ネイルケアの大切さ
指先は意外と人に見られている場所だからこそケアを
顔のスキンケアやボディの保湿はしっかりとしていても、指先のケアはきちんとしていないという人はとても多いです。指先のケアの仕方がわからないという人も多く、きれいなお肌でも、指先だけはボロボロという人も珍しくありません。
指先は意外と人に見られている場所です。名刺交換をするときや、ものを受け取ったり渡したりするとき、料理をしているとき、文字を書くときや食事のときなど、すべてのシーンで指先を見られています。
きちんとケアをしていないと、顔や服装がきれいでも残念な印象になってしまうこともあるので、きちんとケアをして、指先まできれいにしておきましょう。
乾燥していると不衛生に見える

beautiful pink manicure with chrysanthemum flowers. spa
指先のケアが大切な理由の一つに、乾燥していると不衛生に見えるということがあります。指先が乾燥すると、ささくれができてしまったり、小じわが目立ってしまったりします。乾燥していることで、不衛生に見えてしまうので、接客業など人に見られる機会が多い人は、とくに注意しておいたほうが良いでしょう。
指先まできちんとケアできている人は美意識が高い印象が与えられる
指先のケアをしていないと不衛生に見られてしまう可能性がありますが、反対に、指先まできちんとケアをしている人は、美意識が高い印象を与えることができます。きちんと細かい部分にまで気を配ることができて、ケアもしっかりとしているということが好印象になります。
ネイルをしていなくても、きちんとケアをしているだけで、健康な爪が生えてくるようになるので、ナチュラルな美しさを出すことができます。爪が健康だと、ネイルカラーも乗りやすいので、ネイルをしたときに仕上がりがきれいになります。
手先がきれいだと名刺交換や商談で好感がもたれやすい
指先が一番注目されるのが、名刺交換や近距離で行うことが多い商談の場です。とくに名刺交換をする相手は、初対面であることが多いので、好印象を持ってもらいたいものです。商談でも、不衛生な印象がある相手よりも、衛生的できれいな印象がある相手との方がスムーズに話を進めることができます。
相手への好感度をアップさせることで、会話がはずんだり商談がスムーズに進んだりもします。少しの身だしなみの工夫で、仕事にも差が出てくる可能性があります。
ネイルケアの効果
手先の乾燥がなくなる
ネイルケアをすることで、得られる効果はたくさんあります。その中でも最も期待できるのが手先の乾燥の改善です。手先は季節に関係なく非常に乾燥しやすい部分です。水仕事をしたり、手洗いや洗顔をしたりなど、一日に何度も水に濡らして拭いているので、その分乾燥しやすくなってしまいます。
手先の乾燥は、悪化するとあかぎれやささくれなどの原因にもなります。また、手先が乾燥していると爪も乾燥した状態になってしまうので、伸びてくる爪も乾燥している不健康な状態となってしまいがちです。
ネイルケアでキューティクルオイルや保湿クリームを使って、手全体だけでなく、ネイルケアをしっかりと行うことで、手先の乾燥を改善したり、予防したりすることができます。
ジェルネイルが長持ちするようになる
ネイルケアをしっかりと行うことによって、ジェルネイルの持ちも変わってきます。ジェルネイルは、爪のおうとつに張り付くことによって、長期間きれいなネイルを楽しむことができます。不健康な爪だと、おうとつが少なかったり、くっつく場所がないような状態になっているので、すぐに浮いてしまったり、取れてしまうようになります。
健康な爪を作るためには、保湿は必要不可欠です。ケアをしっかりとして、きれいな健康的な爪が伸びてくることで、ジェルネイルの密着度もアップして長持ちするようになります。
ネイルカラーの色がきれいに発色するようになる
ネイルケアをすることで、ジェルネイルの持ちが良くなるだけでなく、ネイルカラーの色がきれいに発色するというメリットもあります。ネイルケアをすることで、爪自体が健康的になるので、ベースのカラーがきれいになります。
健康的な爪の色は、薄いピンク色をしていますが、乾燥していたり、爪が不健康な状態になってしまうと、白っぽくなってしまったり、くすんでしまったりもします。表面がでこぼこした状態になってしまうこともあるので、ネイルカラーがきれいに乗らなくなってしまったり、発色が思い通りにならなかったりということもあります。健康的な爪にしておくことで、ネイルカラーの色をきれいに発色することができます。
爪が割れたり欠けたりしにくくなる
ネイルケアをきちんとしていないと、爪の乾燥につながります。爪が乾燥してしまうと、爪の強度が弱くなってしまうので、爪が割れたり欠けたりする原因になります。さらに最悪のケースになると、爪自体が薄くなってしまい、ジェルネイルなどの熱に耐えられなくなってしまうということです。
きちんとネイルケアを行って、保湿をしっかりすることで、爪を元気にすることができます。保湿がしっかりされた指先からは、健康的な爪が伸びてくるので、厚みもしっかりとあり、割れたり欠けたりするのを予防することもできます。
ネイルケアの手順と方法
①ネイルカラーやジェルネイルを落とす
ネイルケアの大切さを理解したところで、正しいネイルケアの方法もしっかりと覚えておきましょう。ネイルケアの手順と方法を理解しておくことで、きれいな指先にすることができます。
まずネイルケアを始めるときには、ネイルカラーやジェルネイルを落としましょう。ネイルカラーは除光液を使って丁寧に落としていきます。ジェルネイルの場合は、専用のクレンザーを使って落としていきます。面倒くさいからといって、むしり取ってしまうと、爪の表面も一緒にはがしてしまうので、絶対にやらないようにしましょう。
