玄米デトックスとは
玄米に含まれるフィチン
玄米でデトックス効果が得られるのは玄米に含まれているフィチンの働きによります。フィチンは強力なキレート作用を持っているのが特徴で、体内にあるミネラルを排出する機序を持っています。また、身体に有害な物質と結びついて体外に排出する働きがあるのも特徴です。
フィチンにはフィターゼと呼ばれる消化酵素があり、体内で分解されます。フィターゼによってミネラル成分が体の外に排出されません。フィターゼは発芽玄米に多く含まれる栄養分になるので、積極的に摂取をしていきましょう。また、バランスのいい食事をすることも大事です。
玄米デトックスの7号食
玄米デトックスで人気の7号食は、十日間玄米だけを食べるという食事法です。究極のデトックスとも呼ばれるこの方法ですが、7号食を行うことによって体には劇的な変化が起こります。これをするだけで数kgの減量効果を得ることができます。
ちなみに玄米以外の食事をしないというルールはあるものの、玄米の量については制限をかけていません。玄米ならたくさん食べることができるので、空腹を我慢するような方法ではありません。10日間の間で体の中にある毒素も排出させることができます。
美肌効果について
玄米は胚芽や表皮が残ったままの状態の米です。麦芽や表皮にはビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養分が豊富に含まれており、食物繊維やポリフェノールなどの栄養分も含まれています。
これらの豊富な栄養分は肌の新陳代謝を促し、美肌効果を促すことができます。ちなみに玄米と白米を比較した場合、ナイアシンは14.5倍です。玄米に含有されている栄養素の多くは精米するときに無くなってしまいます。そのため、健康や美容を意識するときは玄米がいいのです。
ダイエット効果について
玄米は現代人に不足しがちな栄養分が豊富に含まれています。体重が増えるのは食事から得た脂質や糖質が中性脂肪になるためですが、脂肪は常に消費されているので蓄えられる脂肪量が消費される脂肪量を超えると太ってしまいます。
玄米には脂肪を効率的に燃焼させるための栄養分も豊富に含有されており、これがダイエット効果をもたらすのです。玄米ダイエットとあわせて適度な運動を取り入れると脂肪燃焼を促してダイエット効果を得ることができます。
玄米デトックスを行う期間
玄米デトックスは玄米7号食が方法の一つになります。10日間の玄米食が終わり、思うようなことが出ていれば玄米デトックス終了の一つの目安です。ただし、完全に玄米食を抜いてしまうとリバウンドすることも考えられるので、玄米は続けて食べるようにしておかずを増やしていきましょう。
玄米デトックスで効果が発現するまでの時間は個人差があります。すぐに効果が出てくるわけではないので、続けることを意識することも大切です。また、美容や健康のための玄米デトックスは効果が緩やかに出るので、すぐに出るわけではありません。
玄米デトックスの効果を高める方法
美味しい玄米を選ぶ
玄米デトックスの効果を高める方法として、美味しい玄米選びがあります。玄米デトックスは玄米食を続けることが基本になるので、まずい玄米よりも美味しい玄米の方がモチベーションは上がるものです。玄米も販売されている商品によって味が異なるので、食べ比べてみるのもよいかもしれません。また、一つの玄米を食べ続けるのではなく、ときには他の玄米を食べてみるのもおすすめです。続けるためには楽しみも必要です。
雑穀と混ぜる
玄米を美味しく食べるなら雑穀と混ぜることをおすすめします。雑穀とはあわやひえ、きび、ハトムギ、押し麦、黒豆、黒酢などです。これらの雑穀を混ぜることで、味が良くなるだけでなく栄養価も高くなってデトックス効果も高まります。
デトックスは代謝機能を高めるのがポイントの一つですが、雑穀には代謝を高める栄養分が豊富に含まれています。また、酵素玄米と呼ばれる玄米もありますが、これは炊いた玄米に小豆を保温し、玄米が持つ酵素の働きを活性化させたものです。通常よりも高いデトックス効果が期待できます。
よく噛んで食べる
玄米には炭水化物が多く含有されており、噛むと甘味成分が出てくるので美味しく感じます。玄米デトックスで玄米を美味しく食べるためにはよく噛んで食べるというのもポイントの一つになります。
また、よく噛んで食べることによって咀嚼しやすい状態を作ることもできます。飲み込みやすくすることは胃腸にかかる負担を軽減するだけでなく、吸収効率を高めることにもなるので玄米デトックスにおすすめです。
ミネラルウォーターで炊く
ミネラルウォーターには多くのミネラル分が含まれています。ミネラルウォーターで玄米を炊くことで、ミネラルウォーターが持つ栄養分と玄米が持つ栄養分がミックスされて豊富な栄養分を効率よく摂取することができます。
また、玄米生活を続けているとミネラルウォーターと通常の水で炊いた玄米の味の違いも分かるようになります。ミネラルウォーターで炊いた方が食味に優れているので、美味しく食べるという点でもメリットです。このように玄米デトックスは我慢して続けるのではなく、食味などを楽しみながら続けることが長続きさせる秘密になります。
玄米デトックスにおすすめの玄米
焙煎玄米粉でつくる デトックスおやつ (veggy Books)
焙煎玄米粉を使ったデトックスおやつの紹介本です。玄米粉は玄米から抽出される粉で、玄米が持つ栄養分をそのまま引き継いでいます。粉状になることで汎用性に優れ、さまざまな料理に使用することができます。特にデトックスおやつにおすすめで、美味しく食べながらデトックス効果が得られます。
玄米食に玄米粉を使ったおやつを組み合わせることで、食を我慢する必要も無くなります。食べればキレイで健康になるという魔法のような玄米粉を上手に活用するためのレシピ本としておすすめです。
〔オーサワ〕オーサワの黒炒り玄米
福岡産の農薬不使用玄米で、香りに優れ深みある味わいが特徴です。黒炒り玄米はご飯の粘りも食べたときの食感も崩すことなく、とても美味な雑穀ご飯を作ることもできます。代謝機能向上効果に優れており、続けることによって脂肪燃焼効率を高めることができます。
手軽に玄米の栄養分を摂取することができるので、玄米デトックスを考えている人におすすめの商品です。腸内デトックス効果もあるので、食べることで便秘解消や下痢解消効果なども期待されます。
Happy Belly 玄米 北海道産 農薬節減米 ななつぼし
北海道で一番食されている品種のななつぼしは、つやや粘り、甘味のバランスに優れており、化学合成農薬の使用回数を5割以下に削減して生産されているのが特徴です。また、玄米を製造しているパールライス工場は最新の設備を完備しており、衛生管理や生産管理も徹底して行っています。
甘味や粘りのバランスに優れ、冷めてもおいしいという特性を持っています。主食としてだけでなく、さまざまな用途に使用されています。玄米デトックスにも向いているので、デトックス効果を得たい人におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?玄米デトックスは玄米に含まれている栄養分がデトックス効果を促します。デトックスさせることで新陳代謝が向上し、脂肪が燃焼しやすい状態を作ることができます。玄米デトックスは続けることで効果が少しずつ現れてくるので、すぐに効果が出なくても長期的な視点で見ることが大事です。