《しのぎ》とは技法の名前
和食器のひとつである《しのぎ皿》。
縦線の筋模様が入っているところがポイント。
陶器で出来たお皿で、器の表面にある模様がまるで菊の花のようですね。
陶芸教室などで≪しのぎ皿≫に挑戦している人の姿もちらほら見られるようですよ。
質感が違う!陶器と陶磁器の違い
陶器と陶磁器の大きな違いは、作る上で使われる材料です。
陶器は粘土系の材料から作られます。
一方で陶磁器の元となる材料は石系の材料です。
陶器で作られた器は、作り手の温かさを感じられる風合いです。
陶磁器は表面がつるっとした質感が特徴です。
【陶器】
・ざらざらとした触り心地
・色に変化があり表情がある
・鈍い音
【陶磁器】
・つるっとした触り心地
・薄手の器
・高い音
いろいろなタイプの≪しのぎ皿≫
同じ≪しのぎ≫という技法が使われた器を紹介します。
技法の入れ方や器の形、色などによってもデザインの印象が大きく異なります。
お皿の縁の部分に、しのぎの技法を取り入れていますね。
しのぎが入っている部分は短めです。
シンプルな模様でありながらも、華やかさを感じさせます。
しのぎデザインのお皿と器が登場。
陶器ならではの温かみを感じさせる色味が魅力的ですね。
波佐見焼で一龍陶苑の商品です。
どの色合いがお好みですか?
しのぎの技法が、なんと器の内側に入ったデザインです。
おしゃれな淡い色合いの小ぶりのお茶碗です。
波佐見焼のイベントで出会った器。
普段の食事の中に、お気に入りの器があるといいですね。
しのぎとの間の幅が広いタイプのデザインです。
お花の花びらのように見えますね。
こちらはニトリで販売されている食器です。
陶芸作家が心を込めた≪しのぎ皿≫
陶芸作家として活動している方の≪しのぎ皿≫をまとめました。
それぞれの作家さんの魅力が詰まっています。
陶芸作家である長浜由紀子さんの作品です。
パステルカラーの淡い色合いのしのぎ皿が並びます。
少し深さがある器なので、副菜やデザート皿としてお使い頂けます。
陶芸作家である山田茂樹さんの作品です。
シルエットが美しさを感じさせます。
温かみを感じさせる白色ですね。
陶芸作家である堂本正樹さんの作品です。
どんなお料理も受け止めてくれるデザイン。
おうちでのご飯が楽しくなりますね。
陶芸作家であるAyako Sasakiさんの作品です。
小ぶりのお皿は、使い勝手も良さそうですね。
色の変化が美しいですね。
陶芸作家である阿部春弥さんの作品です。
お皿の縁のラインが綺麗ですね。
上品さを感じさせる白さに一目ぼれです。
≪しのぎ皿≫のある食事風景
実際にしのぎ皿を活用した食事風景をまとめました。
しのぎ皿の魅力をより感じられると思います。
茶色の≪しのぎ皿≫が登場。
おかずが映えて絵になりますね。
和食器なので和食との相性は抜群です。
ワンプレートごはんいもおすすめな≪しのぎ皿≫。
深い色合いの器を選ぶことで、おかずの色味がより映える印象がありますね。
波佐見焼(はさみやき)のしやぎ皿です。
ご飯系のおかずだけではなく、スイーツを乗せてもしっくり。
こちらのしのぎ皿は、柴田陸子さんの作品です。
深めの色合いで風合いのある雰囲気のしのぎ皿です。
おもてなしのお皿としてもおすすめ。
美濃焼き(みのやき)と呼ばれしのぎ皿です。
日本でも有名な陶磁器のひとつです。
美味しそうな朝ごはんの食卓。
白いしのぎ皿を活用していますね。
1枚使いやすい白色を持っていると便利ですね。
インスタ映えする≪しのぎ皿≫
今回は、さまざまなデザインのしのぎ皿を紹介しました。
焼き方や形の違いもあり、それぞれのしのぎ皿の魅力がありましたね。
よく料理をする人、特にInstagramなどで作った料理を載せる人にもおすすめです。
陶器市なども開かれる地域もあるので、足を運んでみるのもいいですね。