②爪を温めた後に長さや形を整える
ネイルを落として、自爪の状態にしたら、一度爪を温めて柔らかくしましょう。フィンガーボールなどがあると便利ですが、ない場合には自宅にある食器などを代用してもよいでしょう。
お風呂ぐらいに温めておいたお湯に、指先をつけて温めていきます。ぽかぽかとしてきたら、爪も柔らかくなってくるので、爪の長さや形を整えていきます。爪切りである程度の長さをカットしたら、最後はヤスリで切り口のでこぼこを平らにするようにしましょう。
③もう一度爪を温めた後に甘皮を処理
爪のカットをしたら、もう一度爪を温めていきます。このとき、先ほど使ったお湯は冷めてしまっているので、新しくお湯を用意しましょう。先ほどと同じように指先をお湯につけて、温めていきます。温まったら次は甘皮の処理を行います。
甘皮とは爪の付け根の部分にある皮膚のことです。この甘皮をきちんと処理しないと、爪の形がきれいに見えなくなってしまったり、ささくれなどの原因になったりしてしまいます。温めて柔らかくしてから、専用のカッターで甘皮をカットしていきます。一気にカットしようとすると、思っていたよりも深く切ってしまう可能性もあります。ゆっくり丁寧に作業していきましょう。
④爪の表面を磨く(バッフィング)
甘皮の処理まできちんと出来たら、爪の表面を磨いていきます。バッフィングとよばれる作業で、爪の表面にあるでこぼこを平らにしていく作業です。通常のヤスリよりも目の細かいヤスリを使っていきます。
ネイル用のヤスリには目の粗さが書かれていますが、バッフィング用のヤスリはバッファーと呼ばれるので、長さを整えたりするヤスリとは少し違った扱いになります。購入する時には、用途や目の粗さをしっかりチェックするようにしましょう。
⑤キューティクルオイルを塗る
甘皮の処理や、爪の長さ、表面のデコボコを整えたら、仕上げにキューティクルオイルをしっかりと塗り込みます。甘皮の部分を中心にオイルを塗って、1本ずつマッサージするように塗り込んでいきましょう。
キューティクルオイルを使うときには、しっかりと1本ずつの指をくるくると根元の方からマッサージをして爪先までオイルを伸ばしていくようにしましょう。しっかりと表面を整えておいた爪は、オイルが浸透してネイルカラーをしていなくても、薄ピンクで光沢のある仕上がりになります。
ネイルケアで大切な甘皮のケア
キューティクルリムーバーを塗って指でなじませお湯につける
甘皮の処理は、ネイルケアでとても大切です。キューティクルリムーバーを使うと、甘皮を浮かして処理しやすくなります。より効果を高めるために、塗った後には指でなじませてからお湯で温めると良いでしょう。
爪の周りの皮膚や甘皮が柔らかくなったらウッドスティックで押していく
温めてから処理することで、甘皮だけでなく爪の周りの皮膚も柔らかくなります。爪の周りの皮膚や甘皮を処理することで、爪の形をきれいに見せることができます。温めて柔らかくなったらウッドスティックを使って押していきましょう。爪が一回り大きく見えるようなすっきりとした指先になります。
ささくれはニッパーで取り除く
水仕事が多かったり、乾燥が続いてしまったりしているとささくれができてしまうこともあります。ささくれができてしまったら、引っ張って皮膚を取り除くのは絶対にやめましょう。ニッパーで根元から皮膚をカットすることで、傷が大きくなることを防止することができます。
オイルを塗ってケアをする
ネイルケアで重要なのが保湿をするということです。オイルを塗ってケアをすることが大切です。オイルはキューティクル用の物を選ぶと、より効果が期待できます。香りが良いものや、スティックタイプで塗りやすいものなどもあるので、自分に合ったオイルを選んでみましょう。
ハンドマッサージも効果的
ハンドクリームは乾燥しやすい手の甲に塗る
ネイルケアだけでなく、爪を元気にするためには、ハンドマッサージも効果的です。ハンドマッサージをするときには、滑りを良くするために、ハンドクリームをしっかり塗っておきましょう。ハンドクリームは乾燥しやすい手の甲をメインで使います。このとき指は1本1本伸ばしていくと良いでしょう。
手の甲に塗って余ったクリームを手のひらになじませる
手の甲に塗ったハンドクリームは、両手の甲を合わせて伸ばしていきます。手の甲に塗っても残ってしまったハンドクリームは、手のひらに乗せてなじませていきます。手の甲から始めることで、見た目をきれいにキープしやすかったり、手の甲のシワを予防したりするができます。
手の甲のシワが目立つと、老けて見えてしまう原因にもなります。手の甲は年齢の隠しにくい部位とも言われています。きちんとケアをしておくことで、乾燥を予防してシワの予防にもつながります。
手のひらのハンドクリームを指に1本ずつ塗っていく
手の甲にクリームをなじませたら、手のひらのハンドクリームを指になじませていきます。1本ずつ丁寧に塗りましょう。ハンドルを握るようにして、ぐるぐると回しながら塗るとマッサージ効果も得られます。
ハンドクリームの滑りを借りて手のつぼ押しをしてマッサージをする
ハンドクリームを塗った後の手は、クリームによって滑りが良くなっています。その滑りを利用してつぼ押しマッサージもしてしまいましょう。手にはたくさんのつぼがあります。疲れている部位や不調な部位のつぼをチェックして、ハンドクリームを塗るタイミングでマッサージをしましょう。
まとめ
ネイルのケアは、健康な爪を伸ばすだけでなく、手全体のケアにもつながります。手がきれいだと、若く見えたり清潔感がアップしたり、メリットがたくさんあります。毎日のケアとしてネイルケアはきちんと行うように習慣付けておきましょう。