セルフで楽しめるジェルネイルのデザインと必要な道具

セルフで楽しめるジェルネイルのデザインと必要な道具

ジェルネイルは、トロリとした水飴のようなゼリー状の液体を爪に乗せて光によって硬化させることでマニキュアよりも立体的で豊かな質感を表現できるものです。ジェルは合成樹脂でできており、光を照射して固めることで密着性が高くなり、水仕事などをしても簡単には剥がれることがありません。独特の光沢とツヤ感に秀でたもので、一度施術すると長持ちすることからも人気となっています。

ジェルネイルは専門店でしかできないと考えている方も多いようですが、実は必要な道具を揃えれば自宅で手軽にセルフネイルが楽しめます。最近では、削り落とさずに溶剤を使って簡単に除去することができるようになったことからもセルフネイルへの関心が高まっています。不器用な人でも初心者の方でも楽しめるセルフジェルネイルについて解説します。

無器用な人でもセルフジェルネイルはできる

ジェルネイルは、ツヤ感、発色のよさ、ぷっくりとした質感などが得られ、見た目がとても美しく仕上がるものです。マニキュアよりも見た目がいいだけでなく、光を照射して硬化することによって持ちがよくなるのも魅力です。

ジェルネイル初心者であっても、爪の甘皮処理などの基本的なテクニックやコツを習得すれば、簡単に施術することができます。また、ワンカラーで施術したり、多彩なアートグッズを活用したりすることによって、不器用な方でも美しいネイルに仕上げることができるのも大きな魅力です。

自宅であれば何度もやり直しができるため、納得の出来になるまで繰り返し練習できる

ネイル専門店を訪れるとバリエーションに富んだジェルやストーン、専門的な道具がズラリと並び圧倒されてしまうこともあります。初めての場合は、ある程度イメージを伝えて後はお任せということが多くなりますが、ネイリストのセンスやコミュニケーション不足によって、思い通りのデザインに仕上がらないということも少なくありません。

自宅で行うセルフネイルでは必要となる最小限の材料や道具が必要とはなりますが、自分の思い通りにデザインしたネイルを心ゆくまで追求することができます。ネイルサロンで失敗するとやり直しのためにさらに費用がかかります。自宅であれば何度やり直しても費用がかさむことはなく、練習を積んで納得できる仕上がりになるまで時間をかけることができるのも魅力と言えるでしょう。

シンプルなワンカラーならマニキュアと同じようにできる

ジェルネイル初心者がセルフネイルになかなか踏み込めない大きな理由の1つにネイルサロンと同等のレベルで仕上げなければならないという思い込みがあることがあげられるのではないでしょうか。ネイルアートは、自分で見て楽しむものであるとともに人からも注目されるものです。しかし、初めから上級テクニックを駆使してネイルする必要はありません。

シンプルなワンカラーのジェルネイルであれば、マニキュアの延長線上の作業として簡単にできるものです。カラーやジェルの選び方によってワンカラーだけであっても発色のよさや透明感などを生かした美しいネイルに仕上げることができます。

サロンのように予約を取る必要なく空き時間でいつでもできる

現在、若い世代だけでなく子育て中のママや子どもが独立した後の時間を悠々と過ごしている年齢層の女性まで、ネイルは幅広く浸透しています。全国に数多くのネイルサロンが出店しており、カリスマネイリストと呼ばれるアーティスティックなネイルを得意とするレベルの高い技術者も多数存在しています。

人気のネイルサロンはそれなりに施術費用が高いだけでなく、利用しようと予約を入れてもなかなか取れないことも珍しくありません。休日以外の貴重な時間をネイルだけのために費やさなければならないこともあるでしょう。セルフネイルであれば自分の空いた時間を使っていつでも施術できるので時間に縛られることがありません。

不器用な人でも簡単にできるアートグッズがたくさんある

ジェルネイルは利き手以外の手も使いながら両方の爪に施す必要があります。利き手であってもなかなかうまく塗る自信がないという方にとっては、利き手以外の手を使ってネイルを仕上げるのは大変なことでしょう。また、美術が苦手だからうまく塗れないと初めから諦めてしまう方もいるかもしれません。

ジェルネイルには初心者用のスターターキットのようなセットになったものや薄いフィルム状のデザイン画を使って簡単に美しい柄や模様をデザインできるアートグッズが数多く販売されています。自分のテクニックだけで施術するものではないことを理解すれば、不器用な方でもチャレンジしやすいでしょう。

