イチジクの栄養と効果!美容効果は抜群!

季節の果物であるイチジクは、初夏から夏にかけて旬の果物としてスーパーなどに並びます。上品な甘みとプチプチとした食感が楽しめるイチジクですが、「不老長寿の果物」とも称されるほど歴史は古く、世界最古の栽培果樹ともされています。

イチジクには、女性に嬉しい効果がたくさんあり、最近ではドライフルーツやフィリングなど、加工されたものを食べる方も増えています。そのイチジクの豊富な栄養価と、美容における大きな働きに今注目が高まっています。漢方の生薬を取り入れた薬膳料理にも利用されるイチジクのパワーについて紹介したいと思います。

イチジクに含まれる栄養

日本には江戸時代に中国を経由して伝わったとされるイチジクは、果実と思われている部分が実はイチジクの花の部分だということをご存知でしょうか。また、イチジクの葉は薬用としても利用価値が高く、お風呂に入れたり、お茶に利用されている商品もあります。さまざまな形で人の健康と美容に役立つイチジクについて、そのすばらしい効果と豊富な栄養素について紹介します。

ナトリウムを排出するカリウム

イチジクには豊富なミネラルが含まれており、カリウムもその1つです。カリウムの大きな役割に、余分なナトリウムを体の外に排出したり、細胞の水分量を調節するという働きがあります。

血中のナトリウム濃度が上がると、高血圧の原因になってしまいます。カリウムによってナトリウムや水分が尿や汗とともに排出され、高血圧になるのを抑え、予防することができます。体に不要な毒素や水分が体内から除去されますので、むくみ改善にも役立ちます。

水溶性の食物繊維であるペクチン

イチジクには、多様な栄養素が含まれていますが、不溶性・水溶性の2つのタイプの食物繊維がバランスよく含有されています。中でも大きな役割を果たすのが、水溶性の食物繊維であるペクチンと呼ばれる栄養素です。ペクチンには、腸内に存在する善玉菌の増殖をサポートして乳酸菌を増やす働きがあり、腸内環境を整えてくれます。そのため、腸内にある老廃物を柔らかくする作用が働き、腸のぜん動運動を促します。

ペクチンには、消化を促す働きもありますので、胃腸の負担を軽くしたり、コレステロール値や血糖値を低くすることにも役立ちます。

骨や血の素となるミネラル

イチジクには、カリウム以外にも、カルシウム、鉄分などのミネラルを豊富に含んでいます。果物の中では、イチジクはミネラルを多く含む方ですので、丈夫な骨や歯の形成や、鉄欠乏症貧血の予防改善などにも大きな効果があります。他にも、人の生命活動に重要な役割を持つ、マグネシウムや亜鉛などのミネラルも、量は少ないのですがバランス良く含まれています。

さらに、即効性のあるエネルギー源である果糖やブドウ糖、クエン酸なども含みますので、イチジクは女性にとって欠かせない栄養素が豊富に含まれていることになります。

ポリフェノールの一種アントシアニン

イチジクには、ぶどうなどに含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれています。アントシアニンは、イチジクの果肉や果実の赤い部分に多く、活性酸素を抑える抗酸化作用の役割があり、動脈硬化や糖尿病を防いでくれます。さらに、ザクロエラグ酸と呼ばれる栄養素も含まれ、メラニン色素を防ぎますので、シワやシミの生成を防ぎ、アンチエイジング効果に優れています。

他、イチジクの乳白色の液体部分には、ベストアルデヒドという栄養素があり、アントシアニンと協力してがん予防に効果があるとされています。

イチジクの効果

イチジクには豊富なミネラルなどの栄養素が含まれ、特に女性が喜ぶ高い美容効果がありますので、積極的に食生活に加えたい果物と言えます。イチジクの多様な効果について紹介します。

