棒などでぼかす
最後に、綿棒でぼかすとより自然な仕上がりに。目に綿棒が入らないように慎重にぼかしてください。
完成!
これで、粘膜アイラインは完成です。
ここからは、粘膜アイラインにありがちなアイラインのにじみ・崩れ問題の対策方法をご紹介します。
にじむ場合は、引くのではなくキワを埋めていくイメージで
粘膜にアイラインを引くとにじんでしまう……という場合は、短い線を少しずつ描いていく方法がおすすめ。
一気にスーッと引こうとすると、描くべき粘膜の部分からズレてしまい、線がにじみやすくなってしまいます。まつげとまつげの間を埋めていくイメージで、「線」ではなく「点」で描いていきましょう。
仕上げでぼかせば、しっかり線のように見せることができます。
すぐ落ちてしまう場合は、アイメイクベースをしっかりと整えることを意識
粘膜アイラインを引いても落ちてしまう場合は、アイメイクベースを使ってみると良いでしょう。
アイメイクベースを塗ってからメイクをすると、目元のメイクが崩れにくくなります。ただし、アイライン同様、粘膜に塗るときは細心の注意を払ってください。
また、アイラインがにじんだりすぐに落ちてしまう場合は、ウォータープルーフタイプのアイライナーを使うのも有効です。
粘膜アイラインを引くときにおすすめのアイテム3選
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デリケートでメイクがしづらい粘膜。どんなアイライナーを使えば簡単に綺麗なアイラインが描けるのでしょうか。
ここからは、粘膜アイラインを描くのにおすすめのアイライナーをご紹介します。
初心者さんにはペンシルがおすすめ
メイク初心者さんや粘膜アイラインに慣れていない場合は、ペンシルアイライナーがおすすめです。
適度に硬さがあるため、柔らかい粘膜でも描きやすいです。また、芯が折れる心配もありません。
慣れてきたら、ジェルライナーも描きやすい
ジェルライナーも、ペンシル同様に程よい硬さがあるため描きやすいです。ジャータイプではなく、繰り出すタイプのアイライナーがおすすめ。
ペンシルライナーよりも柔らかく、粘膜でも発色良く色づいてくれます。
ちなみに、リキッドライナーは落ちにくい良さがありますが、力加減の調整が難しく同じ太さのラインを引くのには向いていないためメイク上級者向きです。
ここからは、おすすめのアイライナーをご紹介します!
CANMAKE「クリーミータッチライナー」
まず最初にご紹介するのは、CANMAKEの「クリーミータッチライナー」。芯は程よく柔らかく、スルスルとなめらかに描けます。
1.5mmと細芯なので、まつげの隙間の細かい部分も描きやすい。落ちにくさや価格も魅力的です。
KATE「レアフィットジェルペンシル」
2つ目は、KATEの「レアフィットジェルペンシル」。こちらも繰り出しタイプのジェルアイライナーで、1.5mmの極細タイプです。
ウォータープルーフなので、皮脂や水にも落ちにくく、濡れやすい粘膜でも安心です。
KATEの特長でもある、深みのある色味が目元を自然に大きく見せてくれます。
ヒロインメイク「ロングステイシャープジェルライナー」
3つ目にご紹介するヒロインメイクの「ロングステイシャープジェルライナー」は、落ちにくさ、にじみにくさが魅力。
こちらも、繰り出しで1.5mmの極細タイプです。
染料不使用なので、色素沈着対策ができるのが嬉しいポイント。ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分も配合されています。
粘膜アイラインの正しい落とし方
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デリケートな粘膜のメイクオフは、落とし方が大切。雑なメイクオフや粘膜に刺激を与えるようなクレンジングは、目を傷つけかねません。
また、まぶたは他の部分よりも皮膚が薄いため、より優しくクレンジングすることが重要です。
絶対にゴシゴシしないこと
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まぶたや目の周辺をゴシゴシこするのは危険。肌のたるみやまつげへの負担、さらに目を傷つけてしまう原因になります。
しかし、目元をこすらない優しいクレンジングは、メイクが落ちにくいのが事実。そのため、こすらなくてもメイクがしっかり落ちるクレンジングを使うのがポイントです。
おすすめなのは、温感クレンジングでじんわり優しく落とすか、ポイントリムーバーを綿棒に付けて落とす方法。
詳しいクレンジング方法をご紹介します。
温感クレンジングを使用する落とし方
温感クレンジング(ホットクレンジング)とは、肌にのせると温かさを感じるジェルタイプのクレンジングです。クレンジングオイルなどに比べて洗浄力が弱く、肌に刺激が少ない傾向にあるのが特長です。
