デリケートゾーンのにおいは”洗い方”で決まる!?
“デリケートゾーン”は、その呼び名の通り敏感な部分。洗い方が間違っていたり、ソープの刺激が強いと、清潔な状態が保たれないことがあります。洗いすぎても、洗いが不十分でもNG。
臭い対策はもちろん、清潔に保つためにもデリケートゾーン専用のソープで正しく洗うことが大切です。
気になるにおいの元は”おりもの”
私たちを悩ませるデリケートゾーンの匂いの原因は、おりものにあります。
膣内には自動洗浄機能があるため、通常、洗わなくても問題はありません。しかし、デリケートゾーンの外側が不衛生な状態になると、雑菌が増え嫌な臭いがしてしまいます。
デリケートゾーンのムダ毛におりものや経血が残ってしまう、おりものシートを長時間変えられないなどの不衛生な状態は避け、清潔に保つことよう心がけましょう。
こんなニオイのときは病院へ
臭いがひどい場合、感染症やその他の疾患・病気にかかっている可能性もあります。正しい方法でケアしても状態が改善しない場合は、病院を受診してください。
例えば、魚が腐ったような臭いがする場合、膣内の自動洗浄能力の低下が原因で起こる「細菌性膣炎」の可能性が高いです。
その他にも、かゆみや腹痛が伴う場合、おりものの量が多い場合も病院を受診することをおすすめします。
デリケートゾーンの洗い方
デリケートゾーンは、正しく洗うことが大事!ゴシゴシ強くこすったり、間違った方法で洗うと臭いが悪化する可能性もあります。
ここからは、デリケートゾーンの正しい洗い方を見ていきましょう。
①ぬるま湯でやさしく洗い流す
体を洗うときのように、デリケートゾーンも最初にぬるま湯で洗い流しましょう。
このとき、人肌程度のぬるま湯を使うのがポイントです。お湯が熱すぎると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいデリケートゾーンの乾燥や黒ずみの原因になります。
②デリケートゾーン専用ソープをしっかり泡立てる
デリケートゾーンを洗うときは、専用のソープを使います。刺激にならないよう、しっかり泡立てて使いましょう。
③泡でやさしく丁寧に洗う
泡でデリケートゾーン全体を丁寧に洗っていきましょう。傷をつけないように、爪は立てず必ず指の腹で洗います。
タオルやスポンジよりも、優しく細部まで洗える指が最適です。
Vゾーン、Iゾーン、0ゾーンの順番に洗いましょう。アンダーヘアや粘膜部分の垢も、しっかり優しく洗います。
また、膣内は前述の通り自動洗浄機能があるため、膣の中まで洗わないようにしてください。
洗いすぎるといい菌(常在菌)が減ってしまい、臭いやかゆみの原因になってしまいます。
④ぬるま湯で泡を残さないように洗い流す
お尻まで全体的に洗ったら、ぬるま湯でしっかり泡を洗い流しましょう。
恥垢の取り方
まずは、恥垢が溜まりやすい場所を自分でチェックしてみましょう。
やみくもに恥垢を取ろうとすると、洗いすぎて傷つけてしまうかもしれません。
恥垢が溜まっているところを確認できたら、爪を立てず、指の腹で優しく洗いましょう。洗ったら、ぬるま湯で洗い流して完了です。
デリケートゾーンを洗うときの注意点
デリケートゾーンを傷つけたり、洗いすぎて臭いを悪化させないように、デリケートゾーンを洗うときの注意点を抑えておきましょう!
必ずデリケートゾーン専用のソープを使う
デリケートゾーンに専用ソープが必要な理由は、普通の肌とデリケートゾーンでは「ph値」が違うから。
ph値とは、アルカリ性か酸性かを表す値のことです。1〜14までの値があり、中間の7の場合は「中性」になります。
普通の肌のph値が約5〜6.5の弱酸性なのに対し、デリケートゾーンは約4.5〜5とより酸性に近い弱酸性です。
デリケートゾーン専用ではないソープを使うと、このphバランスが崩れてしまい雑菌が繁殖する原因になるのです。
また、専用ソープの種類はさまざま。ローション・ミルク・クリームタイプがあり、保湿剤の内容や香りも商品によって違います。好みの使用感のものを選ぶと良いでしょう!
持田製薬グループが開発「コラージュフルフル泡ソープ」
コラージュフルフル泡ソープは、持田製薬グループが開発した泡で出るタイプのソープです。
泡立てる時間を短縮できるのが嬉しい◎デリケートゾーンはもちろん、ワキや足の臭いケアができます。
低刺激性なのはもちろん、無香料、無色素なのも嬉しいポイントです!
