トマトの栄養素リコピンの効果について!摂取時の注意点も

トマトといえば、赤くて美味しい野菜として知られています。近年、注目されているのがトマトの持つ栄養分です。健康や美容効果を高める効果があります。また、ダイエット食材としても人気があります。

トマトは手に入りやすい野菜で、トマトジュースのように商品化されているものも多くあります。トマトが効果を発揮するのは、リコピンと呼ばれる栄養分が深く関係しています。今回はトマトが持つ栄養分リコピンについて紹介していきます。

トマトの栄養素リコピンについて

リコピンとは?

リコピンはトマトの赤色を構成している成分です。ちなみに、トマトは赤色以外にも黄色がありますが、黄色のトマトにもリコピンが配合されています。リコピンはトマト以外の緑黄色野菜にも多く含有されていますが、とりわけトマトに多く含まれているのが特徴です。

以前からトマトのリコピンは注目されている成分でしたが、近年になってリコピンがもたらす抗酸化作用が特に注目されるようになりました。トマトは身近な食べ物なので、手軽にリコピンの摂取ができる食材として貴重です。トマトのリコピンを抽出したサプリなどもあります。

リコピンは抗酸化力がすごい

抗酸化作用というのは、体内の細胞が錆びるのを防ぐ働きです。リコピンには優れた抗酸化作用があり、この作用が体にプラスの効果をもたらすことで知られています。ちなみに、体内のサビをもたらすのは、呼吸から取り入れている活性酸素です。

活性酸素は体の老化を促すだけではなく、美容や健康面で悪影響を及ぼす物質として知られるようになりました。抗酸化作用が優れているトマトを食べることによって、体のサビを防いでさまざまな効果を得ることができるわけです。

油と一緒に摂取すると吸収力アップ

トマトを摂取するとき、油料理との相性がいいと言われているので、揚げ物などを食べるときにトマトが添えられることがあります。彩を良くするという目的もありますが。それ以外にもトマトには入っているリコピンの吸収率を高めるためもあります。

油が体の中で潤滑油的な働きをすることが吸収効率を高める理由の一つです。リコピンだけだと一部の成分が体に吸収されませんが、油と一緒に摂取することで油とリコピンが混ざってそのまま体内に取り入れられるわけです。トマトを食べるときは、油分の多いドレッシングを取るのもコツです。

生よりも加熱すると更によい

健康成分の中には、加熱すると失われるものがたくさんあります。できるだけ生に近い状態で食べるというのが鉄則ですが、トマトのリコピンについては熱した方がリコピンの吸収効率が高まると言われています。

これはリコピンの耐熱性が高いことによって実現するものです。熱によって成分を失われないことに加えて、トマトは体を冷やす働きがあるので、体の冷えを抑制する効果もあるのです。トマトの効果を最大限に発揮するためにも、なるべく熱して取るようにしましょう。

トマトがもたらす代表的な効果

ダイエット効果

トマトダイエットという言葉があるように、トマトはダイエット食材として優秀です。トマトには代謝機能をあげる働きがあり、脂肪の燃焼効率を高めることができます。脂肪の燃焼を高めることで、少ない動きでも脂肪を多く燃焼できるようになります。

ダイエットでトマトを食べるときは、そのままトマトを食べるのではなく、トマト料理にするのが一般的です。トマトスープやトマトジュースがいい例ですが、それ以外にも料理に積極的にトマトを入れることでダイエット効果を期待することができます。

美肌効果

トマトを夜食べるとお肌に良いのは有名です。これはリコピンが寝ているときに新陳代謝を促すことが理由です。新陳代謝が促されると、肌の細胞が活発になって新しい肌が生成されやすくなります。夜は成長ホルモンが分泌されているので、リコピンの効果が高まりやすいのです。

トマトによる美肌効果で気をつける点は、リコピンの効果が現れるまでに時間がかかるという点です。トマトをたくさん食べたからと言ってリアルタイムに効果が出るわけではありません。継続してトマトを食べることによって少しずつ効果が現れるようになります。

免疫力アップ

風邪をひく理由や病気になる理由の多くが免疫機能の低下です。免疫機能が働くことによって、体内に入ってきた細菌やウイルスを撃退することができます。トマトのリコピンには免疫機能を高める働きがあるので、風邪予防の効果も期待できます。

また、免疫機能bが上がることによって疲れにくい体になります。疲れが気になっている人は、免疫機能が低下している証です。トマトを食べることで体力をつけて、病気になりにくい体を作ることができます。免疫は健康を司るものなので、意識して高めたいものです。

高血圧や高血糖対策

食事から得た栄養分などは、心臓から送り出される血液と一緒に体の各器官に運ばれています。血液に脂肪などが多く含まれるようになると、流れが悪くなり、場合によっては血栓が生じて血液が送り届けられなくなります。人の死因で多い脳卒中や心臓病の多くは血液の流れが関連して起こっています。

