アロエの効能って?おいしい食べ方と注意点

アロエはいろいろなものに効果があると言われていますが、わたしたちの知っている種類はせいぜい2~3種類ではないでしょうか。実際には500種類以上が見つかっている徒のこと。その中でも特に優秀で育てやすいアロエが今、観賞用だけでなく、食品、薬品、化粧品などにも使われています。

アロエの種類とは

アロエベラ

アロエベラはキダチアロエに次ぐ代表的な種類です。アラビア半島、北アフリカ、カナリア諸島などが産地と言われており、乾燥した温かい地域に育ちます。本アロエとも言われているのは、ベラという言葉がラテン語で「本当の」という意味があるからなのです。古代エジプトの壁画からも、その当時から大切にされていたことが分かります。アロエベラは太く大きな葉肉たっぷりの葉が、株の付け根から生えていきます。厚い葉肉は食用に使用され、絞ってジュースなどにも使用されます。

アロエベラのエキスは、化粧品、石けん、日焼け止め、香料、シャンプーなどに配合され、果肉は、ヨーグルト、飲料、デザート類などにも使われています。効能としては増毛、保湿、怪我、火傷、皮膚感染、炎症止めなどにも効果があり、また体内に摂取することで糖尿病・高脂血症、胃腸の不調などの予防、改善にも効果があると言われています。

キダチアロエ

日本では特にアロエというと多くの人が思い浮かべるのが、このキダチアロエではないでしょうか。先がとんがっておりアロエベラに比べると、ずっと細く鋭いトゲがついています。また葉の出方は、アロエベラのように株のところからすべて出るのではなく、伸びていく茎の両脇から互い違いに生えていきます。成長すると小株が根本付近からたくさん出てくるので、株分けすればどんどん増やすこともできるのです。強力な殺菌力や胃腸を整える働きがあり、また火傷にも高い効果があるため、医者いらずという別名もあります。

雪や霜に弱いため、1年中温かい地域では路地植えで栽培することができ、2メートル近くまで成長し、冬には真っ赤な花も咲かせますが、霜などが降りる可能性のある地域では鉢植えにして、冬は部屋の中の窓際などに置いたほうが無難です。

ケープアロエ

ケープアロエも健康効果の高いアロエの一種で、サプリなどにもなっています。南アフリカのケープ州を中心にみられるアロエで、雑種のアロエを総称としてケープアロエと呼んでいます。特に代表的なものとしてアロエ・フェロックスという品種があり、成長すると6メートルにもなる大型アロエです。葉肉はとても厚く、多くの硬いトゲがついています。キダチアロエのように株分けができずに種子から増やすことができます。春にはオレンジの花が咲きます。

葉の切り口からぽたぽたと落ちるエキスを乾燥させて粉にしたものが、薬品などにも使用されています。キダチアロエの15倍の苦さと言われており、エキスをそのまま舐めることはなかなか難しいとのこと。また作用も強力なので、使用方法は慎重に行うことが必要となります。特に緩下成分のアロインがとても多く含まれているため、便秘薬として使用されています。

ソコトラアロエ

アロエの原産国は南アフリカとも言われていますが、紀元前4世紀頃かのアレキサンダー大王によって、東アフリカにあるソコトラ島で群生していたアロエの栽培を始めたと言われています。現在は育てやすく、高い効能のあるケープアロエ、キダチアロエ、アロエベラなどが中心となっていますが、これらの先祖の多くはソコトラ島で群生していたアロエとも言えそうです。そのためソコトラアロエは、今わたしたちが使っているアロエの元祖とも言えるのではないでしょうか。

かたちはアロエベラに似ており、花はキダチアロエの花ととても似ています。葉肉はアロエベラのように厚く皮は固めですが、アロエベラより小型です。効能は同じようにありますが、アロエベラやキダチアロエなどのように、薬品、食品に全国的に使用されているものではありません。

アロエの効能

二日酔いに効果的


アロエの主成分としてアロエチンが挙げられますが、強力な消毒作用、解毒作用があります。そして肝臓の解毒作用をサポートして活性化していきます。そのためお酒による肝臓の負担を軽くしてくれるという効果が期待できるのです。またアロエにはビタミン、ミネラル、アミノ酸などが豊富に含まれており、それらも肝臓の働きをサポートしてくれるのです。それによって肝臓の疲れ回復にも働き、二日酔いになりにくく、二日酔いになってからアロエを摂取しても、改善が早いと言われています。

アロエ成分の吸収を高めるためにはカルシウムやマグネシウム良いと言われており、二日酔いの朝には、牛乳などと一緒に摂取しましょう。またお酒を飲む前に青汁などと一緒に摂取すれば二日酔いしにくいはずです。

胃腸を整える

特にアロエは胃腸を整える効果があることは、多くの人が知っているのではないでしょうか。アロエは消化をサポートし、胃炎や腸炎の炎症を抑える働きがあります。炎症、痛み、感染症に深く関わっているプロスタグランジンという成分を、アロエが抑え込む働きがあるのです。またアロエベラには特に抗菌作用が強く、ピロリ菌とも戦う免疫システムをサポートします。アロエを摂取するとピロリ菌は増殖を抑え、活動が鈍るということも分かってきているのです。

また強い鎮痛作用があることにより、胃炎などの痛みを改善するとも言われています。アロエのゼリー状の葉肉には胃腸の粘膜を再生するという働きも。食欲がないときなどは、アロエの絞り汁大さじ1程度をぬるま湯に薄めて飲むと胃腸の状態を改善し、アロエのもつ豊富なビタミンB1、B2、B3、B6、ビタミンC、ビタミンE、コリン、葉酸などの他さまざまなミネラルが食欲不振などの不調を改善に導きます。