オイルで洗う新発想「ピーチジョンデリケートウォッシュオイル」
出典;ピーチジョン公式サイト
下着ブランド「ピーチジョン」のデリケートゾーン専用ソープは、「オイルで洗う」という発想が新しい!
デリケートゾーンに馴染ませて、3分置いてから流すタイプ。汚れを落としながら、臭いや黒ずみケアが叶います。
アンダーヘアを残す人が多い日本人向けに、毛髪柔軟化成分が配合されているのも特徴です。
指で優しく洗う
スポンジやタオルなどは使わず、手で優しく洗いましょう。爪は立てず、指の腹で丁寧に洗っていきます。
特に粘膜部分は、非常にデリケートな部分。傷つくと雑菌が入る可能性もあるため、慎重に扱いましょう。
膣の中は洗わない
膣内には乳酸菌があり、phのバランスを自らキープする機能を持っています。
しかし、水を膣の中に入れたり洗ったりすれば、雑菌が入ったり、いい菌を殺してしまいphのバランスが保てなくなるのです。
デリケートゾーンの洗浄は、外側だけで十分。膣内は洗わないようにしましょう。
デリケートゾーンを洗った後のケア方法
デリケートゾーンを洗った後は、ボディと同じく保湿などのケアをすると◎黒ずみや乾燥を予防してくれるので、洗浄と同様に習慣にしましょう。
洗った後にすぐ保湿クリームを塗ろう
デリケートゾーンを洗ったら、必ず保湿しましょう。デリケートゾーン専用の保湿剤を使うのがベストです◎クリームタイプは保湿力が高いのでおすすめです。
また、乾燥は黒ずみの原因にもなります。可愛い下着や水着を着こなすためにも、保湿ケアは継続して行いましょう。
デリケートゾーンも乾燥するの?
デリケートゾーンはは蒸れて乾燥はしない印象がある方もいるかもしれませんが、皮膚が薄いため乾燥しやすい部分です。
カミソリなどで毛の処理をしている場合は、より皮膚に負担がかかり乾燥しやすくなります。
デリケートゾーン用の保湿クリームならおすすめは「薬用イビサクリーム」
出典:イビサクリーム公式
イビサクリームは、デリケートゾーンにも使える低刺激なクリームです。
保湿成分に加えて、美白成分「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」も配合しています。
オイルでマッサージをするのもおすすめ
デリケートゾーンのマッサージは、メリットがたくさん!
骨盤周りの血行を良くすることで、くすみ・黒ずみを改善してくれるだけでなく、生理痛の緩和にもなります。
マッサージをするときは、肌馴染みと伸びのいいオイルを使うのがおすすめ。
おすすめのデリケートゾーン専用オイルは「イビサセラムPro」
イビサセラムProは、「黒ずみやくすみが気になる」という方におすすめ。
ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸2K、アルブチンの3つの成分を配合しています。
もちろん、刺激の強い合成香料、アルコール、パラベンなどの成分は無配合です。
外出先でにおいが気になるときの対策
お泊まりの日や生理中など、外出先で臭いが気になることもありますよね。
そんなときは、持ち運びやすいスプレーやシートで、外出先でもサッとケアしましょう。
外出先でも使えるスプレータイプのケア商品「インナーブラン」
出典:インナーブラン公式サイト
外出先で臭いが気になったときは、外でもサッと使えるスプレータイプがおすすめ。
お風呂は基本的に1回しか入れないし、お泊まりのときは臭いが気になりますよね。
インナーブランは小さいボトルのスプレーなので、持ち運びも楽。気になる臭いをケアしてくれます。
生理中にはシートタイプの商品を
生理中は、経血の影響でより臭いが気になる時期。デリケートな肌にも使えるウェットティッシュで、臭いと雑菌の増殖を防ぎましょう。
気軽に使いたいから、プチプラなものを選びたい◎
まとめ
デリケートゾーンの臭いは、正しく洗うことでほとんど解消できます。これまでの洗い方を見直して、敏感な部分を正しくケアしてくださいね。
デリケートな部分は専用のソープやクリームでケアをすることが重要ですが、人によって合う商品、合わない商品があります。
ヒリヒリした痛みがある場合は、使用を中止して別の商品に切り替えましょう。
また、臭いやおりものに違和感がある場合は速やかに病院を受診することをおすすめします。