腐れ縁の定義とは
そもそも腐れ縁とはどういった関係性のことをいうのでしょうか。まずは基本的な意味合いを探っていきます。
本来の意味の腐れ縁は悪い意味合いを持っている?


腐れ縁の定義についてですが、辞書によると「離れよう、縁を切ろうとしても断ち切れない、好ましくない関係」のことをいいます。

私はてっきり、すごく仲がいいわけでもないしケンカもするけど、なんだかんだと付き合いが続くような間柄のことをいうのかと思っていました。
悪い関係というよりは、どちらかというといい意味だと捉えていました。

昔は「鎖縁」といって、まさに鎖で繋がれたように固い絆で結ばれているというような意味合いで使われていたんです。
実際はネガティブな意味でもポジティブな意味でも使われる

あ、それから恋人だけでなく友人に対しても使われることも多いです。
本人の意思とは関係なく、まるで運命のように引き合ってしまう関係性ともいえるでしょう。お互いの傷を舐め合うような関係であればネガティブな意味合いになります。
逆に付き合い方次第ではポジティブな意味合いにすることもできます。

腐れ縁になってしまうその心理
腐れ縁の定義について理解が深まったところで、今度は腐れ縁になってしまう心理について迫っていきましょう。
恋人がいるのに寂しさや虚しさを感じやすい人は注意


例えば、お互いに恋人がいるのにあまり関係がうまくいっていない時や満たされていない時は、寂しさや虚しさを埋める相手が欲しくなります。
そんな時に気軽に会える相手がいれば、その優しさに甘えてダラダラとした関係性が続きやすいといえます。
似た者同士は引き寄せ合う

意識していなくても近くにいることも多いでしょう。似た者同士なので、慰めポイントが似ていたりして安心感や親近感があります。
そのためお互いに傷を舐め合うようなぬるま湯に使った関係が続いてしまうがちといえるでしょう。
長年結婚できない者同士が集まって、カップルや既婚者に対してグチグチいい続けているような仲はわかりやすい例かもしれないですね。

でも、それだけだと成長できないということも頭では理解しているつもり…いつもその辺りは脳内でせめぎ合ってます、私。

ただ、その心地よさに甘えてしまうことが腐れ縁のよくあるパターンともいえます。

腐れ縁になりやすい人の特徴や関係性は?

人生や恋愛でうまくいっていないと感じている

このような人はうまくいっていないことに対して考え方が後ろ向きになっている場合が多く、そんな弱った状態の自分を慰めてほしい、または認めてほしいと願っています。
自分によく似ていてたり、自分を優しく受け入れてくれるような相手がいれば、それはかなりの心地よさでしょうからずぶずぶと腐れ縁の仲になってしまうといえます。

同性なら、愚痴大会になるくらいで収まりそうですが…

幼馴染や長年のご近所さん

気軽に会いやすいことに加え、昔からの自分をよく知っているので飾らない自分を見せることができます。
よくいえば家族のような関係性ですが、甘えや怠惰な感情を持っての付き合いがあると腐れ縁として考えられます。

自分のダメなところを知っている元恋人

自分のいいところも悪いところも含めて知っている関係性なので、非常に居心地のいい相手です。復縁が目的ではないのなら、関係性としてはぬるま湯です。
本人たちも頭ではわかっていても、ついつい楽さや心地よさに甘えてしまうのです。それこそ会うたびに体の関係だけ回数を増やしているなら、メリットのない関係性であるといえるでしょう。

頭ではわかっているけど寂しいとつい会ってしまうようです。でも復縁しようとは考えていないようで…BAさんのお話そのままでびっくりしました。

特に優しい人ほど情が湧いて、相手を切りにくくなるので受け入れてしまう…というパターンがよく見受けられます。
腐れ縁をいい関係として続けていくポイント

せっかくの人と人との縁なので、なるべくいい関係性を作ることができたら嬉しいんですが、いい意味での腐れ縁を続けるためのポイントはありますか?
①無理をしない

特にもともと恋人関係から腐れ縁になった場合に多いのですが、会うことで罪悪感を感じたり、会うたびに体の関係を求められることに苦痛を感じるようであれば、もはやそれはいい関係性とはいえません。
他にも、生産性のない関係性であることに気づいている場合や昔からの付き合いだから…ということで惰性で会い続けていることに疑問を感じているのなら、それももう切っていい関係性だといえます。
②距離感を近づけすぎない

腐れ縁の関係性になっている人の多くは、お互いの距離が近づきすぎている傾向があります。距離が近いと自分たちのことを客観的に見られなくってしまい、ネガティブな方向へ引きずられやすくなります。
適度な距離を保つことで関係性を冷静に振り返ったり、自分をしっかり持つことが大切です。

③本当に困った時だけ助け合う関係にする

助け合うというよりも愚痴のいい合い出会ったり、建設的でなく前を向けないようなコミュニケーションはいい関係とはいえません。
もともと信頼関係のある関係性です。先にあげた適切な距離感を守りつつ、本当に困った時や必要な時に頼るくらいの関係性がちょうどいいといえるでしょう。



BAさん、いろいろなお話を聞かせてくださってありがとうございます。
さいごに
腐れ縁について、理解は深まったでしょうか?
あなたにもいるかもしれない腐れ縁の相手。どうせならいい関係性で長いおつきあいを続けたいですよね。
腐れ縁をいい関係性として続けるポイントを意識して、ポジティブな人間関係を築いてみてくださいね。
今回は腐れ縁についていろいろ教えていただきたいのですが、まずはその定義について教えてください。