セルフジェルネイルを上手に仕上げるコツ

自宅で気軽に施術できるセルフネイルへの関心は高まる一方で、ネットなどでも必要な材料や道具がセットになった商品に人気が集まっています。しかし、ジェルネイルの施術ができる環境が整っても、どのようなことに注意すれば上手に仕上げることができるかについてはよくわからないものです。

ジェルネイルを施術する前の下準備をいかに丁寧に行うかによって仕上がりが左右されます。また、ちょっとしたコツやポイントを知っているかどうかで、仕上がりは格段に変わってきます。そこで、ジェルネイルの施術方法の過程を追いながら、必要な道具や処理の仕方、ポイントについて説明します。

甘皮処理は丁寧に行う

甘皮は爪の根元にある薄い皮のことで爪と一緒に伸びます。甘皮の伸び方には個人差があり、なかには1ヵ月で爪の5分の1程度を覆うまで伸びることもあります。甘皮には雑菌の侵入を防ぐ役割があり、全てを除去することは望ましくありませんが、ジェルネイルをする場合は、甘皮よりも爪側についた薄い膜、ルースキューティクルを除去しなければなりません。

ルースキューティクルが残ったままジェルネイルを乗せるとルースキューティクルをジェルが覆い、その部分から剥がれやすくなることがあります。ジェルネイルをする前に水やお湯で指をふやかして甘皮を柔らかくした後にウッドスティックにコットンを薄く巻き付け軽く濡らして丁寧に甘皮を押し上げるようにしながら除去するといいでしょう。

爪の表面をサンディングしておく

サンディングは、爪にジェルを定着させるために爪の凹凸をなくしてフラットにするために、爪全体をファイルやバッファーなどのアイテムを使って削る作業のことを指します。サンディングは細かい下準備となりますが、これを怠るとジェルがはがれやすくなったり、ジェルをはじいて塗りにくくなったりすることがあります。

サンディングは爪にツヤや光沢を出すために磨くのと同じようなイメージで、爪の表面を少しだけ削ることがポイントとなります。ジェルネイルを繰り返すうちに自爪がペラペラに薄くなるという悩みは、このサンディングが過度に行われていることが要因となっていることが多いため注意が必要です。

ジェルを塗る前はクリーナーで爪表面の汚れや油分をふき取っておく

ジェルクリーナーは、ジェルを塗る前に爪の表面にある汚れや余分な水分、油分を除去するものであり、セルフジェルネイルには不可欠なアイテムとなります。照射して硬化する際に未硬化の状態のジェルを拭き取る際にも使用されます。

ジェルクリーナーはメーカーによってネイルクレンザーと呼ぶこともあり、コストを抑えるために代用品を使用することもできます。エタノールはジェルクリーナーに含まれる成分は異なりますが、ジェル塗布まえの爪の消毒、水分、油分の除去はできるので、リーズナブルに処理することができます。

塗る際にはカーブに沿って丁寧に塗りはみ出ている部分はきれいに拭き取る

ジェルネイルは、爪のカーブラインにそって少しずつ丁寧に塗ることがポイントとなります。ジェルの塗り方が均等でないと仕上がりの厚みに差が出て凸凹ができたり、バランスが悪くなったりします。ジェルは厚塗りしないように塗ろうとすることが多いものですが、凸凹状態になる場合は塗るジェルの量が少なすぎる可能性があります。

ジェルは本来自らの性質でフラットになりやすいものであるため、十分なジェルを爪に乗せるようにすることが大切です。爪の周囲などの余分な部分にはみでたジェルは、硬化させる前にウッドスティックなどを使ってきれいに拭き取るようにしましょう。

初心者でも簡単にできるセルフネイルデザイン

セルフネイルはネイルサロンを利用するのと比較すると、基本的な材料や道具を1度揃えればランニングコストがそれほどかからず安く済む、予約時間にとらわれることなく自分の好きな時間を使って納得できるまで繰り返しできる、などのメリットがあります。

その一方で初めからネイルサロンの仕上がりのような美しいデザインやアートに仕上げることは難しく、どのように塗ればいいかわからないという悩みもあります。しかし、初心者であってもカラーを最小限にとどめたり、ラメやホログラムなどのグッズを活用したりすることで、簡単にきれいで魅力的なネイルアートをつくることができます。

ワンカラー

ワンカラーはジェルネイルのなかでも基本となるもので、マニキュアを塗った経験があれば誰でもチャレンジできます。爪全体に同じカラーのジェルを塗るだけなので、配色やストーンの配置などを考える必要がありません。その一方で、ベーシックなデザインであるからこそ奥が深いものでもあります。