温かさが肌に気持ちよく、毛穴汚れまでしっかり落としてくれます。
マスカット1個分を手のひらに出す
まずは、マスカット1個分の温感クレンジングを手のひらに出しましょう。
クレンジングが少ないと、肌をこすり過ぎてしまう原因になります。温感クレンジングは、ケチらずたっぷり出すことが大切です。
擦り合わせて柔らかくする
肌にのせる前に、手を擦り合わせてクレンジングを温めましょう。温感クレンジングは、温めることによって柔らかい使用感に変化しメイクなじみがよくなります。
顔全体になじませる
温感クレンジングが温まって柔らかくなってきたら、顔全体になじませましょう。この時、顔は濡れていない方がメイクとクレンジングがよく馴染みます。
ポイントごとに指先を使ってぐるぐるとなじませる
顔全体にクレンジングを伸ばしたら、指先を使って優しくなじませましょう。強くこすらなくても大丈夫です。
ポイントは、円を描くようにくるくるとなじませること。円を描くことで、メイクや皮脂よごれ等としっかりなじんでくれます。縦や横に直線でこすると、毛穴によくないので気をつけましょう。
特に眉や目、リップのポイントメイク部分は丁寧にくるくるメイクオフします。
手を水に濡らし、顔全体になじませる
メイクとクレンジングがなじんできたら、水を顔全体になじませましょう。水をなじませることで、メイクが残りにくくなります。
ぬるま湯ですすぐ
最後に、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。温感クレンジングはサラッと落とせるタイプではないので、メイクが肌に残りがちです。しっかりぬるま湯で流しましょう。
また、落ちにくくても強くこすらないよう気をつけてください。
完成!
しっかりメイクが落ちたら、完成です。肌が乾燥しないよう、なるべく時間を開けず次のスキンケアを始めましょう。
ポイントリムーバーを使用する落とし方
ポイントリムーバーとは、デリケートな目元や唇のメイクを落とす専用のクレンジング剤です。クリームやジェルなどの洗浄力が弱いクレンジングは、目元や唇のポイントメイクまでは落とせない場合が。
低刺激でウォータープルーフも落とせるポイントリムーバーでメイクを落とせば、肌に優しくしっかりメイクを落とすことができます。
綿棒にリムーバーをつける
ポイントリムーバーは綿棒に付けることで、ピンポイントで粘膜部分をメイクオフすることができます。顔全体をクレンジングする前に行いましょう。
目の中に入らないように、リムーバーが垂れない程度に綿棒に染み込ませるのがポイントです。
目に入らないように、粘膜についたアイラインを落とす
まぶたを利き手と反対の指で持ち上げて、粘膜を出します。目に綿棒が触れないように鏡で確認しながら、粘膜部分を優しくメイクオフしましょう。
完成!
粘膜のアイラインが綺麗に落ちたら、完成です!
粘膜アイラインを落とすときにおすすめのアイテム3選
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粘膜アイラインのクレンジング方法をご紹介しましたが、ここからはおすすめのアイテムをご紹介します。
デリケートな粘膜部分は、アイラインだけでなくクレンジングも重要です。使用感や価格帯が好みのものを選びましょう。
ビフェスタ「うる落ち水クレンジングアイメイクアップリムーバー」
こすらなくても、しっかりメイクを落としてくれるビフェスタの「うる落ち水クレンジングアイメイクアップリムーバー」がおすすめです。
吸着性ヒアルロン酸やビタミンB誘導体、ビタミンE誘導体などの保湿成分も配合。クレンジングと同時に、まつげとまぶたの乾燥対策もバッチリできます。
デリケートな目元のケアなので、防腐剤フリー、無香料無着色も嬉しいポイントです。
カネボウ「アイメイクアップリムーバー」
カネボウの「アイメイクアップリムーバー」は、コンタクトレンズを付けたままでも使える処方。しみにくいので、目に優しいリムーバーを使いたい方におすすめです。
優しい処方なのに、ウォータープルーフのメイクもこすらず落としてくれる優れもの。
メイベリンニューヨーク「エクスプレスケアトータルクリーン」
メイベリンの「エクスプレス ケア トータルクリーン」は、ウォータープルーフタイプのメイクも落としてくれるだけでなくコスパも魅力的。
オイルと水の2層のリムーバーがメイクとしっかり馴染んで、こすらなくても優しくメイクを落としてくれます。
まとめ
画像引用元:latte
粘膜アイラインは、目をナチュラルに大きく見せることができます。しかし、デリケートな粘膜部分のメイクはリスキー。正しい方法でメイクをしないと、目の病気を引き起こす可能性もあります。
リスクを知った上で、正しいメイク・クレンジング方法を確認し、粘膜アイラインメイクを楽しんでださいね。