前髪の生え際だけ癖が出るのはなぜ?
前髪の生え際だけ特に癖が目立つという人も多いです。サイドの髪の毛であれば癖が出ても束ねたりカットをしたりしてうまく調整できたりしますが、前髪は調整が意外と大変です。なぜ前髪だけ癖が出やすいのでしょう。
前髪の生え際の癖は加齢のせい
くせ毛は遺伝ということが言われています。そして、ほとんどの人が何かの癖を持っているとも言われています。しかし、ある日突然癖毛っぽいものが出てくるというのは意外と多いです。特に前髪の生え際に癖が出てくるのはホルモンバランスの乱れが原因といわれています。そのため加齢とともに出てきやすいのです。
こういったホルモンバランスの影響で癖毛が出やすいのは10代と40代といわれています。思春期の時にホルモンバランスの影響を受けてある日突然癖毛が生えてくるということもありますし、40代になって更年期を迎えてホルモンバランスが乱れて癖毛が出てくるということも多いです。
ホルモンバランスが整うことによって髪質も落ち着くということもありますし、そのまま髪質が変わってしまうということもあります。ただ、ホルモンバランスが乱れるといろいろな部分に支障が出ますから、できるだけホルモンバランスが整うように食事に気を付けたりサプリを飲んだりするようにして工夫をしましょう。
毛穴の形が変わるせいで癖になる
癖毛の原因の一つに毛根や毛穴がかかわっています。遺伝やホルモンバランス、髪の傷み以外にも意外と毛根や毛穴が大きく影響しているのです。毛穴は一般的に頭皮に対してまっすぐ、垂直にあります。そのため直毛の髪の毛が生えやすいです。
しかし、中には毛穴の形が円形ではなく楕円形やいびつな形になってしまうことがあります。毛穴が奥の方で曲がってしまい毛根から曲がってしまうということもあり、そういった状態になうと髪の毛がうねった状態になってしまいます。そのため前髪が癖毛になってしまうのです。こういった状態になると湿気の影響ですぐに髪の毛がうねるようになります。
毛穴の形は遺伝によって決まっていることがほとんどです。そのため毛穴の形を整えようとすることは不可能です。大切なのは毎日のケアで癖が出にくいようにすることで、シャンプーを正しく行うようにしたり、生活習慣を整えたり、トリートメントをしたりする方法があります。
髪の毛が細くなると癖が出やすい
髪の毛が太くてコシがあるとまっすぐきれいに伸びていきます。しかし、やわらかい毛になるとどうしても髪の毛が細くなってしまい、細い髪の毛は癖が出やすいです。私たちの髪の毛が細くなることの原因として薄毛の始まりがあります。
髪の毛に満足に栄養が行き届かなくなるとどんどんと髪の毛が細くなってしまうのです。そこで髪の毛の栄養がきちんと髪の毛全体に行き届くように頭皮をマッサージして血行不良を改善したり、髪の毛の傷みを補修してあげるために洗い流さないトリートメントをしたりすると効果が期待できます。
前髪の生え際の癖が気にならなくなる方法!
前髪の生え際にある癖が気になって仕方がない場合、できれば何かうまく対処できる方法がないかと誰もが思うものです。セットをしてもすぐに癖が出てきてしまう人はこういった方法を取るとうまく隠せるようになります。
前髪を厚くカットして癖を隠す
癖を目立ちにくくするためには前髪を厚めにカットするのがおすすめです。自分の髪の毛の重さによって抑えられ癖が出にくくなります。最近では前髪が厚めのカットも流行っているおかげで厚めにカットしても目立ちにくいです。
前髪を厚めのカットにすると聞くとまっすぐ眉毛の上で切り揃える最近の若い子たちに流行っている髪型を想像します。ああいった髪型は似合わないから前髪厚めのカットは無理だと思う人も多いです。しかし、前髪厚めのカットも他に色々なものがあり、サイドに流してセットすることもできます。そのため自分の顔の形や好みのスタイルに合ったものに仕上げることが可能です。
癖が出ている生え際だけ短く切る
癖が出ている部分だけ髪の毛を短く切ってしまうというのも癖毛を解消する方法の一つとしてあります。髪の毛の癖が出やすい毛先をカットすることによってまっすぐなスタイリングがしやすい髪の毛にすることができるのです。
ただ、癖が根元から出ている人は毛先を短くしても効果がないので、そういった場合には生え際からカットするとセットがしやすくなります。特に前髪であれば後ろの方から髪の毛を持ってくることができるので前髪をカットしていたとしても調整をすることが可能です。
癖が出る前髪にだけ、縮毛矯正をかける
髪の毛の癖が気になる場合に縮毛矯正をかけるという方法があります。ストレートパーマよりもナチュラルに仕上がると人気です。この縮毛矯正は前髪にかけることもできます。前髪のみ縮毛矯正をかけるとほかの髪の毛は自然なカールを残しつつ前髪だけまっすぐのストレートな髪の毛を作ることができ、前髪のセット時間を短縮することができますし、髪型もセットしやすいです。
前髪の生え際、真ん中で分かれる癖の対処法
前髪の癖の中でも見た目に気になるのが真ん中で髪の毛が分かれてしまうものです。ぱっくりと前髪が割れてしまうと中途半端におでこが見えてしまいとても変なスタイルになってしまいます。そこでうまく髪の毛をスタイリングできるように真ん中で別れる癖への対処法を知っておきましょう。
お風呂のあと、ドライヤーで前髪をしっかり乾かす
お風呂の後タオルドライだけで終わらせてしまうと前髪の癖が出やすいです。そこでドライヤーを使ってしっかりと乾かすのはもちろんですが、その際にきちんと前髪をセットするように乾かすと翌日のスタイリングがしやすくなります。ブラシで梳かしつつ上からドライヤーをあてるときれいな癖がつきます。
別れてしまったら、濡らしてドライヤーで乾かす
セットをした後でも癖が強い場合には髪の毛がまた癖の出てくる状態になることがあります。しばらく経つとまた髪の毛が真ん中でぱっくり割れていた、という経験をしたことのある人も多いはずです。そういった時には再度水で濡らしてドライヤーでセットをするときれいな状態に戻すことができます。面倒ですが濡らしてセットをするのが一番仕上がりがきれいです。
癖が戻りやすい髪には、ハードスプレーでスタイリング
癖が出やすい人はできるだけそのスタイルがキープできるように工夫をしたいものです。そこでおすすめなのがハードスプレーを使う方法で、ハードスプレーを使えばスタイルがずっとキープできます。写真撮影や大事なお出かけなどこまめにセットを直すことができないけれどもスタイルをキープしたいという時にはおすすめです。
最近ではいろいろなスタイリング剤があり、ハードスプレーでもしっかりと形は固定しつつも流れのある自然なスタイリングにすることができるものも多いです。ぴっちりと固定されて動かないような違和感のないスタイリングができますからそういったスプレーを選びましょう。また、事前に美容室でカットする際に美容師さんにスプレーでのセットを意識したカットにしておいてもらうとスタイリングがしやすいです。
まとめ
前髪に癖があるとセットがしにくくて大変です。毎朝のことですからできるだけうまくセットができるよう工夫をしたいものでもあります。髪の毛の癖が出る原因を理解して対処をすると同時に髪の毛のセットがしやすいヘアスタイルにするのがおすすめです。