血液の流れが悪くなって心臓からの圧が増えることを高血圧、血液中の糖分が増える状態を高血糖と言います。トマトのリコピンには血液の流れを改善する働きがあるので、高血圧や高血糖の症状を緩和することができます。

トマトの注意点

食べ過ぎは体が冷える

夏野菜として知られているトマトですが、トマトは陰性の食べ物になります。そのため、トマトを食べることによって体が冷えてしまう恐れがあります。適度な量なら大丈夫ですが、食べ過ぎると冷え性の原因になる場合もあるので注意が必要です。

トマトによる冷え性を防止するために有効なのが、トマトを熱して食べる方法です。トマトスープや温野菜として食べることによって体が冷えるのを防ぐことができます、トマトを食べ過ぎないように意識することも大事です。たくさん食べたからといって効果が高まるわけではありません。

塩分に気を付ける

トマトには塩分が含まれていますが、カリウムと呼ばれる成分によって塩分を中和させることができます。一方、トマトジュースやトマト料理には塩分を豊富に含んでいるものがあるので注意する必要があります。塩分が多く含まれていると、トマトが持つ高血圧予防作用よりもトマトの塩分による高血圧リスクが高まります。

トマトを食べるときは、できるだけ塩分が含まれていない料理やジュースを選ぶことが大事です。トマトの塩分はナトリウムという表記で表示されている場合があります。塩分は体にとって必要な成分である一方、体に対して悪影響を与える成分でもあります。

糖分に気を付ける

トマトを使ったダイエットをするときに気をつけたいのが糖分です。トマトが使用されているジュースや料理の中にはトマトの苦味を消すために砂糖が多く使用されていることがあります。甘みの強いトマトも糖分が含まれているので注意が必要です。

ちなみに、砂糖は1gあたり4カロリーのエネルギーです。甘いトマトを食べ過ぎると、トマトがもたらすダイエット効果よりも太る作用の方が大きくなってしまうので気をつけましょう。料理の場合、他の食材の糖分においても確認しておきましょう。

トマトの摂り方

サプリで摂る

トマト

トマトは健康や美容に最高にいい食材ですが、その食味が苦手という人も少なくありません。トマトを食べることができないという人におすすめするのが、トマトサプリです。トマトサプリなら、トマトに含まれている栄養分をしっかりとることができて、トマトの食味もありません。

サプリ選びで気をつけるポイントは、リコピンなどの栄養分以外に含有されている成分です。安い粗悪なサプリだと、添加物だらけのことがあるので気をつけましょう。サプリに含有されている成分をチェックすることが大事です。また、サプリを製造している会社や販売しているお店が信頼できるかどうかも調べておきましょう。

サラダで食べる

トマトの栄養分をダイレクトに摂取するなら、トマトサラダがおすすめです。トマトだけで食べるのではなく、キャベツやレタス、人参などの野菜と一緒に食べることによって豊富な栄養分を一気にとることができます。

ドレッシングは油分が多い和風ドレッシングやマヨネーズがおすすめです。ただし、これらのドレッシングや調味料はカロリーが高めになっているので、取りすぎないように気をつけましょう。トマトサラダに使うトマトは、大きなトマトでもプチトマトでも問題ありません。両方のトマトを使っても大丈夫です。

トマトジュースを飲む

トマトの栄養分をいち早く取り入れるなら、トマトジュースをおすすめします。トマトジュースは市販で販売されているもので問題ありませんが、できれば糖分と塩分を加えてないものを選びましょう。できればトマトだけで作られているジュースが望ましいので、ミックスジュースかトマトジュースかの確認をした上で買いましょう。

トマトジュースの冷えを気にする場合は、トマトジュースを温めてから飲むことをおすすめします。温めることによって吸収効率を高めることができるだけでなく、冷え性を予防することにもつながります。また、トマトジュースを主体にしてトマトスープにするのもよいでしょう。トマトジュースはさまざまな使い道があります。

料理にトマトを使う

トマトの栄養分をしっかりとるなら、トマトを食べるのが一番です。トマトを食べるにあたって、そのまま食べるのではなくトマト料理にしてから食べる方法もあります。トマトはさまざまな料理と相性がよく、トマトスープを始め、ミートスパゲティーもソースに豊富なトマトが使用されているのでおすすめです。

トマト料理を作るときのポイントは、なるべく他の野菜も取り入れることです。トマトだけでも栄養価は高いですが、バランス良く栄養分をとるのであれば、他の野菜と一緒に食べることが望ましいです。トマト料理を作るときは、できるだけ熱処理して作ることも意識しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?トマトには豊富な栄養分がたくさん含まれていますが、代表的な栄養分はリコピンです。リコピンが持つ強い抗酸化作用は、私たちの健康や美容をサポートしてくれます。一方で、トマトには体を冷やしてしまう弱点もあるので、温めて食べるなどの工夫も必要です。トマトはジュースやサラダ、料理と汎用性の高い食材です。飽きずにトマトを摂取するためには継続することが大事です。