リコピンの効果はどれくらい大きい?おすすめの調理方法をチェック

トマトジュースのパッケージにリコピンが含まれていると書いてありますが、このリコピンは一体何なのでしょう。本来、トマトに含まれている色素成分で真っ赤なトマトの元となっているものです。

今では一年中食べれるトマトも30年くらい前には旬の食べ物として夏場だけしか食べれず、今ほど甘くないので苦手な人も多かったようです。

リコピンの効果

真っ赤なトマトを見ていると食欲がわいてきたり、煮込み料理やパスタソースとして使うとおいしいイメージがありますよね。トマトの旬である夏以外にも一年中店頭に並んでいるせいか、いつでも食卓にあがっている食材としてのイメージがとても強いです。

トマトを含む野菜の中には色々な成分がギュッと詰まっています。おもにビタミンB群が豊富なので免疫力を高めてくれたり、抗酸化作用の働きで病原体をやっつけるなど体が元気でいられるための要素が入っています。

実際には、真っ赤な成分であるリコピンが、β-カロテンの2倍でビタミンEの100倍もの抗酸化作用があることから、動脈硬化や高脂血症などを引き起こす活性酸素をやっつける働きをするのです。またリコピンには、美肌作りにも効果を発揮すると言われています。メラニン色素の増殖を抑えることでシミやシワとなる肌トラブルが起きないようにしてくれますし、コラーゲンも増やすことができるのもリコピン効果と言えるでしょう。

抗酸化作用

カロテノイドの一種であるリコピンは、とても強力な抗酸化作用の働きがあります。最近の研究でリコピンの良さが世界的にも注目されてきたことで、トマトジュースや野菜ジュースなどの栄養ドリンク系やお菓子などにもリコピンの良さが全面に押し出された商品が店頭に並んでいます。人の体内には活性酸素があり、酸化力が通常の酸素と比べるととても強力で、その働きはウィルスや細菌が粘膜を通り抜けて体内に入るのを阻止します。

また、いつの間にか体内に入りこんだ有害な物質の存在そのものを無毒化するなど素晴らしい働きをしています。その反面、活性酸素が増えてしまうことで正常な細胞組織を破壊してしまいガンを発生させることや生活習慣病を引き起こしてしまうので体がどんどん錆びていってしまうのです。その原因をくい止めてくれるのがリコピンです。

血糖値を下げる

血糖値を下げる効果があるとして医学界からも注目されているリコピンは、色々な野菜に栄養素として存在していますがトマトの含有量が一番高いことから、リコピンと言えばトマトというイメージが定着しているのだと思います。トマトのリコピンは、血糖値を下げる成分がありますので生活習慣病で悩んでいる人にとっては、薬と同じくらい大切なものであると言えます。

食事後の血糖値はどのような年齢の方でもある程度は上昇するものです。食事から得られた糖質脂質などが細胞内に浸透させてしまうので、血中コレステロール値が高くなると言われています。血糖値を下げるためにも抗酸化作用が強力なリコピンの摂取が必要です。

動脈硬化の予防

リコピンの効果は生活習慣病の動脈硬化にもこうかを発揮してくれます。たとえば、トマトの摂取を継続していることで血中のLDL悪玉コレステロールを抑制することがわかりました。

また、血中のアディポネクチンの濃度を上げる働きがあることも研究の成果で紹介されています。これはトマトに含まれるリコピンが悪玉コレステロールの酸化を防ぐことができて動脈硬化に期待大のアディポネクチンと呼ばれているホルモンの働きなのです。

ダイエット効果

トマトでダイエットすることが流行していたのはそれほど昔の話ではありませんし、まだトマトのダイエットを遂行している人も多いかもしれません。朝トマトがいいとか夜トマトが効果絶大などの論争もありますが、実際のところ1日の中でいつトマトを食べるとリコピンの効果を最大限に摂りこむことができるのでしょう。リコピンは朝に摂取することで消化吸収されやすいことがわかっています。

何しろ抗酸化作用が活性酸素を除去するので悪玉コレステロールの値を抑えて腸内環境が整うのです。ダイエットに欠かすことができないこの2つの要素があることでダイエットとしても効き目があるのが特徴だと言えるでしょう。

リコピンの効果的な摂取方法

良く冷やしたトマトに塩をパラっとかけて食べるのも美味しいですが、トマトからリコピンの栄養分をしっかりと摂り出したいのであればやはり加熱調理がおすすめです。

真っ赤なトマトは脂溶性の野菜ですから、熱を加えてトマトソースなどを作ったり、朝食時にオリーブオイルでトマトを焼くイタリアン風な食べ方もあるので是非試してみてください。

