カンヌ国際映画祭で是枝監督の「万引き家族」がパルム・ドール賞を受賞!

「誰も知らない」や「そして父になる」などで有名な是枝監督。2018年5月にフランスで行われたカンヌ国際映画祭において、「万引き家族」でパルム・ドール賞を受賞しました!このパルム・ドール賞とはどんな賞なのか、解説していきます。

カンヌ国際映画祭の最高賞!

カンヌ国際映画祭は1946年からフランスで行われている世界でもっとも有名な映画祭です。その映画祭で最高の賞がパルム・ドール賞です。「黄金のシュロ」つまり「黄金のヤシ」という意味でトロフィーの形にちなんで名付けられました。

「グランプリ」という賞もありますが、日本人には馴染みのある言葉であるため、グランプリが最高の賞だと思ってしまうかもしれません。しかしカンヌ国際映画祭においてグランプリは、パルム・ドール賞の次の賞となります。

グランプリが最高賞となっていた時期もあるので大変紛らわしいですが、今は正真正銘《パルム・ドールが最高の賞》です。

過去の受賞作品を振り返って

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名誉あるパルム・ドール賞の最多受賞数は2回。少なく感じてしまうかもしれませんが、人生において2回も最高の賞を受賞するのは決して容易なことではありません。

そんな偉業を成し遂げた監督が8人もおり、その中の一人に、日本人の監督である今村昌平監督がいます。1983年「楢山節考」と1997年「うなぎ」の2作品で受賞しました。パルム・ドール賞を受賞した日本人では、是枝監督は4人目となります。

10名程度の審査員で受賞作品が決定するので、毎年受賞作品の趣は異なります。しかしなかでも、芸術性が高く、社会に訴えるメッセージ性のある作品が多く選ばれているようです。

「万引き家族」はやはり必見!

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「万引き家族」は、まさに社会に訴えている作品といえます。実際に起きた事件を基に、監督は10年以上も構想を練り作り上げました。審査員は、『監督のビジョンが感じられ、演出も深みがあり、役者にも惹きつけられた』と全ての点において絶賛しています。

先進国である日本で、底辺の暮らしをしていると言ってもいい「家族」が描かれていることも大きなショックを与え、心に残る作品となっています。是枝監督の作品はどれも淡々としているので、物足りなく感じてしまう人がいるかもしれません。しかし、家族とは何か、今の日本はどうなっているのかを考えさせられる作品なのは間違いありません。

世界から注目されている日本の映画「万引き家族」はすでに公開されており、公開1週間で観客100万人以上突破と快挙を成し遂げています。ぜひ、映画館に足を運んで観てみてください。