同じように塗ったはずなのに指によって色に濃淡がある、1本の指だけでも色ムラができる、など、意外にうまく塗れないこともあります。筆の選び方やジェルを乗せる前の下準備などに配慮して何度か練習すると均等に塗ることができるようになるでしょう。

指によって塗るカラーを変える

ジェルネイル初心者にとってワンカラーでも美しく仕上げるためには練習が必要となります。初めの頃はどうしても色むらやジェルの厚さの不均等など失敗することも多いので、チップなどを使って練習を重ねることも大切でしょう。

ジェルネイルのなかでもシンプルで作業時間もかからないワンカラーですが、指によってカラーを変えることで指全体が色鮮やかなネイルで彩られます。ファッションに合わせて奇抜なカラーに配色することもできますが、初めてであれば同系色でまとめたり、5本の指でカラーグラデーションを楽しんだりするのもおすすめです。

ラメグラデーション

セルフジェルネイル初心者でもワンカラーだけでは物足りないという方におすすめなのがラメグラデーションです。ワンカラーにプラスするだけでキラキラ輝く可愛いネイルやおとなっぽいネイルに仕上げることができます。

まずベースジェルを塗り硬化させます。次にパレットやアルミホイルを使ってクリアジェルがトップジェルにラメを混ぜます。一度塗りでは終わらないため、仕上がりのラメの濃さよりも薄めに乗せていくことがポイントとなります。爪の根元にスペースを空けた状態で爪の4分の3程度を塗って硬化させ、少しずつずらしながら爪の半分、最後に先端という順で硬化させれば、塗り重ねた回数が多い先端が濃くなるグラデーションが完成します。

ホログラムホイルを使ってホイルアート

ジェルネイル初心者にとって色むらやジェルの厚さの違いは悩みの種でしょう。そんな時におすすめなのが、ホログラムホイルです。ラメやスパンコールのような輝きをもつ薄いフィルム素材を使うことで、デザイン力に関係なく美しいネイルアートを完成することができます。

ベースカラーを塗った後にクリアジェルを塗り、硬化させる前にホログラムホイルを乗せます。細かい作業にはウッドスティックが便利で、先端にクリアジェルを少しつけながらホログラムを取って爪に乗せることができます。ホログラムを乗せた後にトップジェルでコーティングして硬化すればキラキラと輝くホイルアートが完成します。

初心者でもできるネイルアートのアイデア

ネイルアートというと洗練されたアーティスティックなデザインをイメージする方がほとんどでしょう。実際、ハイレベルなテクニックと独創的なデザインを求めて、人気のネイルサロンに足繁く通うという方も少なくありません。

セルフネイル初心者が初めから高度な技術やセンスを駆使して仕上げることはできないということを理解したうえで、簡単でも見栄えのいいネイルアートを積極的に取り入れていくことが必要となります。なかでも、ネイルストーンはそれだけでも宝石のように美しいアイテムなので、工夫や苦労いらずで美しく仕上げることができます。

筆を使って爪いっぱいに大きな♡を書く

ジェルネイル初心者にとって複数の色を合わせたり、絵画のようなデザインを直接描いたりすることには抵抗があります。ほとんどの方がマニキュアと同様のイメージでできるワンカラーから入るのではないでしょうか。その次のステップとして、ホログラムやラメなどのアートグッズを活用するという方法があり、これも簡単にできます。

いよいよ自分の手で描くというステップに入ったら、まずは失敗の少ない大きな柄、マークなどを描くのが無難でしょう。筆の使い方の練習も兼ねて爪いっぱいに大きなハートマークを描けば、あまりにもシンプル過ぎることで逆に魅力的に見えるかもしれません。

点を打って花柄を作る

ジェルネイルで爪にイラストを描くのは難しいですが、点を打つだけのドット柄であれば簡単に描くことができます。ドット柄は季節を選ぶことがないためオールシーズンで楽しめます。細かい点を打つためにはつまようじを利用すればいいだけなので、初心者の方でも簡単にできます。

ドットを組み合わせて花柄をつくるのもそれほど難しいことではありません。少し慣れてきたら花の芯にネイルストーンを使うなどの工夫をすると、より一層華やかなものとなるでしょう。絵が苦手という方は、まずドット柄から始められてみてはいかがでしょうか。

ストーンやブリオンを乗せる

ジェルネイルでもきれいで魅力的なアートネイルを仕上げるために不可欠となるのがネイルストーンです。透明な輝きを放つスワロフスキーストーンや安価で手に入るアクリル、ガラスなど、さまざまな種類があり、質感やサイズ、配置によって幾通りにもアレンジが可能です。