便秘解消効果

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イチジクに含まれる食物繊維の量は、100g中1.9gとなっており、突き抜けて多いわけではないのですが、その食物繊維の0.7gが水溶性食物繊維である「ペクチン」ですので、水溶性食物繊維の含有量で考えた場合、果物では上位クラスに入ります。このペクチンは、便の水分量を整えてかさ増しし、排便をしやすくする働きがあります。水溶性食物繊維は、腸の善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整えてくれます。

ダイエット効果

イチジクによるダイエット効果も、先述した水溶性食物繊維のペクチンの効果が大きいとされています。ペクチンには、整腸作用があるというだけではなく、代謝効率を上げて、糖質の吸収を遅くするという働きがあります。よって、ダイエットにも効果的な状態を作り上げてくれます。

加えて、イチジクに含まれるフィシンという栄養素によって、胃腸の消化機能もアップします。胃腸が活発に動けば、消化不良を起こすことがなくなり、消化機能の低下による中性脂肪の蓄積を減らすことができます。また、顔がむくんで太く見える方は、カリウムによってむくみが改善されれば、余分な水分が排出されてその悩みも改善されます。

肌荒れ改善効果


イチジクには、メラニン色素を抑えて美白効果を得られるザクロエラグ酸をはじめ、アントシアニン、エピカテキン、クロロゲン酸、没食子酸(ぼっしょくしさん)、ルテインなどの抗酸化作用のある成分を豊富に含みます。活性酸素の作用を抑える抗酸化作用により、美肌をキープし、肌荒れ改善にも役立ちます。

また、美肌ホルモンと言われるエストロゲンも含まれますので、コラーゲンやエラスチンを作り出し、健康できれいな肌に導いてくれます。

生理不順や更年期障害の緩和効果

先述したエストロゲンには、女性ホルモンに似た構造を持っていますので、乱れがちなホルモンバランスを整える働きがあります。つまり、女性に多いとされる生理不順や、生理痛、更年期障害を緩和してくれる効果が期待できます。

ドライイチジクの特徴と注意点

最近では、ドライフルーツにしたイチジクに人気が高まっています。乾燥させたイチジクは、歯ごたえもあり、生イチジクでは得られない効果やメリットがあります。

ドライにすると栄養が凝縮

乾燥させたイチジクは、水分が減る分、鉄分やカリウムなどのミネラル、ビタミンB群、ポリフェノール、エストロゲンの量が増えます。

食物繊維量も増えるので便秘対策に効果的


ドライフルーツにすることで、最も大きな変化があるのが食物繊維の量です。生イチジクでは100gあたり1.9gですが、ドライイチジクでは、10.7mgと5倍以上にもなりますので、便秘対策としてイチジクを摂取するのであれば、ドライイチジクの方が効率的と言えます。

日ごろから便秘ではない人はお腹を下す事に注意

ドライフルーツは健康的な間食のイメージがありますが、食べ過ぎには注意が必要です。特にドライイチジクはその美味しさのみならず、美容にもよいとして高い人気がありますので、つい食べ過ぎてしまう人も多いことでしょう。ただし、食物繊維の量が多く、便を出やすくする高い効果がありますので、日ごろから便秘に困っていないという人は、逆にお腹を下してしまう可能性がありますので注意しましょう。

ドライイチジクは持ち運びやすい

イチジクの旬の季節は一時だけなので、旬の季節以外はドライイチジクを摂る方が持ち運びにも便利でおススメです。歯ごたえもあり、しっかりと噛むように食べれば十分に満腹感を得ることもできますので、食べ過ぎによる肥満も防ぐことが可能です。

まとめ

イチジクにはミネラルをはじめ、ペクチンやポリフェノール、エストロゲンなど豊富な栄養素が含まれます。便秘改善には抜群の効果があり、他にもダイエット効果や肌荒れ対策、生理不順や更年期障害にも効果を発揮する万能な果物です。生でも美味しく摂ることができますが、さまざまな栄養素が格段にアップするドライイチジクもおススメです。食べ過ぎに注意して美味しく美容に役立ててください。