トマトは脂溶性なのでドレッシングと食べた方が吸収される

トマトから抽出されたリコピンの調理法というと冷してカットするだけのサラダにするという方がほとんどでしょう。ドレッシングをかけて食べれば、脂溶性として栄養素が染み出しやすいと思うかもしれませんが。熱を加えた方が2倍~3倍もの吸収率が高くなるのです。

同じトマトを食べるのであれば、少しでも可能性が高まる加熱処理がおすすめです。

ルテインやβカロテンなどのカロテノイドと一緒に摂取すると効果的

リコピンはカロテノイドの一種ですが抗酸化作用の働きが優れていてビタミンEのおよそ100倍、β-カロテンのおよそ2倍です。このような性質のリコピンですから相性のいいと言われている成分と摂取するといいでしょう。緑黄色野菜にはβ-カロテンが多く含まれていますしトマトと同じく脂溶性ですのでオイルを使った野菜炒めのようなものから多くのリコピンを摂取できると言われています。

またルテインもほうれん草やブロッコリー、ケールなどに含まれていますが、リコピンとの摂取はなるべくしない方がいいと言われています。なぜならば、リコピンを体内に吸収する力が衰えてしまうので、リコピンを吸収したい場合にはあまりおすすめできないルテインです。

トマトジュースでも効果は得られる

低カロリーでもあるトマトですが、ジュースにすることでも効果を十分に得ることができると言われています。でも生のトマトではリコピンの良さを味わうことができないのではと思っているかもしれませんが、トマトの実を破砕して、加熱処理をすることでスーパーなどの店頭に並びますから、本当の意味での生ではないのです。

また、最近話題にのぼっている方法ならば、トマトジュースでもリコピンの吸収率をアップさせる方法があるのです。それがホットトマトジュース。電子レンジを使い温めたトマトジュースをそのまま飲む方法や、そこにオリーブオイルを混ぜてみることもあります。

毎日食べるのが難しい場合にはサプリメントを活用する方法もある

リコピンの栄養素を摂り入れるのはとても重要なのですが、必要量を考えた場合にとても無理だと思ってしまうかもしれません。なにしろ1日に2~3個のトマトを食べ続けなければその効果を自分のものにすることなんてとても無理なのです。しかも、リコピンは体内での特別な定位置もないので常に摂取しなければいけません。効率よく摂取するためにもサプリメントを有効活用することをおすすめします。

もちろん摂取量を守り、他の食品などからもバランス良く摂ることが大切です。ほとんどが凝縮されたリコピンですし、吸収し易くなると言われているビタミンEなどと配合されているものならば安心して飲むことができるはずです。

リコピンの摂取の注意点

摂取しても体にダメージがある訳ではないからと食べ過ぎてしまったり、サプリメントなども摂りすぎることがあるかもしれませんが、基本的に容量を守れば大丈夫だと考えられています。

副作用はないとされていて医薬品との相互作用もない

天然成分のリコピンですから摂取目安量を超えてしまった場合でも身体に対する変化は見られないと言われているのです。それにリコピンは毎日大量に排泄されてしまうので、きちんと毎日の摂取を心掛けなければいけません。

また害がないので、他の疾患で処方されたお薬を服用していたとしても問題ないという見解が下されているのです。

トマトダイエットをする際には加熱処理されたトマトの方が効果的

真っ赤なトマトのリコピンは脂溶性ですので、最大限に栄養素を吸収するにはオイルを使って炒め物やパスタ、シチューなどの料理を作るといいでしょう。

とくにリコピンは、トマトを砕く、潰すことで栄養素が高まると考えられています。簡単に食べたい気持ちも分かりますができるだけ加熱処理をすることが体の為にも大切なことです。

毎日続けることが大切

抗酸化作用もあれば、素肌の保水力も高めてくれるし、活性酸素除去効果が認知症などの予防にもなるし、血液凝固防止効果があるので脳卒中などの予防として毎日継続してトマトを摂取することが大事です。

ほかの栄養素もバランスよく摂取することが大切

アンチエイジングケアにも効果を発揮してくれるリコピンは、色々な野菜やサプリメント、食べ物から摂り入れることがとても重要です。多く食べればその分の素肌がキレイになる効果もあるようですし、摂取量を超えてしまった分は自然と排泄されてしまうので何事もバランスの摂れた摂取方法が重要なのではないでしょうか。

まとめ

真っ赤なトマトから採取されるリコピンは、抗酸化作用だけでなく美肌作りにも欠かせない存在です。生よりも熱を加えた方がより効果を実感できるのでぜひ夏が旬のトマトを食べてください。