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セルフネイルは簡単にできるようになる
一度でもネイルサロンで施術を受けたことがある方ならネイリストの技術の高さに感動した経験もあるでしょう。デザインカタログには魅力的でハイセンスなネイルアートがズラリと並び、店内には豊富な材料や道具が揃っています。
しかし、最低限の材料や道具があれば自宅でセルフネイルすることはそれほど難しいことではありません。何事も練習、経験なので、簡単にできるものから始めていくうちに必ずうまくなります。そこで、途中で挫折することがない簡単なネイルアートを紹介します。
無理せず自分にできるデザインから始める
ネイルサロンで施術してもらったネイルデザインに感動したり、SNSで発信されている魅力的なネイルアートに憧れたりしてセルフネイルを始めたという方も少なくないのではないでしょうか。プロのネイリストやネイル熟練者はそれなりに経験を豊富に積んでいます。
初心者が初めからマネをしてできるようなレベルではないということを理解したうえで、無理をせず自分でもできるシンプルなデザインから始めることが途中で挫折しない方法と言えるでしょう。
ネイルシールやテンプレートを活用する
ネイルを初めてすぐにあきらめてしまう人の多くは、最初から複雑でハイレベルなアートやデザインを描こうとすることによるものです。セルフネイルは何度も練習を繰り返しながら経験と積んでいくことで必ず上手にできるようになります。
初めのうちは市販のネイルシールやテンプレートを活用してネイルアートにチャレンジしましょう。便利なグッズを使えば人の手では描くことができないような繊細で緻密なデザインをすぐにつくりあげることができます。
1度にすべてせず、甘皮処理とネイルを時間のある時にそれぞれ行う
自宅でできるセルフネイルは、いつでも好きな時に空いた時間を使ってできる手軽さが魅力です。納得がいくまで何度も修正を重ねながら理想のイメージに近づけることもできます。ただ、10本の指全てに下準備とアートネイルの両方を一度に行うには相当な時間と労力が必要になります。
甘皮処理などの下準備はネイルのできを左右する大切なものとなるため、時間をかけて丁寧にやらなくてはなりません。一度に完成しようとせずに下準備とネイルアートを分けて行うようにするといいでしょう。
下処理のみは丁寧に行う
ネイルアート初心者は、材料や道具があればすぐに描くことができると思いがちです。しかし、セルフネイルで最も大切なことは、下処理です。甘皮処理を怠るとその部分にカラージェルが塗られてしまうことで剥がれやすくなります。
また、ファイルなどを使った爪の表面の処理をしないと均等に塗ることができず凹凸ができて見栄えが悪くなります。さらに、爪の表面の汚れや水分、油分も取り除いておかねばなりません。下処理は十分時間をかけて丁寧に行うことが大切です。
簡単にできるおすすめピンクネイルに1本だけアートをする方法
セルフネイルにあまり慣れていない時期は、色合いの調整が難しいためワンカラーでチャレンジした方が失敗は少なくなります。全て同じカラーで塗るだけですが、塗り方によって濃淡に差が出ることもあり、筆の使い方の練習としても有効です。
女性に大人気のピンクネイルをベースとしてどの指も均等に濡れるようになったら、次のステップとして1本だけネイルアートをしてみましょう。
1本だけネイルアートを書く
市販のシールやスタンプを使って簡単にネイルアートを楽しむこともできますが、少し慣れてきたら自分の手で直接デザインを描きたいと思うようにもなることでしょう。簡単なマークだけであれば時間もかかりませんが、繊細なアートを描くのであれば、全ての爪を描くのみは大変な労力が必要となります。
慣れない頃はまず1本の爪だけに集中してネイルアートを描いてみてはいかがでしょうか。ピンクカラーに映えるアクセントにもなり、アートを描く負担も軽減できるでしょう。
ホログラムを乗せてドットネイルにする
時間をかけずにおなじみのピンクネイルをワンランク上のデザインにする方法の1つにホログラムの活用があります。ホログラムは薄いフィルムシートで、さまざまな形やサイズ、カラーがあるなかから選んで爪に乗せるだけで華やかに彩ってくれるものです。
さまざまなサイズや形のものを配置を考えながら乗せる方法もありますが、全て同じ円形のものをスペースを適度に空けて配置するだけで定番のドットネイルをつくることができます。
ランダムにシェルを乗せる