育毛に効果的


最近は養毛剤などにもアロエ成分が配合されています。抜け毛・薄毛の原因ともいわれているジヒドロテストステロンは、毛根の攻撃や皮脂過剰などを起こすと言われています。この成分は男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼが結び付いてできると言われていますが、アロエの中に含まれているアロインという成分が5αリダクターゼを抑制するのです。また頭皮のさまざまな炎症も、毛根には最悪なダメージを与えます。アロエの抗炎症効果や殺菌効果が頭皮を守るのです。

またアロエエキスは細胞を活性化する効果があり、育毛効果が高いとも言われているのです。毛母細胞の細胞分裂が活性化すれば発毛サイクルも早まり、薄毛や抜け毛を改善することができるのです。

その他こんな効能もあり

他にも風邪を引いて喉が痛いと思ったときに、アロエを食べることで炎症が治まってきます。喉に時間をかけてしたたらせた方が効果があるので、アロエのトゲを取り2㎝ぐらいに切った葉をキャンディーのように口に含み、キャンディーのように口に含みながら軽く噛み、喉にエキスをゆっくりしたたらせましょう。また鼻の中を傷付けたときの炎症も、アロエの汁やゼリー状の部分を鼻の中に数回塗ることで炎症は治まります。また朝起きたときに歯磨きをしたあと、アロエを含むことで歯茎の炎症なども改善されます。

アロエを効果的に取るには

適切な摂取量で摂取する

さまざまな状態によってアロエを効果的に利用したいものです。例えば胃腸の調子を整えたり便秘の改善、免疫を高めるなどを目的としている場合は、適量を毎日摂取することが必要となります。この場合、鉢植えアロエを使用するとどんどん葉がなくなっていき、いくつあっても足りません。そこでアロエエキス100%のエキスジュースなどを利用するといいでしょう。また炎症系の傷や喉、鼻などに付けるときには、鉢植えアロエの葉を利用しましょう。

このようにどのようなシーンで使用するかによって、鉢植えのアロエやアロエエキスジュースなどを上手に使用しましょう。アロエジュースはジュースにアロエエキスが入っているものと、アロエエキス100%のジュースがあるので、効果を期待するならエキス100%のものを摂取しましょう。

妊婦さんや子供はさらに量に気を付ける

アロエには瀉下作用があり、そのため便秘などにも効果があると言われています。しかし瀉下作用は子宮収縮作用があり、摂取量によっては流産や早産の危険があると言われています。もちろん劇薬ではないので、ちょっと舐めたぐらいでどうなることもありません。しかし基本的には妊婦さんはアロエを口にしない方がいいでしょう。また炎症部分などに付けるなどは逆にステロイドや抗生剤の入った軟膏などより安心です。またアロエヨーグルトなどは果肉の植物繊維のみ摂るようなものなので問題ありません。多くは葉の皮に多くの成分が集中しています。

子どもにも注意というのは、やはり瀉下作用がおなかを緩くしてしまうということがあるからです。特に小さい子どもは生のアロエやアロエ100%ジュースは量が重要なので、積極的に飲ませることはおすすめできません。ただし、皮膚の炎症などに付ける分には問題ないようです。

アロエの効能を生かしたオススメレシピ

おすすめレシピ①


アロエをおいしく毎日のジュースとして食べるためのレシピです。アロエはとにかく苦さが特徴です。そこでその苦さを中和させるのにはリンゴの甘さが最適です。アロエのトゲの部分を取って、キダチアロエ約5~10㎝程度とリンゴ半分をミキサーで攪拌。甘さや香りがリンゴでカバーできるので、苦みも特に感じずにおいしいジュースができます。レモン汁を数滴入れると、より爽やかな味わいとなるでしょう。また、もちろんニンジンやほうれん草など野菜を入れてもOKですが、基本はアロエを入れるならリンゴを一緒に入れたいものです。

おすすめレシピ②

アロエの刺身も大人の味としておすすめです。もちろんアロエは苦みがありますが、醤油をちょっと付けて刺身として食べると、苦みが緩和され口中がさっぱりします。もともとアロエ成分は肝臓をサポートしお酒の解毒力も高まるので、お酒もおいしく飲むことができます。また油物などを食べた後は口中がすっきり。キダチアロエの肉厚な付け根の部分を取り、トゲの内側1㎜ぐらいのところに、スーッと包丁を入れてトゲを取りましょう。あとは上手に皮を取って透明の部分だけを薄く切って刺身にします。

おすすめレシピ③

アロエにはビタミン、ミネラルも豊富に含まれているので、あまり加熱をしたくありません。そこで甘く煮てジャムを作るなどの代わりに、蜂蜜付けにしてはいかがでしょう。アロエを適当な長さに切り、トゲ内側1㎜ぐらいのところをサーッと切って、トゲを落とします。皮から透明な果肉を取り、蜂蜜に漬け込むだけです。1週間ぐらいつけ込むとアロエも甘くなり、蜂蜜にもアロエエキスが行き渡ります。これをヨーグルトなどに掛けて食べると、甘く苦みのあるさっぱりとしたアロエソースができます。

まとめ

アロエは本当にさまざまな効能があり、是非毎日の生活に取り入れたいものです。鉢植えは1つ置いておくと何かのときに安心常備薬代わりになりそうです。また100%エキスも毎日の健康のために、朝に一杯のアロエドリンクを加えてみませんか。