家賃はできるだけ抑えるべき?
家賃は収入の三分の一、という目安が一般的ですよね。しかし、部屋にこだわりのある人からすると、そんな目安で選んでいたら住みたい部屋なんて見つからない!というのも事実です。
たしかに、家賃を抑えることで貯金ができたり、他の事に使えるお金は増えます。しかし、本当に高い家賃を払うのは無駄なのでしょうか?メリットはないのでしょうか?
家賃には、住む上での安心料や安全料も含まれています。安さだけで部屋を選んでしまうと、のちのち後悔してしまうかもしれませんよ!
安くてもおすすめできない物件の特徴
周辺相場に比べて家賃が安い物件は、一見掘り出し物に見えますね。しかし、家賃が安いということは、それなりの理由があるということです。
・周辺地域の治安が悪く安心して住めない
・大通りや高速道路に面しており騒音がひどく寝られない
・駅から離れている上に電灯が少なく帰り道が怖い
・一階、オートロックなしでセキュリティが不安
・築古で室内設備が頻繁に故障する
・苦手な虫が出やすくて落ち着かない
このような問題は、住む前はなんとかなるだろうと考えていても、実際に住み始めるとかなりストレスがたまるものです。我慢できずにすぐに引っ越してしまい、無駄にお金を使ってしまう、なんてことも…。
そう考えると、多少家賃が高くても、快適に過ごせる部屋を選んだ方が良いとは思いませか?
背伸びをして家賃の高い部屋に住むメリットって?
家で過ごす時間の充実度があがる
家賃が上がる分、住環境は格段に良くなります。
築浅、駅近、閑静な住宅街、防犯設備の充実、安心できる住人の層…等々、快適に過ごすための条件が揃いやすくなるでしょう。家はどうせ寝るだけの場所だからどうでもいい、なんてとんでもありません!
仕事から疲れて帰ってきた時、ホッとひと息つくことができる場所は絶対に必要です。気に入った部屋を選ぶことで、自宅でのんびりと過ごす時間も一段と楽しめるようになるでしょう。
自宅が快適な分、外出やショッピングによる出費が減り、全体的な支出はさほど変わらない、ということもあるかもしれません。
生活に変化が起きる
自分を変えたかったら住む場所を変えろ、という言葉があります。
実際、人は住む場所によって日々の行動を制限されています。会社の遠くに住んでいるから平日は飲みに行けない、休日も家の近くから離れない等、どこに住んでいるかによって生活のパターンは決まってきますよね。
しかし、少し背伸びをして家賃の高い部屋に住むことで、この生活パターンはがらりと変わります。
便利な立地のため、夜遅くまで遊んでいてもタクシーや徒歩で帰ることができる。行動範囲が変わることで、その土地で新たな交友関係が生まれる。職場の近くに住めば、通勤時間が短縮され、空いた時間を趣味や勉強に使うことができる。
こうして環境が変化することで、自分自身の意識も大きく変化していくというのがメリットです。
家賃に合わせ生活レベルがあがる可能性がある
芸人さんは、無理をしてでも高い家賃の部屋に住む人が多いようですね。その理由は、「その家賃を支払い続けるために頑張ろうと思うことで、それが自然と仕事にも良い影響を与えて収入があがるから」なんだそうです。
これは芸人さんに限らず、誰にでも通ずるものです。家賃をあげたところ収入もアップし、逆に節約しようと思って家賃を下げたところ、収入が下がってしまった…。こういった体験談を耳にしたことはないでしょうか。
「この部屋に住むのが普通だと感じる人になりたい」「もっと良い部屋に住みたい」と目標を持つことが、仕事へのモチベーションアップ、ひいては収入アップにもつながるのかもしれませんね。
節約だけが全てじゃない!ライフスタイルに合わせた部屋探しを
このように、家賃の高い部屋に住むメリットは、ただ単に快適だからということだけではありません。良い部屋に住むことは、住む人に大きな変化をもたらしたり、生活レベルを向上させるためのきっかけにもなり得るのです。
とはいえ、生活が困窮するほどの家賃の部屋を探すのはおすすめできません。自分がどこにどのくらいのお金を使っているのか考えて、可能な範囲内で自分の理想の部屋を探しましょう。
このように自分を高めるために使うお金は、浪費ではなく投資です。節約だけを考えるのではなく、いかに自分が楽しく過ごせるかを考えて部屋を選ぶことで、きっとあなたにも嬉しい変化が訪れるはずですよ♪