規則的に縦に並べればクールなイメージとなり、ブリオンでストーンを囲むように配置すれば爪の上に小さな指輪やブローチのようなアクセサリーを表現することもできます。直接描くことがほとんどないため初心者でもきれいに仕上げることができると言えるでしょう。

グリッターやラメを乗せる

ジェルネイル初心者でなくても、グリッターとラメの違いを明確に説明できる人はあまりいないのではないでしょうか。グリッターとは、ネイルデザインにおいて爪に光沢を加えるラメ状の素材で、ジェルで塗りこんだり、埋め込んだりするものです。つまり、ラメはグリッターの一種であり、グリッターにはラメやパウダー、ホログラムなどが含まれるものとなります。

細かく光沢のある色鮮やかなグリッターを混ぜ込むことでワンカラーネイルであっても、色鮮やか、ゴージャスな仕上がりとなります。

初心者がジェルネイルをする際に購入するべき道具

初心者が自宅でセルフジェルネイルをする際には、ジェルネイルの下準備や施術のために必要となる道具を揃えなければなりません。ネイルサロンには多種多様な道具が揃っていますが、セルフネイルでは必要最低限となる道具だけあれば十分です。

最近では初心者用に全てセットになったものが販売されていますが、なかには必要な機能を果たさないこともあるため、どのような道具が何のために必要であるかをきちんと理解してから揃えるようにすることが大切です。

ネイルランプ

ジェルネイルでは、水飴のようなトロリとしたテクスチュアのジェルを硬化させることで光沢や発色をよくしたりやネールアクセを固定したりすることができます。ジェルは塗り終わった後に自然乾燥すれば固まるということはなく、ライトを照射することによって硬化が起こります。

硬化のために使用されるネイルランプには、LEDやUV、CCFLなどの種類があります。ライトの種類によって、照射される光線の波長が異なり、硬化時間にも差がでます。また、ライトの種類以上に出力の高さによって硬化時間が大きく変わるので、値段が安いということだけで飛びつかないようにすることが大切です。

ジェルネイル用ジェル

ジェルネイルに使用するジェルには成分の違いによってソフトジェルとハードジェルの2つに分かれます。ソフトジェルは、柔軟性があって爪にフィットしやすく、付け心地が軽く薄付きで自然な仕上がりになります。一方、ハードジェルは、強度があり高さや長さなど自爪を補強することができるという特徴があります。

ハードジェルは落とすのに時間や手間がかかり、自爪を削ってしまうおそれがあること、ソフトジェルは専用の溶剤を使って自分で簡単に落とすことができる反面、摩擦などによってはがれやすいという性質もあります。

ウッドスティック

ウッドスティックは別名オレンジスティックとも呼ばれるもので、下準備段階での甘皮処理だけでなく、ジェルのはみだしの修正、ホログラムやラメなどを爪の上に配置するのにも使用される重要なアイテムです。その名の通り木材でできており、自分で使い勝手がいいように削って使用します。

初心者はファイルなどを使って削るのにも慣れていませんが、失敗しても少し短くなるだけなので爪の上のデリケートな作業に使用できるようにしっかりと調整することが大切です。ジェルやカラーの修正に向いているナイフ形、甘皮処理に最適な丸型、ストーンやラメなどのピックアップに向いている先細形などがあり、用途によって使い分けることもできます。

やすり

物の表面を細かく削って粗さを整えたり、凹凸をなくしたりするやすりは、ネイルではファイルと呼ばれています。ネイルファイルは爪の長さの調整や爪の表面の研磨、ジェルを落とす際に使用されることが多く、基本的に3つの種類に分けられます。

自爪の長さや形を整える爪用やすりは、エメリーボードとも呼ばれ薄く柔軟性があるため、余分な力を入れずに削ることができます。スポンジバッファーは、自爪の表面を整えるためのもので爪の表面全体を柔らかく削ることができるものです。また、ジェルやスカルプチャーなどの爪よりも固いものをオフする際に使用するのに向いているやすりもあり、用途によって使い分けることが大切です。

まとめ

ジェルネイルはネイルサロンでしかできない高度なテクニックが必要であると思い込んでいる方も少なくありません。ハイレベルなアートデザインをつくることは難しいことかもしれませんが、初心者でも簡単に始められるおしゃれなネイルはたくさんあります。

ジェルネイルに最低限必要となる道具を揃えて、下準備の仕方やジェルの塗り方、ストーンやグリッターの使い方などの基本的なポイントさえ押さえれば、自宅で好きなときにいつでもできばえに納得がいくジェルネイルを楽しむことができるでしょう。