ピンクネイルのワンカラー使いだけでも上品な女性らしさをアピールすることはできます。もう少しおしゃれしたい、キラキラを加えたいというのであれば、ラメやホログラムを使うという方も多いでしょう。ネイルアートを華やかに彩るアートグッズのなかには、シェルもあります。
貝殻ならではの不思議な光や輝きを放つもので、偏光による効果も得られる便利なアイテムです。最近では細かく砕いたクラッシュシェルも販売されているため、爪に乗せていくだけでシェルならではの輝きをプラスすることができます。
1本だけストーンを置く
ネイルストーンには、アクリル、ガラス、パール、スワロフスキーなどバラエティに富んだ種類があります。素材や輝き、透明度やカラーなどで自分の好みに合わせて選ぶことができるため、ネイルアートには欠かすことができないものとされています。
ネイルアートに慣れてくればそれぞれの指にストーンを配置して楽しむこともができますが、まだ初心者という方であれば1本の指だけにストーンを配置するのもおすすめです。爪につけられたリングやブローチのような輝きを放つことでしょう。
失敗しにくいセルフネイルデザイン
セルフネイルのいいところは、自宅に居ながら空いた時間を使っていつでも自由にネイルアートを楽しめるところです。1回の施術に費用を支払うわけではないため、納得がいくまで何度でもやり直すこともできます。ただ、失敗してやり直すとそれなりに時間や消耗品の費用もかかります。
初心者がいきなりセルフネイルで高度なテクニックを使ったネイルアートを目指しても、思うようにならないのは当然のことです。まずは、失敗しにくいシンプルな定番ネイルデザインにチャレンジして自信をつけましょう。
マーブル
絶妙な色合いでネイルカラーが混ざる美しさを表現できるマーブルネイルは、特別な道具も必要なく初心者でも簡単にデザインすることができます。
ベースのネイルが乾いてしまう前に他の2色を乗せて混ぜるというスピーディーな作業ができれば、少々失敗してもその色ムラを独特なニュアンスとしてそのまま活用することができます。ラメやパールが入ったものをベースとして使うとムラになりにくいでしょう。
ピーコック
クジャクの羽のようなゴージャスで美しいデザインとして知られるピーコックはネイルアートの基本と言われるものです。爪に筆で描く本格的なネイルアートにはなりますが、花びらが幾重にも重なる様子を描くことができれば誰にでも簡単にできます。
クジャクの羽を縁取りしてそのなかを複数のカラーで塗りつぶすだけの作業であり、配色を変えるだけでイメージを大きく変えることもできます。
ラメグラデーション
ネイルに失敗する人の多くが自分の手で描くアートやデザインが上手く描けないというものではないでしょうか。初心者のうちは筆を使わずにネイルアートグッズを上手に活用することをおすすめします。
光沢や鮮やかなカラーで指先を華やかに彩ってくれるラメは、デザインネイルに必須のアイテムです。同系色で濃淡をつけながら爪に乗せるだけで、ナチュラルな色の移り変わりが楽しめるグラデーションカラーをつくることができます。
ワンカラー
セルフネイルを始めたばかりの人にとって色合いの調整は1つの大きなハードルとなるものです。慣れてくればカラートータルコーディネイトもできるようになりますが、初めのうちはまず一色だけ選んで試してみてはいかがでしょうか。
ワンカラーは全ての爪の色を1色で統一するものですが、全く同じカラーであっても塗り方によって色ムラができることもあり、ネイルデザインの初歩の練習としてもぴったりです。
100円ショップのアイテムを使ってできるネイル
文房具や生活雑貨、コスメや食品まで、何でも揃う100円ショップは現代人の生活にはなくてはならないものです。当初は質にこだわらない使い捨てのような商品から火がつきましたが、最近では100円ショップの商品とは思えないほど品質が向上しています。
セルフネイルに必要なアイテムも豊富に揃っており、季節や好みのデザインに合わせて選ぶことができます。そんな100円ショップのアイテムを使って簡単にできるネイルについて紹介しましょう。
ネイルシールで花柄ネイル
シールというと子どもが好きなキャラクターものをイメージすることが多いでしょう。しかし、ネイルに使用される市販のシールには、カラー写真のように緻密で繊細なデザインやアートが描かれたシールがたくさんあります。
自分の手で爪に描くことが苦手という方にもぴったりで、女性に人気の花柄は特に種類がたくさんあり、ベースカラーや季節に合わせて仕上げることができます。シールを貼るだけで完成するので時間も手間もかかりません。
ホログラムネイル
ホログラムは、ゴールドやシルバーだけでなくさまざまな色がついた薄いフィルム状のネイルグッズで、華やかに指先を彩るには不可欠となるものです。好みに合わせてカットすることもできますが、あらかじめ円形にカットされたホログラムをランダムに爪に乗せるだけでネイルアートが完成します。
100円ショップでもさまざまなタイプのホログラムシートが販売されており、リーズナブルな価格であるためまとめ買いするのにも向いています。
ワイヤーシールを使ったワイヤーネイル
ジェルネイルで定番となっているワイヤーネイルも100円ショップのシールを使ってデザインすることができます。狭いスペースである爪の上に繊細なフォルムを描く複数のワイヤーは、とても繊細で上品なイメージを演出するのにもおすすめです。
実際にワイヤーネイルをする際には位置がずれないように、また剥がれないようにと繊細な作業が必要となりますが、シールを貼るだけで済むので初心者でも簡単にできます。
ネイルシールを使った変形フレンチ
爪の先端部分をホワイトで塗るフレンチは、ネイルデザインのなかでも定番です。最近では、ホワイトだけでなく他のカラーやアートグッズ、シールなどを使った変形フレンチのアレンジがいくつも登場しています。
100円ショップでは変形フレンチにピッタリのシールもたくさんあり、クリアと合わせたり、女性に人気のピンクやレッドに合わせてもかわいらしいデザインをつくることができるでしょう。
赤ネイルにおすすめの簡単セルフアレンジ
派手で大人っぽいイメージの強い赤ネイルは、日本人の肌に映えやすいカラーであるとともに、鮮やかな赤で健康的なイメージを与えることもできます。
パーティーや合コンなど、今日は勝負の日と張り切ってバッチリメイクを決めたいときにもピッタリです。情熱的な赤は、自分のことを相手に強く印象付ける効果もあります。インパクトが強すぎてちょっと控え目にしたいという方にもおすすめの赤ネイルの簡単セルフアレンジを紹介します。
1本だけゴールドにする
全ての指が赤ネイルというのに抵抗がある方は、1本だけカラーをかけてみるというアレンジもおすすめです。ゴールドカラーは赤にも負けないゴージャスな雰囲気を表すことができるため、ワンランク上のおしゃれな赤ネイルになるでしょう。
赤ネイルの場合は爪を長く伸ばし過ぎると赤の面積が大きく主張し過ぎることもありますが、ショートネイルであればかわらしくまとめることもできます。
グラデーションネイルにする
爪全面を真っ赤に染めることにはどうしても抵抗があるという方もいるでしょう。また、これまであまり赤をネイルに取り入れたことがない方にとっては刺激が強すぎるかもしれません。
そんなときにおすすめのが、赤をベースとしたグラデーションカラーネイルです。爪の根元を薄く、爪先に向かって徐々に濃くしていくグラデーションであれば、濃淡の調整も自在にできます。爪の根元を白っぽくすれば爪先を薄めの赤にすることもできるでしょう。
ネイルシールを貼る
赤ネイルの赤にもいろいろなトーンがあるので、年齢やシーンに合わせてくすんだ赤を選ぶこともできます。少し地味目の赤を選んで物足りなさを感じるのであれば、カラー以外の手法を組み合わせるのもおすすめです。
市販のネイルシールは、貼るだけで繊細にもゴージャスにも雰囲気を変えることができます。赤ネイルにゴールドアクセやワイヤーをあしらったネイルシールを貼るだけでオシャレ度がアップします。
スワロフスキーを乗せる
スワロフスキーは透明感の高い輝きで宝石のようなネイルストーンとしてとても人気があります。洗練されたカット技術と素材のよさはそのまま輝きに表れ、爪にのせるジュエリーのようです。
いつもの赤ネイルに小粒のスワロフスキーを2、3粒乗せるだけで上品で大人の女性らしさを表現することができます。結婚式やパーティーなどの光が当たる華やかなシーンにはぴったりといえるでしょう。
まとめ
材料や道具を揃えれば誰でも自宅で気軽にセルフネイルを楽しむことができます。しかし、初心者の段階でネイルサロンで施術されたデザインやSNSで人気のデザインにチャレンジするのは無理があります。ネイルアートは複雑で高度なテクニックが必要であると思われがちですが、シンプルで簡単だけど魅力的なデザインも数多くあります。
ネイルシールやラメ、ホログラム、ストーンなどを活用すれば、自分でデザインを描かなくても魅力的なネイルアートに仕上げることもできます。失敗をおそれず、まずはシンプルで時間がかからないデザインからチャレンジしてみましょう。